日 時:2005年3月28日(月)10:00〜12:00
会 場:神奈川大学横浜キャンパス 16号館セレストホール
(神奈川県横浜市神奈川区六角橋3-27-1)
学術研究に関わる多くの研究者にとって科学研究費補助金は欠くことのできない研究費である。この10年間で予算額は2倍に伸び、その拡充に伴い、透明性・公正性の確保を目的とした制度改革、審査・運用の一層の改善、および評価体制の整備がこれまで以上に重要な課題となっている。その一環として、科研費の審査・運用に研究者を関与させるプログラムオフィサー(PO)制度が導入されている。今後、科研費制度をより研究者に身近なものにしていくために、行政と研究の現場をつなぐPOの役割は大きいが、我が国ではまだ歴史が浅く、研究者に求められるPO像が具体化されているとは言い難い。本企画では、科学研究費補助金の制度設計・運営に当たる行政官、及びPOとして審査・評価の現場に関わる研究者の講演により、科研費制度の現状と国内外のPO制度等について紹介する。またパネルディスカッションの場で、アンケート等により科研費についての質問・要望等を審査の現場に活かせるよう集約する。また、より研究者に身近な科研費制度にするためにPOの果たすべき役割についてその指針を探る。
3S7-01 10:00-10:10 「はじめに」 (東農工大院工・文部科学省学術調査官)
前田 和之
3S7-02 10:10-10:30 「科学研究費補助金制度の最近の動向と将来像」 (文部科学省学術研究助成課長)
甲野 正道
3S7-03 10:30-10:50 「日本学術振興会における科研費配分等について」 (東大院理・日本学術振興会システム研究センター主任研究員)
中村 栄一
3S7-04 10:50-11:10 「海外のfunding agencyにおけるPOの役割」 (名大院理・元文部科学省学術調査官)
有本 博一
3S7-05 11:10-12:00 パネルディスカッション「より身近な科研費制度を目指して」
パネラー:甲野 正道・中村 栄一・有本 博一
「より身近な科学研究費制度を目指して−プログラムオフィサーに求められる役割−」
の企画講演と科学研究費に関するアンケートのご案内
科学研究費補助金の制度設計・運営に当たる行政官、及びPOとして審査・評価の現場に関わる研究者の講演により、科研費制度の現状と将来像、また国内外のPO制度等について紹介します。また、パネルディスカッションの場で、科学研究費制度についての質問・要望等を集約します。
この企画講演に限って参加する場合は参加費無料です。 一般公開となっておりますので年会に参加されない場合でもご参加可能です。是非この機会に奮ってご参加くださいますよう宜しくお願い申し上げます。プログラム等の詳細は下記のアドレスからご参照ください。
パネルディスカッションの参考にするため、下記の日本化学会の年会のホームページからリンクしたネットページで科学研究費についてのインターネットアンケートを実施します。
(期間3/1 - 3/22) ご協力くださいますよう宜しくお願い申し上げます。 リンクアドレス
http://www.tuat.ac.jp/~k-maeda/PO/CSJ-Symp.html パスワード「kakenhi」