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アドバンスト・テクノロジー・プログラム(ATP) 先端機能材料
T1.微細パターン化技術の多様化-相克と共棲-
  • A.次世代リソグラフィ,B.ナノインプリント,C.自己組織化による微細パターン形成
セッションオーガナイザー:

古澤孝弘(阪大産研・准教授)、松井真二(兵庫県大高度産業科学技術研・教授)、関 隆広(名大院工・教授)、大西廉伸(東芝・研究開発センター デバイスプロセス開発センター・研究主幹)

趣旨:

「A.次世代リソグラフィー」の一つとしてEUVリソグラフィーの実用化が目前に迫っていますが、装置/プロセスが高コストであることから最先端半導体に用途が限定されています。

その一方で、従来のリソグラフィー技術と一線を画する「B.ナノインプリント」、「C.自己組織化」による微細パターン形成技術に注目が集まっています。「B.ナノインプリント」はリソグラフィー技術で克服すべきラインエッジラフネス(LER)パターンのナノ形状の制御に優れ、今後の発展が期待されています。「C.自己組織化」による微細パターン形成は、高額な装置を用いる必要がないというメリットだけではなく、多様な新機能を付与できる可能性を秘めています。

各サブセッションでは、個別の技術に関する最近の動向、進捗について活発に議論する場を提供すると供に、これら3つのサブセッション共通でパネルディスカッションを企画し、産業界の使う側の視点から、各技術の長所、短所、技術の棲み分けについて俯瞰的に議論します。

講演者: 選定中
  • A.次世代リソグラフィ
    • 基調講演
      • 高分子レジストから分子レジストへ:-Noria誘導体を含む最近のEUVレジスト材料の発展-(神奈川大工・理事/教授)西久保忠臣
    • 招待講演
      • EUV リソグラフィーの実用化に向けて(EUV露光装置の最新開発状況)(エーエスエムエル・ジャパン テクノロジーデベロップメントセンター・ディレクター)宮崎順二
      • EUVレジスト材料とプロセス開発(半導体先端テクノロジーズ 第三研究部・主管研究員)井谷俊郎
      • EUVリソグラフィ―研究開発センターにおけるリソグラフィー開発(仮題)(兵県大高度産業科学技術研・准教授)渡邊健夫
    • 依頼講演
      • 「MNC2010グリーンリソグラフィシンポジウム」から見る低コスト、高効率リソグラフィの方向性(ルネサス エレクトロニクス 生産本部 プロセス技術統括部・主任)永原誠司
      • 次世代リソグラフィ用材料の開発状況(東京応化工業 開発本部 次世代材料開発部・部長)佐藤和史
      • EUVリソグラフィー用レジスト下層膜の開発(日産化学工業 電子材料研究所・副主任研究員)坂本力丸
      • EUVリソグラフィー材料の開発 -現状と今後-(JSR 精密電子研究所・主事)志水 誠
      • ポリマーPAG型EUVレジスト材料の開発(富士フイルム R&D統括本部 エレクトロニクスマテリアルズ研究所・主任研究員)樽谷晋司
  • B.ナノインプリント
    • 基調講演
      • ナノインプリントの最新動向(兵県大高度産業科学技術研・教授)松井真二
    • 招待講演
      • フィルムモールドを用いた高輝度LED用ナノインプリントプロセス装置(東芝機械 ナノ加工システム事業部 微細転写技術部・部長)後藤博史
      • ナノインプリントモールド(HOYA R&Dセンター・フェロー)流川 治
      • 光ナノインプリント(産総研集積マイクロシステム研究センター・研究チーム長)廣島 洋
      • ナノインプリントの物理化学とシミュレーション(阪府大院工・教授)平井義彦
      • 光ナノインプリントにおける界面機能分子制御(東北大多元研・教授)中川 勝
    • 依頼講演
      • ロールナノインプリントによるモスアイ型反射防止膜の製造(三菱レイヨン 横浜先端技術研究所・リサーチフェロー)魚津吉弘
      • ナノインプリント材料(ダイセル化学工業 研究統括部 コーポレート研究所・主任研究員)湯川隆生
    C.自己組織化による微細パターン形成
    • 基調講演
      • Dewetting現象を利用した微細パターン化とフォトニクスへの展開(千歳科技大・教授)オラフカートハウス
    • 招待講演
      • 超微細インクジェットの開発と応用(産総研ナノテク・連携研究体長)村田和広
      • 金属ナノ粒子・微粒子の合成と配列(北大院工・教授)米澤 徹
      • シルセスキオキサンを導入したブロック共重合体の開発と精密パターン化(東工大院理工・准教授)早川晃鏡
    • 依頼講演
      • 無機薄膜の表面パターン化と配向化(東大院工・助教)西村達也
      • 光物質移動によるレリーフ形成の新展開(横国大院工・助教)生方 俊
      • 階層構造をもつ粒子作成とメタマテリアルへの展開(東北大多元研・准教授)藪 浩
      • 有機無機ハイブリッド材料の配向操作とレリーフ形成(名大院工・教授)関 隆広
T2.ディスプレイ材料の開発最前線
  • A.OLED,B.電子ペーパー
セッションオーガナイザー:

森 竜雄(名大院工・准教授),前田秀一(東海大工・教授)

趣旨:

ディスプレイ分野の技術革新は著しく,市場構造は激しく変化しています。中でも次世代ディスプレイとして有機EL(OLED)の研究開発が活発に行われ,モバイルからテレビへと実用化領域が広がりつつありますし,また紙メディア代替として電子ペーパーの開発も盛んであり,電子書籍向けを中心として本格的な立ち上がりを見せています。

本セッションでは,OLED,電子ペーパーの2つのサブセッションを設けて,現状と将来展望,それを支える材料,部材,デバイスやプロセス技術の最新技術動向,および用途展開について討論します。今回のOLEDサブセッションにおいては,OLEDディスプレイの本体から周辺材料まで,液晶のバックライトにも利用できる白色OLEDにも焦点を当てて,最新動向を討論します。一方,電子ペーパーサブセッションでは,紙メディア/電子ペーパーのポテンシャルを対比するとともに,電子ペーパーで提案されている様々な表示方法の特長と開発動向,電子書籍以外の用途展開についても発表していただき,電子ペーパーの可能性について活発に議論する場を提供します。

講演者: 選定中
  • A.OLED
    • 基調講演
      • 有機半導体材料の新展開とELへの展開(九大最先端有機光エレクトロニクス研究センター・センター長・教授)安達千波矢
    • 招待講演
      • 有紀EL照明技術の開発動向と将来展望(パナソニック電工 先行技術開発研究所・技監)菰田卓哉
      • 高分子EL素子の高効率化と寿命向上に及ぼす分子間相互作用の影響(北陸先端大マテリアルサイエンス・教授)村田英幸
      • 固体NMRによる有機EL非晶構造解析(仮題)(京大化研・教授)梶 弘典
    • 依頼講演
      • 透明有機ELとその関連技術(東京工芸大工・教授)内田孝幸
      • トップエミッションデバイスにおける半透明陰極の検討(シャープ 研究開発本部 先端材料・エネルギー技術研究所・主任研究員)藤田悦昌
      • 有機ELディスプレイ付スイッチの開発及び市場動向について(日本開閉器工業・特機部部長)大貫一光
      • 塗布型りん光材料を用いた有機EL照明(昭和電工(株)研究開発センター・シニアリサーチャー)近藤邦夫
      • 商品化迫る有機EL照明(仮題)(NECライティング 開発本部・開発マネージャー)東口 達
      • 高分子OLED材料の最新開発状況(仮題)(住友化学 筑波研究所・グループマネジャー)山田 武
      • 有機EL用高速電子輸送材料の開発(信州大繊維・准教授)市川 結
      • プラスック基材への高品質ITO薄膜の作製(三容真空工業・顧問)小川倉一
      • 有機膜へのスパッタダメージの可視化法(仮題)(産総研光技術・主任研究員)高田徳幸
      • 時間分解光導波路分光法による青燐光材料(CBP/Firpic)の逆エネルギー移動の直接観測 (富士フイルム R&D統括本部 解析技術センター)平山平二郎
  • B.電子ペーパー
    • 招待講演
      • 紙メディアの身体感覚と認知特性から見たポテンシャル(東京大学名誉教授/前日本印刷学会会長)尾鍋史彦
      • 電子ペーパーの動向(東海大工・教授)面谷 信
    • 依頼講演
      • ロイコ染料を用いたパッシブマトリックス電子ペーパー(船井電機 新応用技術研究所・開発部 研究員)鈴木雅雄
      • 有機/金属ハイブリッドポリマーを用いた表示デバイスの開発(物材機構 国際ナノアーキテクトニクス研究拠点・JST-CREST・独立研究者/グループリーダー)樋口昌芳
      • 発光・発色デュアルモードを有する電子ペーパー技術(千葉大院融合科学・教授)小林範久
      • ツイストボール型電子ペーパー(綜研化学PLD事業推進プロジェクト・副リーダー)滝沢容一
      • On Site Visualization(神戸大院工・教授)芥川真一
      • 防災・災害時の電子ペーパーの利用(仮題)(建設技術研究所 道路・交通部・部長)野村 貢
      • 電気泳動方式電子ペーパーサイネージ(仮題)(凸版印刷 情報コミュニケーション事業本部 メディア事業開発本部 開発部・部長)檀上英利
T3.未来材料
  • A.次世代フォトニクス材料,B.超分子素子を目指したプログラミング,C.バイオミメティック材料の新展開
セッションオーガナイザー:

小池康博(慶大理工・教授),山元公寿(東工大資源研・教授),下村政嗣(東北大WPI-AIMR/東北大多元研・教授)

趣旨:

科学技術が進展する中、より豊かな未来を創造するための新機能材料開発に対する社会の期待はますます高まっています。本セッションでは、こうした中で注目されている以下の三領域を取り上げ、最先端の話題と共に、それぞれの切り口における「未来材料」を議論する機会を提供します。

A. 次世代フォトニクス材料:超高速伝送、高画質ディスプレイの急速な発展に伴い、従来のエレクトロニクス材料の延長では対応が難しくなりつつあります。それを超えるイノベーションはフォトニクスであると考えられます。本サブセッションでは、近年注目を浴びる有機フォトニクス材料を中心に、光ファイバー、光導波路、液晶ディスプレイのためのフォトニクス材料、光アクティブ素子などの最前線を探ります。

B. 超分子素子を目指したプログラミング:本サブセッションでは、特異機能を連動・増幅した機能階層的な精密超構造体を目指し、思い通りに自在に物質を組み上げる「超分子プログラミング」に焦点を当てます。この超分子プログラミングを駆使したナノサイズの超構造体から、革新的な機能を連動・増幅して高効率で取り出せる未来型の超分子素子の開発への挑戦について紹介します。

C. バイオミメティック材料の新展開:多様な生物の構造と機能を模倣し、着想を得て新たに設計される材料開発の新しい潮流が世界的に注目されています。欧米では、ナノテクノロジーと生物学・博物学を基盤とする学際的な融合領域に成長しており、さらには、省資源、省エネルギーを可能とする生産技術の革新をもたらすものとして、産業界の関心も高まっています。日本における研究開発の現状と課題について討議します。

講演者: 選定中
  • A.次世代フォトニクス材料
    • 基調講演
      • Face-to-Faceコミュニケーションのためのフォトニクスポリマー(仮題)(慶大理工・教授)小池康博
    • 招待講演
      • 次世代光インターコネクトデバイス用フォトニクスポリマー(東北大多元研・准教授)杉原興浩
      • 光学用高分子液晶フィルム(仮題)(JX日鉱日石エネルギー)豊岡武裕
      • LCD用光学補償フィルムの材料設計と最新動向(カネカテクノリサーチ 調査部・部長)藤井貞男
      • ROMP触媒によるフォトレジスト材料の開発(三井化学新材料開発センター・研究主幹)須永忠弘
    • 依頼講演
      • (仮題)全フッ素GI型プラスチック光ファイバの開発と応用展開(旭硝子 新事業推進センター )田中爾文
      • 部分塩素化ポリマーを用いたGI型光ファイバの開発(積水化学工業積水化学工業 環境ライフラインカンパニー 京都研究所 開発推進プロジェクト・主任研究員)中尾亮介
      • コレステリック液晶を用いたフォトニック結晶の省エネルギー液晶ディスプレイ(e2-LCD)への応用(メルク新技術開発本部 新技術開発部・マネージャー)鈴木成嘉
  • B.超分子素子を目指したプログラミング
    • 基調講演
      • 配位プログラミングによる化学素子へのアプローチ(東大院理・教授)西原 寛
    • 招待講演
      • 超分子ヒドロゲルを基盤としたバイオ素子への展望(京大院工・教授)浜地 格分子
      • からマクロへ・マクロから分子へ:超分子階層構造とHand-Operationg Nanotechnology(物材機構 国際ナノアーキテクトニクス研究拠点・主任研究者)有賀克彦
      • ブロックコポリマーテンプレート工学:ナノ構造とナノ機能のプログラミング(東工大資源研・教授)彌田智一
      • 応用を指向した有機/金属ハイブリッドポリマーの配位プログラミング(物材機構 国際ナノアーキテクトニクス研究拠点・グループリーダー)樋口昌芳
      • 単電子エレクトロニクスへのナノ粒子科学からのアプローチ(筑波大院数理物質・CREST-JST・教授)寺西利治
    • 依頼講演
      • ヘムタンパク質階層プログラミング:革新的バイオデバイスへの挑戦(阪大院工・助教)小野田 晃
      • 電子・光・磁気機能を発現する超分子集合体の構築(筑波大院数理物質・准教授)山本洋平
      • 分子デバイスを創る電極からのプログラム・分子からのプログラム(阪大産研・准教授)谷口正輝
      • 導電性高分子の自己組織化ナノワイヤー・ナノファイバー1本レベルの電気物性(東農工大院BASE・准教授)下村武史
    C.バイオミメティック材料の新展開
    • 基調講演
      • バイオロジーとナノテクノロジーのマリアージュ:バイオミメティクスから生物規範工学へ(東北大WPI-AIMR・東北大多元研・教授)下村政嗣
      • 自然のすごさを賢く活かすものつくり(東北大院環境・教授)石田秀輝
    • 招待講演
      • 生物規範光学材料(浜松医科大・教授)針山孝彦
      • 生物規範感覚システム:昆虫の化学センシングを規範にして(神戸大院理・教授)尾崎まみこ
      • バイオミメティクスと植物保護(京大院農・准教授)森 直樹
      • 自然に学ぶものづくりと企業活動(積水インテグレーテッドリサーチ・主席研究員)佐野健三
    • 依頼講演
      • 自己組織化によるモスアイ構造の作製(三菱レイヨン 横浜先端技術研究所・リサーチフェロー)魚津吉弘
      • 海洋生物に学ぶ防汚材料設計(北大院先端生命科学・教授)室ア喬之・E 剣萍
      • 生物を規範とする接合材料(物材機構 ハイブリッド材料センター 機能化インターコネクショングループ・グループリーダー)細田奈麻絵
      • メカノタクシス:生物規範細胞操作材料の設計(九大先導研・教授)木戸秋 悟
      • ネムリユスリカに学ぶ極限環境システム(農業生物資源研究所 昆虫科学研究領域 乾燥耐性研究ユニット・ユニット長)奥田 隆
      • 生物規範飛行システム(千葉大院工・教授)劉 浩
      • 生物規範トライボロジーと自動車部品(トヨタ自動車 パワートレーン材料技術部・主幹)鈴木 厚
      • ナノインプリントによるバイオミメティクスデバイス開発への貢献の可能性(日立材料研 環境材料プロセス研究部・主管研究員)宮内昭浩
      • 生物規範はっ水表面の創製(産総研サステナブルマテリアル・研究グループ長)穂積 篤
      • 生物規範親水材料(INAX 総合技術研究所・室長)井須紀文
      • オパールフォトニック結晶によるチューナブル構造色材料の創成(物材機構 光材料センター・主幹研究員)不動寺 浩
      • バイオミメティック・データベースとしての昆虫インベントリー(科博 動物研究部・研究主幹)野村周平
      • バイオミメティック・データベースとしての魚類インベントリー(科博 動物研究部・研究主幹)篠原現人
      • バイオミメティック・データベースとオントロジー(阪大産研・准教授)古崎晃司
      • 生物規範技術の包括的ガバナンス(産総研ナノシステム・ナノテクノロジー戦略室長)阿多誠文
      • バイオTRIZと生物規範創発工学(新潟大工・教授)山内 健
      • 自己組織化プロセスの発生遺伝学的検討(北教大札幌・教授)木村賢一
      • 数理科学とバイオミメティクス(東北大院情報・教授)久保英夫
      • 自己組織化マイクロリンクルと応用(産総研ナノシステム・グループ長)大園拓哉
      • 生体の水潤滑を規範としたポリマーブラシの設計と摩擦特性(JST, ERATO・グループリーダー)小林元康