会 期:2014年10月14日(火)~16日(木)
会 場:タワーホール船堀
問い合わせ:公益社団法人日本化学会 企画部
Mail festa@chemistry.or.jp / Tel 03-3292-6163
主催:公益社団法人日本化学会
後援:
文部科学省,
経済産業省,
国立科学博物館,
科学技術振興機構,
日本化学工業協会,
新化学技術推進協会,
産業技術総合研究所,
理化学研究所,
日本原子力研究開発機構,
物質・材料研究機構,
江戸川区
2014/10/09 学生ポスター 発表中止 P4-088
2014/10/09 ノーベル賞解説講演会 プログラム確定
2014/10/08 学生ポスター 発表中止 P7-075
2014/10/01 太陽電池 講師変更 大北 英生 氏 → 辨天 宏明 氏
Diversity! -化学は多様性を促進する- 社会ニーズの多様化に牽引されて科学技術のボーダレス化、多様化が進んでおり、 新たな物質を生み出すことのできる科学技術である「化学」は、この多様化を促進する基盤となっています。 テーマ企画では、エネルギー、食、医療など人類普遍の課題解決に向けた化学技術、3Dプリンタや様々な機能材料など未来社会に向けた新技術、 計算科学や結晶解析などの基盤技術など、化学に関わる多様な技術群を俯瞰するセッションを企画するとともに、ビジネス戦略、研究成果発表ガイダンス、 女子学生キャリアアップ支援など、多岐にわたるセッションも企画しています。多様性に挑戦する化学技術シナリオを体感できるテーマ企画に、是非ご参加下さい。
近年、19.3%という高効率なペロブスカイト型太陽電池が報告されました。 本セッションでは、色素増感太陽電池、有機薄膜太陽電池を含めた次世代プリンタブルハイブリッド太陽電池の現状と将来を議論します。 これらの分野を先導する方々に、先進技術を紹介いただくとともに、効率、耐久性、コスト等の課題を踏まえ、どこまで次世代太陽電池が発展するかを議論します。 会場の皆様の参加も期待しています。
20世紀の有機化学研究により蓄積された分子構造と高次構造の制御に関する知見を生かし、 有機エレクトロニクスは飛躍の時を迎えています。一方、21世紀における事業化(研究)では各々が置かれた立場において戦略全体に関与し、 異分野を巻き込みながら推進する心構えが必要となります。本セッションでは、「事業化を見据えた基礎研究・化学の役割」をキーワードに 、次世代を担う若手による講演とパネルディスカッションにより、有機エレクトロニクスの将来について議論します。
21世紀はカーボンの時代と言われています。フラーレン、グラフェン、カーボンナノチューブなどに代表されるナノカーボンは、 しなやかで極薄・安定かつ強靭材料であるだけでなく、人類がかつて経験したことない驚異的な量子性能が次々と見いだされ、新たな構造部材やエレクトロニクス 、医療・バイオ分野まで応用の期待が広がっています。本セッションでは、このような最先端分野で活躍する研究者が一堂に会して、豊かな未来を築く技術戦略や 課題解決手段などを紹介します。
燃料電池の普及と水素供給インフラの整備が進展し、本格的な水素エネルギー社会の到来を目前にしている現在、 水素分子の性質を材料化学の観点で深く理解することは重要な課題です。本セッションでは、間近に迫った燃料電池自動車の市場導入と、 それを支える自立的かつ安定的な水素供給構造の構築という社会要請を背景として、水素の製造技術、高圧水素が関わる特異な材料物性などについて議論します。 近未来の再生可能エネルギーの利用促進を支え、持続可能な低炭素社会の実現に寄与しうる、革新的な材料技術の研究開発動向を探ります。
リチウムイオン電池が市販されてから20年以上が経ち、スマートフォン、タブレットの実現に貢献しました。 さらに、HEVやEVなど大型のリチウムイオン電池にも展開しています。このような中、今後のリチウムイオン電池を中心とする蓄電池開発をどう考えていけばよいか? 本セッションでは、これまでのリチウムイオン電池開発を俯瞰し、次世代蓄電池につながる研究開発動向について紹介します。
光を用いた科学技術「光科学技術」の近年の発展は目覚ましいものがあり、レーザーやディスプレイだけでなく 、最新型メモリや医療応用へも展開しつつあります。光科学技術を新ビジネスへと応用するためには、光の持つ特性を自在に操る光機能性の物質研究が必要です 。本セッションでは、21世紀社会を切り拓く光材料化学の最先端について報告し、新産業展開に向けた新しいシーズの可能性を紹介します。
キラリティーに係わる化学は、化学の枠を越えて、医薬、生物学、物理学へと広がっています。不斉合成をはじめとして、 キラリティーを利用した様々な機能性材料の研究が推進されており、キラル高分子材料は一部実用化のレベルに達しています。本シンポジウムでは、 キラル化学を軸にして、有機、無機、高分子材料、ハイブリッド材料、デバイス、産業応用など、最新のトピックスを取り上げ、講演とパネルディスカッションを行います。
ゲル科学の進展は著しく,以前に想像もできなかったような新しい性質や機能をもつゲルが続々と開発されています。 瞬時に固まるゲルや,壊れても戻る自己修復ゲル,さらにゲルをいろいろな形に自由に造形する3Dゲルプリンターなどのイノベーションが進んでいます。 生物の多くの部分がゲルで構成されていることになぞらえると,ゲルはまるで「いきもの」のように進化しているようにも見えます。 このような“ゲルの進化”を実感できるように,参加者が実際に進化したゲルに見て触れていただけるデモをご用意しました。 そしてゲルの進化を引き起こしている研究者や開発者らによる生の声をプレゼンでお届けします。ゲルの進化論を大いに語り合いましょう!
石油化学は、エチレンなどの少数の単純な基幹物質を複雑な構造へ転換することにより、各種の機能材料を得てきました。 一方、バイオマスは糖鎖、リグニン、タンパク質、DNAなど多種多様で複雑な構造の化学物質から構成されます。 バイオマス化学では、これらの物質が元から有する複雑さや機能を有効に活用することが肝要と思いませんか?本セッションでは、 バイオマスの特性を活かした化学展開に焦点を当て、バイオマス材料ならではの新たな機能・性能について議論します。
食品には、「栄養」、「おいしさ」、そして「生体調節」の3つの機能が知られています。本セッションでは、食品成分の優れた生体調節機能について優れた研究成果を挙げている、機能性成分の有効性研究とメカニズム研究に焦点を当てます。それぞれの機能性成分は、人類が永らく摂取してきた身近な食材に含まれており、肥満、疲労、免疫調節、血管機能などに効果があることが、最新のメカニズム研究とヒト試験により確かめられてきています。世界的な成長市場である機能性食品の研究開発動向について、「機能性食品の現状と未来像」の基調講演に続き、その最前線の取組みを紹介します。
和食が昨年末に無形文化遺産に登録されるなど、日本の食は世界に広がり、今後の経済成長の1つの柱になると期待されています。 「安全」、「健康」、「おいしさ」がブランドイメージである日本の食を積極的に海外展開するには、生産性向上、安全性確保、流通や保存の技術、 おいしさの解析など様々な研究開発が必要とされます。本セッションでは、日本の強みを広げる最先端の食品関連技術の展開を、化学のアプローチを中心に幅広く紹介します。
私たちの健康な暮らしのために、医薬・バイオは大変役に立っています。多くの創薬研究者が新薬開発を目標に日夜研究を進め、化学、生物学、 医学などの最先端科学を「クスリ」という形に変えています。また、バイオ技術を利用した創薬や新たな機能性食品にも目が向けられています。本セッションでは、 産学の第一線の研究者が医薬品や機能性食品の研究開発について実例を発表し、研究のブレイクスルーとなるような新たな展開をどのように見いだし、健康に役立つ製品へ 結び付けるためにどのような戦略で研究を進めてきたかを紹介します。
ヒトゲノム計画が2003年に完了し、ポストゲノム時代に突入した現在、遺伝子情報を用いて個人の疾患予測や薬剤感受性などを把握し、 個別化医療や個別化創薬が進められる段階に来ています。この実現のためには、疾患に関わるタンパク質や遺伝子の変化を診断して、患者と薬を選択することが重要です。 個別化医療とコンパニオン診断薬(治療薬を選択するための診断薬)の一体開発により、個々の患者への治療薬や疾患予防情報の提供も可能となり、 素材・材料メーカーにとっても、医療領域でのビジネスチャンスが生まれるでしょう。本セッションでは、個別化医療及びコンパニオン診断薬の基礎から、 医療及び産業へのインパクトまで、個別化医療の方向性を考えます。
細胞・再生医療は医療に革命をもたらし、38兆円の新市場を産むと期待されています。新法制定、法改正、規制緩和、公的資金投入など、 政策面からの産業化支援も進んでいます。細胞、医療のみならず、培地、検査、容器、保管・輸送等の化学が関わる多くの技術が必要な産業です。 また、この技術は化学物質や医薬品の安全性試験などに向けたヒトモデルの作製も可能とします。本セッションでは、細胞・再生医療の将来像を化学の視点から考えます。
近年話題となっている3Dプリンターは、約30年前に基本コンセプトが提案されて以来、製品開発や試作品製作等工業界で利用され、 また廉価な装置の上市でパーソナルユースも広がりつつあります。しかし、未だ3Dプリンターで何ができるのか、また産学官に与えるインパクトは何なのか、 理解されているとは言い難い状況です。本セッションでは、3Dプリンターの基本原理とその応用の紹介および装置メーカーによるデモンストレーションを通じて、 「3Dプリンターで何ができるか」を考える機会を提供します。
乳化とは、水と油のような混和しない液体を擬似一液化する技術であり、従来から香粧品・食品・インク・医薬品などの製剤に欠かせないものとなっています。 最近では、機能性粉体や泡を利用した新規乳化技術や、乳化系を活用したナノ粒子やDDS担体の開発など、さらに研究は深化しています。本セッションでは、学、産それぞれの指導的研究者が最新の乳化技術や製品化事例を紹介し、議論を行います。
2014年は、国連により世界結晶年に定められました。それは、2009年ノーベル賞の受賞研究テーマである「リボソームの構造と機能の研究」 に代表される巨大分子の構造解析や、無機結晶構造の精密解析、低分子結晶内の分子の動きの解析などが可能となるまでに、結晶学が顕著に進歩したからです。 そして現在、最先端の放射光や中性子線を駆使した結晶構造解析により、最先端材料の開発や応用につながる化学へと、結晶学の活躍の舞台が変化しつつあります。 どこまで何がわかるようになったのか、トピックスを挙げてわかりやすく紹介します。
理論・情報・計算化学に基づく様々な手法が産官学を問わず急速に普及していますが、方向性の違いなどから相互の十分な理解に至っていないのが 現状です。そこで、産官学において第一線で活躍している研究者が一堂に会し、理論・情報・計算化学がどのように使われ、今後どのような技術が必要になるかを議論します。 本セッションを通して、「これらの技術が将来どのように活かせるのか?」のヒントを提供します。
スピードが求められる今日の競争環境において、自社技術だけでなく他社が持つ技術やアイデアを組み合わせて、革新的な商品やビジネスモデルを 生み出す「オープン・イノベーション」に転換する日本企業が最近増えています。求められる姿は、従来技術や非コア技術の外部による補填や研究開発コストの削減のためではなく、 新たな事業創造を切り拓くための新規のコアテクノロジーの創成とビジネスモデル構築を巡る外部とのアライアンスです。そこでは、『これまでなかったものを新しく生み出す』 シーズ発掘の視点での外部との連携が必要になると考えられます。本セッションでは、この要望を解決するために、大学・企業・支援機関が異分野創造型 「オープン・イノベーション」へ変革する道筋やあるべき姿を議論します。
産官学を問わず、男女共同参画はこれからの科学技術分野の発展においてとても重要な課題であり、多様な取り組みが行われています。 前回の好評をうけて今回も、様々な機関において活躍されている女性研究者と女子学生・大学院生の交流を目的として企画を開催します。 ステップアップを目指す女性研究者たちが、研究者を目指す女子学生・大学院生に、研究者として活躍する自分の将来像を具体的にイメージできるようなアドバイスや 励ましを贈ります。多くの女子学生・大学院生の参加をお待ちします。
報告書やプレゼンテーションで周りに差をつけられていませんか?自分の研究や仕事の成果が論文審査員や上司に評価してもらえずに悩んでいませんか? 成果を正しく評価してもらうためには、高度な内容でもわかりやすく、より注目されるように発表することが重要です。科学リテラシーを含む論文発表に関する講演や、 プレゼンテーションを魅力的にする方法を様々な観点から紹介する講演など、科学者・技術者のアピール力向上に大いに役立つコツを伝授します。
最近の科学技術の発展は大変スピーディで、自分の専門分野以外の研究には疎くなりがちです。本セッションでは、最先端研究に携わる4名の講師が、 それぞれの分野にどういうニーズがあり、何を目指しているか?ということから最新の成果まで、わかりやすく紹介します。学生にとっては自分の専門分野以外の研究に興味を 持つきっかけを、企業研究者にとってはシーズ探索のヒントを提供します。
企業・国研・大学の研究者や学生などすべてのCSJ化学フェスタの参加者に向けて、産学官それぞれの研究開発アクティビティを紹介していただく場です。 本企画は回を追うごとに講演者や出展者、来場者が増え、年々注目度が増しています。今回は、企業に加えて国研や大学などから幅広い参加を予定し、 「大学・国研や学生などへ向けた企業のR&D活動PR」、「企業へ向けた国研や大学の研究シーズPR」、「共同研究や連携を意図した研究紹介」など、産学官の連携と交流を 深耕する契機としてご活用いただけます。なお、企業と学生の交流に関しては、日本経済団体連合会の「採用選考に関する企業の倫理憲章」を遵守した運営を行います。
企業や研究機関の全体像やR&Dアクティビティ,技術トピックスや製品開発事例,PRしたい研究成果,人材育成やキャリアパス, 連携事例やグローバル展開など,バラエティに富んだ様々な講演により,企業や研究機関の特徴が紹介されます。講演者は,研究開発の最前線に 立つ研究者や技術者から管理部署のマネージャクラスまで様々で,日頃聴くことの少ない企業や研究機関での研究開発や生産活動などの日常イメージ を分かり易く紹介いただきます。奮ってご参加下さい。
10月14日(火)
10月15日(水)
企業や研究機関の研究開発アクティビティが展示ブースで紹介されます。全体像や研究方針,製品などの一般的な紹介だけでなく, 得意技術や特徴的製品の開発事例,PRしたい研究成果などを,ポスターだけでなく製品サンプルやモデルの展示なども活用して紹介していただきます。 本企画は学生ポスター発表と同じ会場で開催するため,学生をはじめ多くの産学官の参加者が会場に詰めかけ,毎回大盛況の中で様々な質疑応答が繰り広げられます。 今回も,活気溢れる会場に是非ご参集下さい。
出展社名 | 10/14 | 10/15 | 10/16 | 出展内容 |
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茨城県中性子ビームライン | ■ | ■ | ■ | 茨城県は,中性子の産業利用を促進するため,大強度陽子加速器施設(J-PARC)に2台の中性子回折装置を設置しております。今回は,主に,材料開発に最適な汎用の中性子回折装置である『iMATERIA』についてご紹介いたします。中性子の活用方法や具体的な測定方法など,専門スタッフがきめ細かにご説明いたしますので,是非お立ち寄りください。 |
J-PARC登録機関 (財)総合科学研究機構 (CROSS) |
■ | ■ | ■ | CROSSは,特定中性子線施設(J-PARC)の登録施設利用促進機関として,MLFの中性子共用ビームラインを利用するユーザーの支援をしています。 |
SPring-8/(公財)高輝度光科学研究センター | ■ | SPring-8は世界最高性能の放射光を発生する大型の共同利用施設です。放射光は先端計測手段として,材料科学,環境科学等様々な分野で広く利用されています。展示では,SPring-8の利用システムや課題解決に貢献した利用成果をご紹介します。 | ||
(独)日本原子力研究開発機構 | ■ | (独)日本原子力研究開発機構は福島第一原発事故を受け,除染などの活動を精力的に行っています。その中で技術移転活動によって生まれた気象測定放射線メーター,熱中症警告装置などの展示を行います。また,高崎量子応用研究所では,電子線,ガンマ線,イオン線を利用した新しい機能性化学物質の開発,医療への応用,微生物・植物育種などの分野での研究開発を行っています。展示では,これらの成果紹介とともに,施設利用や先端分析技術,企業との共同研究に役立つ独自の仕組みなどをご紹介します。 | ||
(独)理化学研究所 計算科学研究機構 量子系分子科学研究チーム |
■ | 理化学研究所計算科学研究機構量子系分子科学研究チームでは,分子科学計算ソフトウェア「NTChem」を開発しています。京コンピュータ上で公開されており,一般利用が可能です。このブース展示では「NTChem」の機能や事例をご紹介します。 | ||
旭化成グループ | ■ | ■ | 旭化成グループはケミカルズからエレクトロニクス,ヘルスケア等に至る幅広い領域で世界No.1の製品群を数多く持ち,積極的なグローバル展開を推進しています。今回のブース展示では,世界に誇る旭化成の最先端技術/製品の一端をご紹介します。 | |
旭化成エンジニアリング(株) (AEC) | ■ | ■ | ■ | 旭化成エンジニアリング(AEC)は旭化成グループの総合エンジニアリング会社です。プラント建設,生産管理システム,環境設備,システム機器等,多岐にわたる弊社の事業の中からその一部をご紹介いたします。 |
旭硝子(株) | ■ | 旭硝子(株)は,”ガラスと化学”をコアテクノロジーとして,幅広い分野へ製品群を展開しております。ブース展示では,コアテクノロジーの概要と,特色ある製品をご紹介いたします。特色を実感できるサンプルを揃えておりますので,是非ご体験下さい。 | ||
(株)旭リサーチセンター | ■ | 旭リサーチセンターは,旭化成グループのシンクタンクで,技術とビジネスの動向を調査しています。化学産業や環境技術を中心とした技術の知識を有する専門家と経済の専門家,マーケティングの専門家のシナジー効果を活かした調査を行っています。これまでの調査の実績を中心として,得意とする調査分野や調査手法についてご紹介します。 | ||
味の素(株) | ■ | ■ | 味の素(株)は,「Eat Well,Live Well」を理念に食品,健康・医薬,バイオ・ファインなど幅広い事業を展開しています。当社のバイオ・ファイン事業におけるR&Dテーマの例をとりあげ,味の素(株)のもつファインケミカルな側面をご紹介いたします。 | |
出光興産(株) | ■ | ■ | 出光グループでは,経済と環境の調和ある低炭素・循環型社会の形成,発展に貢献すべく,エネルギー,高機能材に関わる研究開発を行っています。今回は,高機能材分野の製品・技術の一端をご紹介します。 | |
宇部興産(株) | ■ | ■ | 宇部興産は,「共存同栄」,「有限の鉱業から無限の工業へ」という創業の理念を踏まえ,独創的な技術力に裏打ちされた「モノづくり」と,時代のニーズを先取りし変化を怖れないチャレンジ精神で社会に貢献する価値創造型企業であり続けます。有機化学,無機化学,高分子化学から創薬化学まで多岐にわたるサイエンスをベースとしたR&D活動の中から,特色ある製品や技術をご紹介します。 | |
花王(株) | ■ | ■ | ■ | 花王は,心をこめた“よきモノづくり”を通じて,世界の人々の豊かな生活文化の実現と社会のサステナビリティへの貢献を目指しています。R&Dは経営の中心に据えられ,消費者起点・現場主義・叡智の結集などをキーワードに活動しています。今回,天然原料からの油脂アルコールの開発(基盤技術)や皮膚上の塗膜構造に着目した保湿スキンケア製剤の開発(商品開発),環境問題への取組みを例に花王のR&D活動を紹介します。 |
(株)クラレ | ■ | [ブース1]
ElplasiaRは底面に微細加工が施された細胞培養プレートです。簡易操作でガン細胞等の3次元培養が可能で,医薬品のHigh-throughtput screeningでの有用性等をご紹介いたします。 [ブース2] <レジェンダ>は,クラレ独自の精密成形技術で作製したスタンパを駆使し,複雑で精密な微細パターンを形成した賦形フィルムです。LED光を透過させたときに表現される,様々な光の模様をご紹介いたします。 | ||
JNC(株) (チッソグループの事業会社) |
■ | 薄型TV,スマートフォンの飛躍的な普及の原動力となったTFT-LCDには,JNC㈱が世界的に高いシェアを持つフッ素系液晶が使われています。フッ素系液晶の開発動向について発表します。 | ||
JSR(株) | ■ | [ブース1]
潜熱蓄熱材料「CALGRIP(tm)」は,物質が固体から液体にかわるなど物質の状態が変化する際に放出されたり吸収したりするエネルギーを活用して,冷熱や温熱を蓄えておくことができるため,夜間の電力や太陽熱などの自然エネルギーの有効活用に貢献します。 [ブース2] JSRはコア技術である高分子技術を元に新しい技術領域の拡大に積極的にチャレンジしています。先端材料研究所で開発している新しい材料についてご紹介します。1つは周波数依存性が少なく高周波数領域でも低誘電性に優れる耐熱材料,もう1つは加工時や使用環境による残留応力を緩和させる低線膨張係数(低CTE)の低温硬化型感光性材料をご紹介します。 | ||
JX日鉱日石エネルギー(株) | ■ | JX日鉱日石エネルギーの中央技術研究所では,燃料/先端領域/化学/潤滑油/システムの5領域において研究開発を行っています。今回はその中から,再生可能エネルギーを貯蔵・輸送しやすい化合物として固定化する研究と,光学設計技術を生かして開発したスクリーン用透明フィルムをご紹介します。 | ||
(株)島津製作所 | ■ | ■ | 化石燃料に替わる地球環境に優しい次世代エネルギーとして,微細藻類バイオマスや人工光合成などへの期待が高まっています。これら再生可能エネルギーの研究開発には様々な分析,評価が必要であり,さらにそれらは分析対象や状態はもちろん,高感度や高分解,迅速性や簡便,低コストなど,研究から産業化までの流れの中で求められる機能・性能は異なります。島津製作所ではこれら次世代エネルギーの開発をサポートすべく種々の取組みを始めており,その一端をご紹介します。 | |
昭和電工(株) | ■ | ■ | ■ | パワー半導体,ハードディスクメディア,ナノ炭素材料,燃料電池触媒から高機能性ポリマーや生理活性化粧品原料まで,昭和電工の多彩な先端材料と多様なハイテクをご紹介します。ご来訪を楽しみにお待ちしています。 |
住友化学(株) | ■ | 住友化学のエネルギー関連研究開発の一端を紹介します。高分子有機EL照明と新型二次電池を予定しております。 | ||
帝人(株) | ■ | 帝人グループ全体の紹介(動画およびPowerPoint)/開発中の素材(ポスターで紹介)/主な製品(素材とそれを使用した最終製品の実物および模型,ポスター)/産学連携の試み(ポスターで紹介)/弊社ショールームの紹介(ポスター) | ||
DIC(株) | ■ | ■ | ■ | DICは経営ビジョン“Color & Comfort by Chemistry”(化学で彩りと快適を提案する)のもと,デジタル印刷,エレクトロニクス,ディスプレイ,エネルギー,生活環境,インフラ建設,コーティング,パッケージなどの市場に向け,新製品開発に取り組んでいます。ブースでは「当社のコア技術と市場展開」「将来開発の具体例」などをご紹介いたします。 |
電気化学工業(株) | ■ | ■ | 電化グループは,ワクチンによる感染症の「予防」,迅速検査薬等による疾病の「診断」,高分子ヒアルロン製剤による「治療」や化粧品などで社会に貢献しています。これらのライフサイエンスの技術内容をご案内します。 | |
東ソー(株) | ■ | 東ソーは「化学の革新を通して,幸せを実現し,社会に貢献する」という企業理念の元,環境・エネルギー分野/医療・医薬分野/電子分野に注目し,研究開発を進めています。本ブースでは各分野の研究開発のトピックスをご紹介します。是非お越しください。 | ||
東レ(株) | ■ | 東レは,”Innovation by Chemistry"をコーポレート・スローガンとして,Chemistryを核に技術革新を追求し,「先端材料で世界のトップ企業」を目指しています。展示では,R&D全般および,CNTを利用した透明導電フィルムについて紹介いたします。是非お越しください。 | ||
(株)トクヤマ | ■ | (株)トクヤマグループは,ソーダ灰・セメントからポリシリコン・歯科材料に至るまで広範囲な製品の販売,開発を行っています。今回のブース展示では水銀フリーの殺菌光源である深紫外LEDと中性子線を高選択高感度に測定できるシンチレーター材料についてご紹介します。 | ||
(株)日産アーク | ■ | ■ | 日産アークは,有機,無機,高分子など化合物にとらわれず,自動車開発で培ってきた技術をベースに,各種電池,電子材料,医療・薬剤,自動車材料などに活用されている先進材料の分析,評価・解析を通じて,材料研究の様々な問題解決を行っています。10/16は講演でもナノ評価解析,3D等の可視化解析,超高感度分析,in-situ分析などの最近注目を浴びている事例について詳細にご紹介します。 | |
日産化学工業(株) | ■ | ■ | 「知の融合が創り出す化学」 日産化学は「人類の生存と発展に貢献する企業」をめざして挑戦し続けます。機能性材料分野とライフサイエンス分野で新しい価値の創出に取組む研究員よりご紹介します。 | |
日本化薬(株) | ■ | ■ | ■ | Smart Chemicals Companyを目指して日本化薬(株)が展開する「未来を創るコーポレート研究制度」や研究体制,研究者育成制度と共に,現在取り組んでいる研究テーマの一端をご紹介します。 |
(株)日本触媒 | ■ | 日本触媒の沿革,事業内容と研究開発活動について説明します。合成・触媒・プロセス技術をベースとして,電子情報材料,新エネルギー,半導体など各分野に展開した最近の研究開発のトピックスについてご紹介します。 | ||
(株)日立ハイテクノロジーズ | ■ | ■ | 日立ハイテクノロジーズは卓上顕微鏡MiniscopeRシリーズに新型検出器を搭載し,低真空での観察領域を広げた『新型卓上顕微鏡MiniscopeR TM3030Plus』を紹介いたします。 | |
(株)日立製作所 日立研究所 | ■ | ■ | 総合電機メーカである日立製作所における材料技術の重要性を説明するとともに,日立研究所での材料開発における最近のトピックスを中心に紹介します。 | |
富士フイルム(株) | ■ | ■ | ■ | 富士フイルムは「Value from Innovation」をコーポレートスローガンに掲げ,人びとが心を躍らせる革新的な製品やサービスを生みだし続けています。その一例をご紹介いたします。 |
三井化学(株) | ■ | 三井化学はヘルスケア,モビリティ,フード&パッケージングの3領域に研究テーマを重点化しています。新たな顧客価値を創造する三井化学のR&D方針・戦略をいくつかの製品とともにご紹介します。 | ||
(株)三井化学分析センター | ■ | ポリマー製品の表面における機能や性能には,粘着性,接着性,親水・疎水性,吸着性等があります。これらの機能評価に有効な手段となる表面分析機器を活用し,分析評価した事例をご紹介します。 | ||
三菱化学(株) | ■ | ■ | ■ | KAITEKI社会の実現に向けた研究開発についてご紹介します。事業領域および目指す未来,今後の研究開発ターゲットや組織,社外との連携などR&D戦略のご説明と重点開発分野における最近のトピックスを紹介します。 |
三菱レイヨン(株) | ■ | ■ | 【世界No.1のメチルメタクリレート(MMA)系事業体】モノマーからポリマー,加工製品に至る一貫生産体制についてご紹介します。【革新的なモスアイ型機能性フィルム&シート】蛾の複眼構造を模したバイオミメティック材料「消える保護シート」をご覧ください。 | |
(株)メディア研究所 | ■ | ■ | ■ | 新たに開発されたモノリスカラムにより簡単で高速に有機合成を実現します。PC制御による自動運転が可能で,Pd触媒が流出せず繰返し使用可能な経済的フローリアクターシステムです。独CreaPhys社の有機材料の昇華精製装置も合わせてご紹介いたします。 |
ライオン(株) | ■ | ■ | ■ | ライオンの事業分野は,家庭用日用品,医薬品,工業用化学品など多岐にわたります。 研究開発は「健康・快適・環境」をキーワードとして進めており,これら各分野の研究概容,および,技術の一例をご紹介します。 |
分野 | 10/14 | 10/15 | 10/16 | ||||||
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P1 | P2 | P3 | P4 | P5 | P6 | P7 | P8 | P9 | |
1. 物理化学 | ■ | ■ | ■ | ■ | ■ | ■ | |||
2. 無機化学・分析化学 | ■ | ■ | ■ | ■ | ■ | ■ | |||
3. 有機化学 | ■ | ■ | ■ | ■ | ■ | ■ | ■ | ■ | ■ |
4. 錯体・有機金属化学 | ■ | ■ | ■ | ■ | ■ | ■ | ■ | ■ | ■ |
5. 天然物化学・生体機能関連化学・バイオテクノロジー | ■ | ■ | ■ | ■ | ■ | ■ | ■ | ||
6. 高分子化学 | ■ | ■ | ■ | ■ | ■ | ■ | ■ | ■ | ■ |
7. 触媒化学 | ■ | ■ | ■ | ■ | |||||
8. 材料化学 | ■ | ■ | ■ | ■ | ■ | ■ | ■ | ■ | ■ |
本年度のノーベル物理学賞・化学賞の内容を、いち早く、分かり易く解説する講演会を実施いたします。
化学技術の進歩は、犯罪捜査の発展に大きく貢献しています。化学の力で犯人逮捕に挑むドラマは多数ありますが、はたしてその現実は? 化学と犯罪捜査に関連する話題を、様々な切り口でエキスパートの講師の方からわかりやすくお話しいただきます。化学者から犯罪捜査に興味のある一般の方まで、 多くの方のご参加をお待ちしています。
宇宙。多くの人が一度は憧れ、美しい星空を見上げたことがあるでしょう。すべての元素は進化と共に生まれました。化学と宇宙の意外な関係や、 日本が誇る宇宙開発の最先端技術などを、エキスパートの講師の方からわかりやすくお話しいただきます。化学者、天文マニア、一般の方まで楽しんでいただける企画です。
各機関からの情報発信により産学官の交流深耕、連携促進の一助とすることを目的として、(一社)日本化学工業協会、 (独)科学技術振興機構、 (独)理化学研究所、(独)産業技術総合研究所、(公社)新化学技術推進協会、(独)日本原子力研究開発機構、SPring-8利用推進協議会 研究開発委員会、(独)物質・材料研究機構、 三井化学(株)、(株)日産アーク、(株)日立ハイテクノロジーズが企画する特別企画が開催されます。有益な情報が得られる機会ですので、是非とも積極的にご参加下さい。
一般社団法人 日本化学工業協会(日化協)は化学人材育成プログラム協議会を創設し、産業界で活躍できる人材を育成するカリキュラムを有する大学院・専攻を
支援する取組を行っています。本産学交流会において、支援対象専攻の学生が研究内容の取組や履修内容について発表し、プログラム参加企業をはじめ多くの方々に様々な視点から
ご議論いただきます。また、企業における研究開発や生産現場で活躍する博士について、活躍事例の紹介を行います。多くの皆様のご参加をお待ちしています。
参考URL:化学人材育成プログラム
10月14日(火)
10月15日(水)
我が国が得意とする物質・材料研究で今後も国際競争力を発揮・強化するには、社会・産業の中長期的なビジョンやニーズを捉えた戦略的な基礎研究を
推進することが重要です。科学技術振興機構(JST)では、「元素戦略」「分子技術」「超空間制御」を物質・材料設計の上位概念として、大学・研究機関や分野等の既存の枠
を超えたサイエンスベースでの研究プロジェクトを推し進め、未来の物質・材料の創出に取り組んでいます。本企画では、各プロジェクトでの先端的研究成果を紹介しつつ、
シーズとニーズの出会い、これからの物質・材料研究の方向性や戦略について議論し展望します。
参考URL:戦略的創造研究推進事業
(独)理化学研究所(理研)環境資源科学研究センター(CSRS)は,植物科学,ケミカルバイオロジー,触媒化学を融合し, 多様な化学と生物の理解を礎に,バイオ素材の利活用技術や,環境に優しい物質生産プロセスの研究開発を進め,資源・エネルギー循環型社会の実現に貢献します。 本セッションでは,融合研究プロジェクトをはじめ,国内外機関との連携研究の研究成果をご紹介します。
産総研は、人類共通の課題である「持続的可能社会の実現」を目指して、バイオテクノロジー、ナノテクノロジ―などの先端研究から、 環境・エネルギー技術の研究、さらには計量・地質に係る研究まで幅広い分野のポテンシャルを結集・融合し、総合研究所の利点を活かした画期的な成果の創出を 目指しております。産総研における研究を広く産業界の皆様に知っていただくために、新たな先端化学産業を産み出す最新の成果を発表いたします。
公益社団法人 新化学技術推進協会(JACI)は,奨励研究講演会を継続して開催しております。
当協会では,将来の新産業の創出や社会の持続的発展に貢献する新化学技術の重点課題を提示し,
それに対して応募されたアカデミア若手研究者の研究テーマから,優れた研究計画を奨励し研究
助成する活動を行っています。本講演会では,過去に選出されたテーマの中で「ライフサイエンス・バイオ技術」
分野で優れた成果を挙げられている研究者の方にご講演をいただきます。講演に先立ち,当協会の研究奨励制度
および設定した課題に対する産業界の思いについても説明いたします。
参考URL:新化学技術推進協会(JACI)
独立行政法人日本原子力研究開発機構(原子力機構)は、中性子ビーム、イオンビーム、電子線・γ線、高強度レーザー、 放射光などの量子ビーム施設群を保有し、量子ビームの発生・制御・計測技術を高度化するとともに、量子ビームの優れた機能を総合的に活用することで、 環境・エネルギー問題の克服、医療・バイオ技術の革新に貢献する先端的研究開発を推進しています。このテーマ企画では、福島の環境修復や次世代の電池デバイス等に 貢献する高機能材料を創る、高効率触媒の化学反応を観る、そしてガン細胞を診つける、など原子力機構が行っている最先端のビーム利用技術を事例とともに紹介し、 ビーム利用の更なる可能性を追求します。
SPring-8利用推進協議会は、放射光の産業利用を促進する企業ユーザー支援団体として、最先端分析技術が産学官により広く展開されることを期待
しています。本企画では、化学分野での構造・物性解析において欠かせない放射光施設を利用した多様な実例の紹介と利用募集案内も行います。既に利用している方には幅広い
実験手法への展開検討を、これから実験したいという若手研究者にも、より身近な共同利用施設としてSPring-8を活用していく機会となることを期待します。
参考URL:SPring8利用推進協議会
独立行政法人物質・材料研究機構(NIMS)国際ナノアーキテクトニクス研究拠点(MANA)は文部科学省が進める世界トップレベル研究拠点の1つです。 MANAでは、ナノアーキテクトニクスという新しいコンセプトのもと、ナノ物質やナノの道具を使って、将来の電子材料や環境・エネルギー、バイオ分野に役立つモノづくりを 進めております。本セッションでは、MANAが進めている最先端の研究紹介に加えて、国際化、若手育成、国内留学など、MANAのユニークなプログラムについて紹介します。
三井化学は「地球環境との調和の中で、材料・物質の変革と創出を通して広く社会に貢献する」ことを目指しており、
ものづくりの基盤技術である触媒科学の発展に向けて触媒科学フォーラムを開催いたします。触媒科学の第一線でご活躍の丸岡啓二教授(京大)、
佐藤一彦研究センター長(産総研)ならびに2014年三井化学触媒科学賞受賞者により、最先端の触媒技術から実用化に向けた応用までをご紹介ただきます。
触媒科学の発展に向けた議論の場になることを願っております。
参考URL:三井化学 触媒科学賞
(株)日産アークは,有機,無機,高分子など化合物にとらわれず,自動車開発で培ってきた技術をベースに,各種電池,電子材料,医療・薬剤, 自動車材料などに活用されている先進材料の分析,評価・解析を通じて,材料研究の様々な問題解決を行っています。本セッションでは,これらの技術のうち, ナノ評価解析,3D等の可視化解析,超高感度分析,in-situ分析などの最近注目を浴びている事例について,詳細に紹介します。
日立ハイテクノロジーズの科学・医用システム部門では、先端ユーザーや大学・研究機関とのコラボレーションにより、電子顕微鏡、分析装置、バイオ関連機器、 医用分析装置など革新的製品やソリューションを生み出し、社会の発展に貢献しています。本セッションでは、特別企画「顕微鏡技術の最先端」と題し、電子顕微鏡を中心とした研究 事例紹介と技術提案を行います。最新鋭の高分解能観察技術から、極最表面の観察・分析、三次元複合解析、真空を必要としない大気圧SEM、試料乾燥等の前処理から解放するイオン液 体法などを紹介するとともに、昨年度より加わった走査プローブ顕微鏡では、電子顕微鏡、イオンミリング装置に横断した連携技術を発表します。ご期待下さい。