(2012.2.21 更新)
日本化学会 各賞受賞者一覧 |
“ 注意:受賞者氏名のうち漢字の後の( )内にカタカナの読みが添付されている字は、JIS以外の漢字のため正しい文字が表記されておりません。ご容赦下さい。”
平成23年度の日本化学会賞、学術賞、進歩賞、化学技術賞、技術進歩賞、化学教育賞、化学教育有功賞、化学技術有功賞は、規程に則りそれぞれの選考委員会において厳正な選考が行われ、理事会の審議を経て次のように決定しました。受賞者の皆様、おめでとうございます。
第64回日本化学会賞 | ||
小林 孝嘉 氏 | (電通大先端超高速レーザー研究セ) | 「超高速分光法の開発と極短寿命種・遷移状態の測定による化学反応過程」 |
鈴木 寛治 氏 | (東工大院理工) | 「遷移金属ポリヒドリドクラスターの反応化学」 |
関口 章 氏 | (筑波大数理物質) | 「低配位有機ケイ素及び関連高周期14族元素化合物の創製研究」 |
西川 恵子 氏 | (千葉大院融合科学) | 「ゆらぎの構造化学の開拓と展開」 |
橋本 和仁 氏 | (東大院工) | 「光化学を基礎とする環境・エネルギー化学技術の研究」 |
原田 明 | (阪大院理) | 「分子認識による機能性超分子ポリマーの創成」 |
第29回学術賞 | ||
阿波賀邦夫 氏 | (名大物質科学セ) | 「強相関有機ラジカルの新奇物性開拓と有機エレクトロニクスへの展開」 |
伊與田正彦 氏 | (首都大東京理工) | 「新しい環状および放射状有機パイ電子系の創製と機能に関する研究」 |
岡本 裕巳 氏 | (分子研) | 「ナノ光学の手法による貴金属ナノ構造の物理化学的特性の研究」 |
菊地 和也 氏 | (阪大院工) | 「化学スイッチ機能を有した分子イメージプローブの合成と生物学への応用」 |
佐々木高義 氏 | (物質・材料研) | 「2次元無機ナノシートの創製と機能開拓」 |
澤村 正也 氏 | (北大院理) | 「配位平衡と反応空間の高度制御に基づく遷移金属錯体触媒の設計」 |
島川 祐一 氏 | (京大化研) | 「新規機能性酸化物の創製と構造・物性評価に関する研究」 |
田原 太平 氏 | (理研) | 「超短パルス光を用いた先端分光計測による凝縮相分子の静的・動的挙動の観測と解明」 |
森田 明弘 氏 | (東北大院理) | 「界面和周波発生分光の理論の開発と液体界面への応用」 |
第61回進歩賞 | ||
池田 将 氏 | (京大院工) | 「バイオインスパイアード超分子材料」 |
生越 友樹 氏 | (金沢大理工) | 「新規環状ホスト分子Pillar[5]areneを基にした超分子材料の創成」 |
北 将樹 氏 | (筑波大数理物質) | 「有毒哺乳動物および海洋無脊椎動物由来の生物活性鍵物質に関する化学的研究」 |
倉橋 拓也 氏 | (京大院工) | 「低原子価ニッケル錯体とカルボニル化合物による活性中間体の創製と触媒的有機合成反応への展開」 |
新谷 亮 氏 | (京大院理) | 「遷移金属触媒による環状有機化合物の高選択的合成法の開発」 |
田原 一邦 氏 | (阪大院基礎工) | 「アルキル鎖間の相互作用を利用した固体表面上における多孔性二次元分子配列の構築と制御」 |
松尾 光一 氏 | (広島大放射研) | 「放射光真空紫外円二色性分散計の開発と生体分子構造解析への応用」 |
松田亮太郎 氏 | (科学技術振興機構) | 「高選択的分子吸着能を有する多孔性金属錯体の設計と合成」 |
第60回化学技術賞 | |
杉瀬 良二 氏, 宮武 孝 氏, 土井 隆志 氏, 白井 昌志 氏, 吉田 佳弘 氏(宇部興産(株)) | 「マリン系香料の新製法の開発」 |
五十嵐仁一 氏, 小宮 健一 氏, 八木下和宏 氏(JX日鉱日石エネルギー(株)) | 「エンジン油用新規添加剤技術の開発と実用化」 |
垣内 博行 氏, 武脇 隆彦 氏, 谷川 裕一 氏, 岩出 美紀 氏, 窪川 清一 氏(三菱樹脂(株), (株)三菱化学科学技術研究センター, 三菱化学(株)) | 「高機能ゼオライト水蒸気吸着材の開発および工業化」 |
第17回技術進歩賞 | ||
辻 秀之 氏, 堀内 昭子 氏, 辻 幸志氏((株)東芝, 日本下水道事業団) | 「肥料利用を目指したリン酸イオン吸着材料の開発」 |
第36回化学教育賞 | ||
蟻川 芳子 氏 | (日本女子大) | 「化学教育振興事業ならびに女子の化学教育への貢献 」 |
長谷川 正 氏 | (東京学芸大) | 「化学教育の後継者育成と新規教材開発による化学の振興と普及への貢献」 |
第29回化学教育有功賞 | ||
高松 正勝 氏 | (埼玉県立桶川高校) | 「青少年への化学の普及活動」 |
田中 義靖 氏 | (都立戸山高校) | 「汎用性の高い教材の開発と教員間ネットワークの構築」 |
橋爪 清成 氏 | (福島県立福島高校) | 「環境に配慮した化学教育とサイエンスコミュニケーション活動の実践」 |
藤川 卓志 氏 | (宮城県名取高校) | 「実験教材の開発と地域化学教育への貢献」 |
八島 弘典 氏 | (室蘭工大院工) | 「教材開発と研究グループ育成を通じた化学教育への貢献 」 |
第30回化学技術有功賞 | ||
青山 正樹 氏 | (分子研) | 「分子科学研究のための先端加工技術による実験機器の製作」 |
後藤 忠彦 氏 | (東北大多元研) | 「気相合成ダイヤモンド薄膜の作製および評価装置の開発」 |
中坪 俊一 氏 | (北大低温科学研) | 「氷の結晶成長宇宙実験装置の設計と製作」 |
第7回 功労賞 |
受賞者なし |
第1回受賞者(昭和23年度)
黒田 和夫(東大):本邦温泉, 鉱泉の微量成分, とくに放射性元素の定量的研究
佐藤 正典(元満鉄中試):大豆油酒精抽出法ならびにこれに関連する研究
第2回受賞者(昭和24年度)
赤堀 四郎(阪大):酵素およびアミノ酸に関する研究
八浜 義和(阪大):リグニンに関する研究
第3回受賞者(昭和25年度)
杉野目晴貞(北大),森尾 森一(元二高),田村国三郎(理研):トリカブト属アルカロイドの研究
児玉信次郎(京大):一酸化炭素と水素の反応に関する研究
第4回受賞者(昭和26年度)
千谷 利三(阪大):非放射性同位元素の化学
井本 稔(阪市大):有機高分子化合物の研究
第5回受賞者(昭和27年度)
妻木 徳一(九大):側価環化合物の研究
土屋知太郎(東工試):油脂とくに海産動物油に関する研究
第6回受賞者(昭和28年度)
江上不二夫(名大):細菌酵素および細菌毒素の化学的研究
岡田
辰三(京大):水銀法食塩電解に関する研究
第7回受賞者(昭和29年度)
槌田竜太郎(阪大):金属錯化合物の研究
香川 毓美(名大):高分子電解質の研究
第8回受賞者(昭和30年度)
東 健一(北大):分子構造と双極子モーメントに関する研究
古川 淳二(京大):合成ゴム,
天然ゴムおよびビニル化合物の研究
第9回受賞者(昭和31年度)
久保田尚志(阪市大):甘藷黒斑病に関する研究
桑田
勉(東大):活性白土とその触媒作用に関する研究
第10回受賞者(昭和32年度)
赤松 秀雄(東大):炭素および有機半導体の研究
高橋 武雄(東大):アルギン酸に関する研究
第11回受賞者(昭和33年度)
久保 昌二(名大):分子の電気能率および磁気能率に関する研究
祖父江
寛(東大):繊維状高分子化合物の研究
第12回受賞者(昭和34年度)
島村 修(東大):有機化学反応の基礎的研究
牧島
象二(東大):工業化学における固体現象の研究
第13回受賞者(昭和35年度)
太秦 康光(北大):分析化学の基礎的研究および温泉の化学的研究
岡本
剛(北大):金属の腐食および防食に関する研究
第14回受賞者(昭和36年度)
伊勢村寿三(阪大):タンパク質および合成タンパク質類似物質のコロイド化学的研究
矢木
栄(東大):反応工学に関する基礎的研究ならびにその応用に関する研究
第15回受賞者(昭和37年度)
安藤 鋭郎(東大):プロタミンの化学構造に関する研究
船久保英一(阪大):クロマトグラフィーの理論と実際に関する研究
第16回受賞者(昭和38年度)
島内 武彦(東大):赤外線吸収スペクトルによる分子構造の研究
林
太郎(お茶大):化学発光とフォトクロミズムの機構の研究
梅沢 純夫(慶応大):抗菌性物質ならびに関連化合物の研究
岡村
誠三(京大):放射性重合反応に関する研究
第17回受賞者(昭和39年度)
久保輝一郎(東工大):固相反応に関する研究
後藤 秀弘(東北大):金属分析の研究
田中 信行(東北大):金属錯体の溶液内反応および電極反応に関する研究
平田 義正(名大):微量天然有機化合物の構造研究
第18回受賞者(昭和40年度)
内田 熈(東工試):工業触媒に関する研究
永井
芳男(東大):芳香族多環系化合物の合成に関する研究
長倉 三郎(東大):分子の電子構造ならびに分子間の相互作用に関する研究
村橋
俊介(阪大):高分子化合物の合成的研究
第19回受賞者(昭和41年度)
菊池 真一(東大):写真感光材料に関する研究
小泉
正夫(東北大):励起π電子系の反応の初期過程に関する研究
後藤 良造(京大):有機化学の基礎反応に関する研究
宍戸
圭一(京大):生理活性物質の工業的合成に関する研究
第20回受賞者(昭和42年度)
井本 英二(阪府大):複素環式化合物に関する研究
岩倉 義男(東大):高分子化合物の合成研究
斉藤 喜彦(東大):金属錯体の絶対配置に関する研究
広田 鋼蔵(阪大):化学反応の物理化学的研究
第21回受賞者(昭和43年度)
佐々木恒孝(都立大):界面活性ならびに関連現象に関する研究
目
武雄(阪市大):生物活性モノテルペンの化学に関する研究
高柳 素夫(九大):高分子の物性に関する研究
堤
繁(阪大):石油分解物に関連する合成化学的研究
第22回受賞者(昭和44年度)
水渡 英二(京大):コロイドおよび微粉体の物理化学的研究
田宮
信雄(東北大):動物毒タンパクの構造と作用の研究
御園生 晃(東大):金属錯体とその特異反応の研究
渡辺
貞良(北大):セルロースの反応ならびにセルロースおよびその誘導体の微細構造に関する研究
第23回受賞者(昭和45年度)
金子 武夫(阪大):アミノ酸ならびに関連化合物の研究
小森
三郎(阪大):長鎖脂肪族化合物の合成化学的研究
志田 正二(東工大):放射線化学の基礎研究
武内
次夫(名大):クロマトグラフィーの基礎と応用に関する研究
第24回受賞者(昭和46年度)
浅原 照三(東大):オリゴマー領域化合物の合成ならびに物性に関する研究
大饗
茂(阪市大):有機イオウ化合物に関する研究
北原
喜男(東北大):新しい有機分子−フルベン型非ベンゼン系芳香族化合物および天然有機化合物−の合成と反応に関する研究
湯川
泰秀(阪大):有機化学反応の機構とその極性効果に関する研究
第25回受賞者(昭和47年度)
清山 哲郎(九大):固体表面における化学反応性に関する研究
関
集三(阪大):固体の構造熱力学的研究
向山 光昭(東工大):新しい有機合成反応の研究
守谷
一郎(阪大):活性中間体および高反応性化合物に関する研究
第26回受賞者(昭和48年度)
田丸 謙二(東大):触媒作用に関する研究
戸倉仁一郎(阪大):液体亜硫酸を用いる有機合成化学に関する研究
中川 正澄(阪大):デヒドロアヌレンに関する研究
野崎
一(京大):炭素・炭素結合生成に役立つ新活性種の開発とその応用に関する研究
第27回受賞者(昭和49年度)
大河原六郎(阪大):第III, IV, V族典型元素有機金属化合物の研究
斉藤
信房(東大):無機同位体化学に関する研究
玉井 康勝(東北大):固体表面に関する工業物理化学的研究
馬場
宏明(北大):有機分子の電子スペクトルと励起状態に関する研究
第28回受賞者(昭和50年度)
井上 英一(東工大):非銀塩感光材料に関する研究
大塚齊之助(阪大):金属錯体と高選択性反応
木羽 敏泰(金沢大):分離分析法に関する基礎的研究
瀬戸 秀一(東北大):テルペノイドおよび関連化合物の生物有機化学的研究
坪井
正道(東大):核酸およびタンパク質の分子構造に関する分光学的研究
吉田 善一(京大):新しい電子系の開発とその応用に関する研究
第29回受賞者(昭和51年度)
上野 景平(九大):金属イオンの高純度精製ならびに選択的分離法の開発
立花
太郎(お茶大):界面およびコロイド系における高次構造に関する研究
田中 郁三(東工大):光化学反応の基礎的研究
鶴田
禎二(東大):重合反応におけるモノマーおよび触媒の反応性と立体特異性
中島 章夫(京大):機能性高分子の分子論的基礎とその応用
松島
祥夫(阪大):アミノ糖より多糖類, 糖タンパク質にいたる有機生物化学的研究
第30回受賞者(昭和52年度)
井口 洋夫(分子研):芳香族化合物の結晶および分子錯体の物性研究
角戸
正夫(阪大):X線結晶解析による蛋白質の分子構造の決定に関する研究
鎌田 仁(東大):物質のキャラクタリゼーションの方法論に関する研究
三枝
武夫(京大):高分子合成における新反応の開拓
桜井 洸(阪大):反応性活性種を用いる新しい有機合成反応に関する研究
米沢貞次郎(京大):軌道理論とその分子構造および化学反応への応用
第31回受賞者(昭和53年度)
尾崎 萃(東工大):触媒機構の解明に基づく新触媒の開発
田部
浩三(北大):固体酸塩基触媒の研究
中西 香爾(コロンビア大):生物活性天然物の構造および生物有機化学的研究
松本
恒隆(神戸大):界面高分子化学の基礎と有機・無機材料の複合化への応用
向井 利夫(東北大):環状ポリエン類と関連複素環の光および熱反応の研究
吉沢 四郎(京大):電気化学的エネルギー変換過程に関する研究
第32回受賞者(昭和54年度)
泉 美治(阪大):不均一系不斉水素化触媒反応の研究
大木
道則(東大):有機化合物の配座固定と変換に関する研究
小野木重治(京大):高分子材料の流動光学と力学的性質に関する研究
佐々木
正(名大):新規有機多環状化合物の合成研究
鈴木 周一(東工大):生体機能の電気化学的応用
宮沢
辰雄(東大):分子分光法による高分子および生体分子の構造研究
第33回受賞者(昭和55年度)
阿河 利男(阪大):新しい複素環形成反応に関する研究
音在
清輝(阪大):電子遷移による原子核励起の研究
木村 雅男(北大):気体電子回折法の開発と基本的分子の構造決定
桜井
英樹(東北大):有機ケイ素化合物の構造および反応に関する研究
米田 幸夫(東大):化学反応設計に関する基礎工学的研究
渡辺
信淳(京大):フッ素化学反応の基礎と炭素−フッ素層間化合物に関する研究
第34回受賞者(昭和56年度)
朽津 耕三(東大):電子線による気体分子の構造と動的性質の研究
塩川
二朗(阪大):希土類元素の機能性材料への応用に関する研究
芝 哲夫(阪大):生体機能解明のためのペプチド,糖に関する有機合成研究
辻
二郎(東工大):遷移金属化合物を用いる新しい有機合成プロセスの研究
本多 健一(東大):光電極反応とその応用に関する研究
山寺
秀雄(名大):金属錯体の吸収スペクトルにおける山寺則の創始
第35回受賞者(昭和57年度)
河合 弘廸(京大):多相高分子系の固体物性に関する研究
後藤
俊夫(名大):特異な生物機能を有する天然有機化合物の化学的研究
篠田 耕三(横国大):ミセル溶液および溶解性に関する研究
田中
雅美(阪府大):導電性アモルファス材料の合成と応用に関する研究
平尾 一郎(九工大):生物活性化合物の開発と工業的合成法に関する研究
正宗
直(北大):植物由来の微量活性物質に関する有機化学的研究
第36回受賞者(昭和58年度)
泉屋 信夫(九大理):生理活性環状ペプチドの合成的研究
三角
荘一(阪大産研):積層構造をもつ芳香環化合物の合成構造および物性の研究
安永 達也(広島大理):化学緩和法の開発と溶液内高速反応の速度論的研究
小林 晴夫(室蘭工大):固体触媒反応の解析的研究−触媒設計と反応装置設計への展開−
須網
哲夫(慶大理工):アミノサイクリトール抗生物質および抗がん性化合物の合成研究
山下 雄也(名大工):共重合による高分子材料の新展開
第37回受賞者(昭和59年度)
伊藤 椒(東北大理):特異な構造と物性をもつ非ベンゼン系芳香族化合物とテルペノイドに関する研究
岡本 邦男(京大工):新しい炭素陽イオンの合成ならびに反応に関する研究
柘植 乙彦(九大生科研):複素環の合成設計に関する研究
坪村 宏(阪大基礎工):分子間および固体界面における電子移動過程の研究
野依 良治(名大理):新規有機化学反応開拓に基づく生理活性物質の合成
平井 英史(東大工):分子錯体形成による選択的な合成と分離に関する研究
第38回受賞者(昭和60年度)
木田 茂夫(九大理):二核及び多核金属錯体の研究
庄野
達哉(京大工):有機電極反応を活性種生成の手段とする新有機合成反応の研究
田中 誠之(東大工):分子分光法による工業分析化学の研究
又賀
昇(ノボル)(阪大基礎工):励起分子の分子間相互作用と光化学初期過程に関する研究
丸山
和博(京大理):電子移動過程の物理有機化学を基礎とする新しい有機化学反応の研究
山本 明夫(東工大資源研):有機金属錯体の研究
第39回受賞者(昭和61年度)
池田 重良(阪大理):示性状態分析の方法論および反応論的研究
伊勢
典夫(京大工):イオン性高分子溶液の構造と物性に関する研究
宗宮
重行(東工大工材研):無機材料の合成におけるハイドロサーマル反応とその応用に関する研究
廣田 榮治(分子研):高分解能分光法による短寿命分子の構造研究
笛木 和雄(東大工):固体物理化学の理論体系化とその検証
松浦 輝男(京大工):光化学反応と活性酸素種に関する有機化学的研究
第40回受賞者(昭和62年度)
伊藤 光男(東北大理):レーザー分子分光の開発と電子・振動状態の研究
佐野
博敏(都立大理):固相内動的分子間・分子内化学状態のメスバウアー分光学的研究
作花
済夫(京大化研):機能性無機ガラスの構造、物性ならびに新合成法に関する研究
鳥居 滋(岡山大工):反応場の設計による有機電解合成の新展開
村上 幸人(九大工):金属イオンの関与する人工酵素系に関する研究
山口 勝(九大理):天然有機化合物の全合成における新手法の開発
第41回受賞者(昭和63年度)
大野 雅二(東大薬):生物活性天然物の分子設計とその活性機構への有機合成的展開
鈴木
章(北大工):有機ホウ素化合物の特性を活用した高選択的有機合成反応に関する研究
妹尾 学(東大生研):輸送・反応機能を制御する非平衡系の研究
竹本 喜一(阪大工):生体機能物質の合成化学的展開と工学的応用に関する研究
松永 義夫(北大理):機能性分子錯体の物理化学
村田
一郎(阪大理):新規な有機分子の設計・合成・物性に関する研究
第42回受賞者(平成元年度)
石橋 信彦(九大工):高感度・高選択性化学分析法の開発
乾
智行(京大工):高性能触媒の開発に基づく石油化学基幹原料の新規合成法の研究
笠井 暢民(阪大工):構造・機能相関関係解明のためのX線結晶構造
木村 克美(分子研):多光子イオン化光電子分光法による励起分子の研究
都野 雄甫(分子研・九大理):有機化学における構造−反応性相関に関する研究
笛野 高之(阪大基礎工):分子の電子構造と化学反応のダイナミズムに関する基礎研究
第43回受賞者(平成2年度)
井上 祥平(東大工):高分子合成反応の精密制御
国武
豊喜(九大工):人工分子膜と分子の組織化に関する研究
園田 昇(阪大工):ヘテロ元素の反応特性の解明と合成反応への応用
徳丸
克己(筑波大化):有機物理化学的手法による光化学の新しい領域の開拓
西本 吉助(阪市大理):分子の電子状態および電子スペクトルの理論的研究
山崎
博史(理研):新規な触媒反応を指向する有機金属錯体の研究
第44回受賞者(平成3年度)
伊藤 嘉彦(京大工):金属イソシアニド錯体の有機合成化学的研究
岩村
秀(東大理):新しいπ電子系の分子設計と構築による構造有機化学の新展開
松田
治和(阪大工):有機典型金属化合物の触媒的利用ならびに機能材料化に関する研究
諸岡 良彦(東工大資源研):酸素の活性化と触媒酸化反応に関する研究
諸熊 奎治(分子研):分子間相互利用と化学反応に関する理論的研究
山村 庄亮(慶大理工):特異な構造と生物機能を有する天然物の化学的研究
第45回受賞者(平成4年度)
志田 忠正(京大理):ラジカルイオンの選択的生成と構造、反応の分光学的研究
杉野目
浩(北大工):高選択的有機化学プロセスの開発と生理活性分子合成への応用
竹原善一郎(京大工):電気化学システムのための機能性材料の開発に関する研究
土屋 荘次(東大教養):化学反応における分子エネルギー移動に関する研究
戸田芙三夫(愛媛大工):結晶環境下での分子認識と反応設計に関する研究
松田 實(東北大反応研):硫黄を含む高分子の特性とその電子材料への応用
第46回受賞者(平成5年度)
伊藤 公一(阪市大理):有機高スピン分子の発見と有機強磁性研究への展開
長
哲郎(東北大薬):高機能性電極界面の創成およびその展開
曾我 直弘(京大工):無機材料の化学結合の解明と機能性ガラスの開発
田隅
三生(東大大理):合成・生体高分子および関連分子の構造・ダイナミックス・機能に関する研究
中井 武(東工大工):有機合成反応の立体化学制御に関する研究
中村 晃(分子研・阪大理):炭素および硫黄配位子をもつ反応性金属錯体の研究
第47回受賞者(平成6年度)
安藤 亘(筑波大化学):有機ヘテロ原子化学における反応中間体の物理有機化学的研究
木下
實(東大物性研):有機強磁性体の発見
広田 襄(京大理):常磁性活性分子の構造,電子状態,ダイナミックスおよび反応のEPRによる研究
松尾
拓(九大工):水−有機界面を活用した電子移動の光化学的制御
村橋 俊一(阪大基礎工):遷移金属錯体触媒を用いる基本的合成反応の開拓
山本
尚(名大工):精密ルイス酸触媒の設計と応用
第48回受賞者(平成7年度)
足立 吟也(阪大大院工):材料への応用をめざした希土類化合物に関する研究
京極
好正(阪大蛋白研):蛋白質、核酸の溶液内構造と分子認識機構の研究
干鯛 眞信(東大大院工):遷移金属錯体を用いた小分子の活性化と反応に関する研究
山田 靜之(名大理):発癌性・抗腫瘍性等の生物活性を有する天然有機化合物の研究
山本
嘉則(東北大大院理):有機金属・ルイス酸複合系反応剤の開拓と応用
吉原經太郎(分子研):超高速レーザー分光法による励起分子の研究
第49回受賞者(平成8年度)
相澤 益男(東工大生命理工):超生物機能分子システムの設計・創成
泉 有亮(名大大院工):無機固体酸塩基を反応場とする有機プロセスの開発
小尾 欣一(東工大理):レーザー励起による光化学反応ダイナミクスの研究
鯉沼 秀臣(東工大応セ研):無機薄膜の原子レべル構造制御と新機能開発に関する研究
根岸 英一(パーデュー大理):有機ジルコニウム化合物およびパラジウム触媒を用いた新規有機合成反応の研究
山邊 時雄(京大大院工):π共役系の電子物性に関する研究
第50回受賞者(平成9年度)
秋葉 欣哉(広島大理):15族元素を主とする有機超原子価化合物の研究
安積 徹(東北大院理):新しいスピン分光法の開発と常磁性化学種の構造、ダイナミクス、反応の研究
内本喜一朗(京大院工):有機金属活性種の創製と有機合成への利用
瓜生 敏之(東大生研):薬理および生理活性を持つ立体規則性多糖の合成
鈴木 仁美(京大院理):芳香族とヘテロ元素の特性を活かした新しい有機反応の開発とその機構的研究
村井 眞二(阪大院工):遷移金属体触媒を用いる有機合成反応の開発
第51回受賞者(平成10年度)
岡崎 廉治(日本女大理):重ヘテロ原子を含む高反応性有機化学種の合成に関する研究
岡本
佳男(名大院工):光学活性高分子の精密合成と機能に関する研
尾島 巌(ニューヨーク州立大):新しい有機合成手法の開発とバイオメディカル研究への応用
楠本 正一(阪大院理):天然複合糖質の化学と生物機能に関する研究
城田 靖彦(阪大院工):光・電子機能性有機物質の創製と材料への応用
玉尾 皓平 (京大化研):有機ケイ素化合物の多様な新機能の開拓と応用
第52回受賞者(平成11年度)
岩田 未廣(分子研):分子軌道理論の開拓と分子科学への応用
大川 尚士(九大院理):多核金属錯体の合理的合成と特性に関する研究
坂田 祥光(阪大産研):有機分子による人工光合成の研究
奈良坂紘一(東大院理):先導的有機合成反応の開発
藤嶋 昭(東大院工):光機能界面化学の基礎と応用
藤原 祐三(九大院工):d-および
f- ブロック遷移金属触媒を用いる新規合成反応の開発
第53回受賞者(平成12年度)
荻野 博(東北大院理):新しい遷移金属−典型元素結合を持つ錯体の合成と反応性の研究
茅 幸二(分子研):クラスター化学の創製−二成分複合効果の解明−
小菅 皓二(京大院理):金属的不定比化合物の固体化学的研究−不定比性の精密制御法の確立とそれによる新奇化合物の合成−
小林 四郎(京大院工):新しい精密重合反応の開拓と高分子材料創製への応用
竜田 邦明(早大理工):多様な天然生理活性物質の実践的全合成と活性発現機構の解明
森島 績(京大院工):ヘム蛋白質の機能制御に関する分子工学的研究
第54回受賞者(平成13年度)
大橋 裕二
(東工大院理工):結晶相反応の時分割X線解析による分子性固体反応の機構の解明
香月 勗
(九大院理):金属錯体を用いる触媒的不斉合成反応の開拓
北川 禎三 (岡崎国立共同)
:時間分解共鳴ラマン分光法によるヘム蛋白質の構造とダイナミクスの研究
齋藤 烈(京大院工)
:DNAに関する生物有機化学的研究と機能分子の創製
高橋 成年(阪大産研):有機10族遷移金属化合物の機能に関する研究
御園生 誠
(工学院大工):金属酸化物触媒の設計基盤の構築
第55回受賞者(平成14年度)
中村 栄一(東大院理)新規炭素共有結合形成に基づく機能性分子の創製
橋本 竹治(京大院工):多成分分子系の分子集合構造の形成機構に関する研究
林 民生(京大院理):遷移金属錯体触媒の精密設計と新規触媒的不斉合成反応の開発
細見 彰(筑波大院化):ケイ素関連金属新反応剤の開拓と実践的有機合成への応用
渡辺 公綱(東大院新領域):高度好熱菌およびミトコンドリア翻訳系におけるtRNAの機能構の研究
第56回受賞者(平成15年度)
岩澤 康裕(東大院理):表面活性構造と触媒作用機構の解明
逢坂 哲彌(早大理工):電気化学的手法による高機能材料の創製
齋藤 軍治(京大院理):導電性有機分子集合体の開発研究
新海 征治(九大院工):分子認識に基づく機能性超分子システムの創製
中辻 博(京大院工):量子的化学原理の深化
平間 正博(東北大院理):シガトキシン類の全合成を中心とした生理活性天然物の化学的研究
第57回受賞者(平成16年度)
板谷 謹悟 (東北大院工):電極表面反応の原子・分子プロセスの解明
今中 忠行 (京大院工):好熱菌の高温環境適応とその分子機構解明
入江 正浩 (九大院工):高性能フォトクロミック分子材料の創製
吉良 満夫 (東北大院理):特異な電子的性質をもつケイ素化合物の創製
平尾 公彦 (東大院工):量子化学における分子理論の開発
福住 俊一 (阪大院工):電子移動化学の新しいパラダイムと応用
第58回(平成17年度)
上村 大輔 (名大院理):海洋天然物の生物有機化学的研究
梅澤 喜夫 (東大院理):イオン・分子の可視化と検出のための新手法
小林 速男 (分子研):磁性有機超伝導体および単一分子性金属の研究
小松 紘一 (京大化研):炭素π共役系の極限的構造と物性に関する実験的研究
巽 和行 (名大物質科研セ):遷移金属カルコゲニドの分子構築と生物無機化学への展開
増原 宏 (阪大院工):レーザーナノ化学:方法論の開発と分子系ナノダイナミクスの解明
第59回(平成18年度)
相原 惇一 (静岡大理):環状π共役系の芳香族性の理論的解明
青山 安宏 (京大院工):分子集積の構造制御と機能発現
大嶌幸一郎 (京大院工):有機金属反応剤とラジカル種を複合利用した高選択的有機合成反応の開発
辰巳 敬 (東工大資源研):新規ゼオライト・メソ多孔体物質の合成と触媒材料としての応用
丸岡 啓二 (京大院理):精密酸塩基触媒の設計と有機合成への応用
山口 兆 (阪大院理):スピン相関・電子相関の理論と化学結合論:化学反応論と分子設計への展開
第60回(平成19年度)
大峯 巖(名大院理):水の多様性の発現機構の研究
甲斐荘正恒(首都大東京):生体系NMRにおける安定同位体利用技術の開発
筒井 哲夫(九大先導研):有機半導体デバイス開発のための材料設計基盤の構築
寺部 茂(兵庫県立大名誉):ミセル動電クロマトグラフィーに関する基礎研究
檜山爲次郎(京大院工):高配位金属種の生成と反応制御による精密有機合成
宮浦 憲夫(北大院工):有機ボロン酸を用いる触媒的結合形成反応
第61回(平成20年度)
相田 卓三(東大院工):分子間相互作用の精密制御によるナノスケールの機能創成
川合 眞紀(東大院新領域):STMによる表面単分子の振動および反応ダイナミクス
神原 秀記((株)日立製作所):ゲノム解析のためのキャピラリーアレーDNAシーケンサの開発
北川 進(京大物質-細胞統合システム):配位空間の化学の開拓と展開
鈴木 啓介(東工大院理工):高次構造を有する有機分子の効率的構築法に関する研究
濱口 宏夫(東大院理):時空間分解振動分光法の開拓と物理化学の新展開
第62回(平成21年度)
碇屋 隆雄 (東工大院理工):協奏機能分子触媒の開拓と応用
池田 富樹 (東工大資源研):協同現象を利用した新しい光機能材料の創出
魚崎 浩平 (北大院理):固液界面におけるナノ構造のその場決定と機能性物質相の構築
大須賀篤弘 (京大院理):構造的・電子的に新規なポルフィリノイドの開発と展開
篠原 久典 (名大院理):金属内包フラーレンとナノピーポッドの創製と評価
春田 正毅 (首都大学東京院都市環境):金ナノ粒子の新しい触媒作用
第63回(平成22年度)
相本 三郎 (阪大蛋白研):ペプチドチオエステルを合成ブロックとするタンパク質合成法の開発
榎 敏明 (東工大院理工):ナノグラフェンのエッジ状態とその電子的及び磁気的機能の開拓
小宮山 眞 (東大先端科学技術セ):化学ツールを活用したゲノム工学の創成
関根 光雄 (東工大院生命理工):生体関連核酸誘導体の効率的合成法に関する研究
z合 憲三 (東理大理):キラル有機化合物の不斉の起源とホモキラリティーの研究
堂免 一成 (東大院工):水を分解するエネルギー変換型光触媒の開発
第64回(平成23年度)
小林 孝嘉 (電通大先端超高速レーザー研究セ): 超高速分光法の開発と極短寿命種・遷移状態の測定による化学反応過程
鈴木 寛治 (東工大院理工): 遷移金属ポリヒドリドクラスターの反応化学
関口 章 (筑波大数理物質): 低配位有機ケイ素及び関連高周期14族元素化合物の創製研究
西川 恵子 (千葉大院融合科学): ゆらぎの構造化学の開拓と展開
橋本 和仁 (東大院工): 光化学を基礎とする環境・エネルギー化学技術の研究
原田 明 (阪大院理): 分子認識による機能性超分子ポリマーの創成
第2回受賞者(昭和59年度)
〔物理化学部門〕
小川禎一郎(九大総合理工):電子衝撃発光スペクトル法による分子の励起・解離過程の研究
〔有機化学部門〕
桑嶋
功(東工大理):ケイ素およびセレンの特徴を活用した特異的有機合成反応の開発
〔無機・分析化学部門〕
木村
栄一(広島大医):大環状ポリアミン錯体化学の研究
〔工業物理化学部門〕
田中
虔一(東大物性研):固体表面における活性点の機能と反応の中間体に関する研究
〔有機工業化学部門〕
村井
真二(阪大工):一酸化炭素の新規高選択的触媒反応の開発
〔無機工業・工業分析化学部門〕
柳田
博明(東大工):組織制御による電子機能性セラミックスの設計と開発
〔広領域部門〕
生越
久靖(長岡技科大工):環状テトラピノールと金属錯体に関する生物無機化学的研究
第3回受賞者(昭和60年度)
〔物理化学部門〕
今村
詮(広島大理):有機化合物および高分子化合物の分子設計のための分子軌道理論
〔有機化学部門〕
秋葉
欣哉(広島大理):ヘテロ原子の非共有電子対を用いる新規な反応性の開発
〔工業物理化学部門〕
小野
嘉夫(東工大工):固体酸・塩基触媒の作用機構に関する研究
〔有機工業化学部門〕
竜田 邦明(慶大理工):有用な抗生物質の合成的研究と開発
〔無機工業・工業分析化学部門〕
合志 陽一(東大工):高分解能螢光X線分光法の研究
〔広領域部門〕
砂本
順三(長崎大工):人工細胞としてのリポソームの機能開発とその応用
土田 英俊(早大理工):高分子ヘム集合体を活用した人工酸素運搬体の研究
第4回受賞者(昭和61年度)
〔物理化学部門〕
近藤 保(東大理):電荷移動性を持つ物質系の反応性と物性に関する研究
菅 宏(阪大理):氷の秩序化過程に関する研究
〔有機化学部門〕
村井 章夫(北大理):植物由来微量活性物質の有機化学的研究
〔無機・分析化学部門〕
山岸 晧彦(東大教養):粘土鉱物を用いた光学分割と不斉合成の研究
〔有機工業化学部門〕
石川
満夫(広島大工):オルガノポリシランの化学に関する研究
〔無機工業・工業分析化学部門〕
柘植
新(名大工):高性能化した熱分解ガスクロマトグラフィーによる高分子の微細構造解析
〔広領域部門〕
軽部
征夫(東工大資源研):生体分子認識機能を利用したバイオセンサーに関する研究
第5回受賞者(昭和62年度)
〔物理化学部門〕
北川
禎三(分子研):共鳴ラマン分光法によるヘムタンパク質活性部位のミクロ構造の解明
〔有機化学部門〕
岡崎
廉治(東大理):特異なπ電子系をもつ有機リン、硫黄、セレン化合物の研究
〔無機・分析化学部門〕
原口
紘炁(東大理):プラズマ発光分光法における励起機構と新検出方式の研究
〔工業物理化学部門〕
御園生
誠(東大工):ヘテロポリ化合物の二元触媒機能と擬液相挙動に関する研究
〔有機工業化学部門〕
清水
剛夫(京大工):導電性高分子などを用いた機能分子の材料化による分子素子への展開
〔無機工業・工業分析化学部門〕
二瓶
好正(東大生研):X線光電子回折法に関する研究
〔広領域部門〕
山岡
究(広島大理):パルス電気光学的研究方法の開発と生体関連高分子溶液物性の研究
第6回受賞者(昭和63年度)
〔物理化学部門〕
閑 春夫(群馬大工):芳香族分子の励起状態におけるプロトン移動の研究
〔有機化学部門〕
植村 榮(京大化研):有機セレンおよびテルル化合物の合成と反応性の解明に関する研究
〔無機・分析化学部門〕
伊藤 翼(東北大理):錯体化学における基礎的化学特性の研究
矢野
重信(奈良女大理):金属イオンとポリアミンの協同効果による糖質およびアミノ酸の金属錯体上への集積と変換
〔工業物理化学部門〕
松田
好晴(山口大工):有機電解液の電気化学プロセスへの応用に関する研究
〔有機工業化学部門〕
北尾悌次郎(阪府大工):機能性色素の分子設計、合成と応用に関する研究
〔無機工業・工業分析化学部門〕
平野
眞一(名大工):有機金属化合物の反応制御による機能性無機材料の合成
第7回受賞者(平成元年度)
〔物理化学部門〕
茅 幸二(慶大理工):準安定分子小集団の物性と反応
〔有機化学部門〕
納谷 洋子(サントリー 生有研):化学情報物質に関する生物有機化学的研究
〔無機・分析化学部門〕
松本
和子(早大理工):白金クラスター錯体の合成と金属協同効果に基づく新しい反応
〔工業物理化学部門〕
小山
昇(東農工大工):分子機能電極の基礎評価と応用
山添 昇(ノボル)(九大総合理工):導電性無機材料を用いた新しい機能デバイスの開発
〔有機工業化学部門〕
津田 鉄男(京大工):反応性有機銅錯体の創製と二酸化炭素固定反応への展開
〔広領域部門〕
山崎
巌(北大工):生体および人工分子組織系における光化学過程と光分子素子への展開
第8回受賞者(平成2年度)
〔物理化学部門〕
中辻 博(京大工):励起分子の電子状態と金属の触媒作用に関する理論的研究
〔有機化学部門〕
安藤 喬志(滋賀医科大):反応速度同位体効果による有機化学反応の遷移状態構造の解明
〔無機・分析化学部門〕
佐々木陽一(東北大理):単純な配位子をもつ第二、第三遷移金属新型多核錯体の合成と反応性
〔工業物理化学部門〕
内田
勇(東北大工):高温イオン融体系の電極過程の研究
〔有機工業化学部門〕
遠藤 剛(東工大資源研):ヘテロ双環化合物の合成とその高機能材料への応用
梶山 千里(九大工):高分子/液晶ハイブリッド薄膜の作成プロセスの開発と液晶の新しい機能性への展開
〔広領域部門〕
青山
安宏(長岡技科大):生体機能に関する分子認識機能と基質活性化の研究
第9回受賞者(平成3年度)
〔物理化学部門〕
村田 好正(東大物性研):固体表面の物性と動的過程に関する研究
〔有機化学部門〕
小倉 文夫(広島大工):ヘテロ原子を含む新規有機電子供与体および受容体に関する研究
〔無機・分析化学部門〕
宗像 惠(近畿大理工):不安定銅(I)錯体およびその集積化合物化学の先導的研究
〔工業物理化学部門〕
谷
忠昭(富士写真フィルム):写真の分光増感作用の電子伝達機構の解明と展開
〔有機工業化学部門〕
大寺
純蔵(岡山理大工):ヘテロ元素複合系の開拓と有機合成への応用
〔無機工業・工業分析化学部門〕
四ツ柳隆夫(東北大工):イオン会合体を利用した超微量金属化学種の高性能分離分析法
〔広領域部門〕
清水
透(東北大反応研):チトクロムP-450をはじめとする金属タンパク質の構造・機能に関する研究
第10回受賞者(平成4年度)
〔物理化学部門〕
小谷野猪之助(姫路工大理):状態選択したイオン−分子反応の研究
〔有機化学部門〕
植村 元一(阪市大理):アレーンクロム錯体の特性を利用した高選択的有機合成
〔無機・分析化学部門〕
寺尾
武彦(京大理):固相における静的・動的状態のNMRによる分析法の開発と応用
〔工業物理化学部門〕
板谷
謹悟(東北大工):原子レベルでの電極/溶液界面反応の解析に関する研究
〔有機工業化学部門〕
大久保捷敏(熊本大工):不斉反応制御を指向した新規機能性触媒の分子設計
〔無機工業・工業分析化学部門〕
小久保
正(京大工):高機能生体活性セラミックスの研究
〔材料化学部門〕
長田 義仁(北大理):高分子ゲルの刺激応答とケモメカニカル材料への応用
〔広領域部門〕
大倉 一郎(東工大生命理工):ヒドロゲナーゼ−増感剤系による光水素発生反応
第11回受賞者(平成5年度)
〔物理化学部門〕
梶本 興亜(京大理):分子クラスターの化学反応の研究
〔有機化学部門〕
小国 信樹(山口大理):高度の触媒的不斉炭素−炭素結合生成反応と不斉増幅の発見
〔有機工業化学部門〕
田中
正人(物質研・筑波大化):白金族金属錯体による新規合成反応の開拓
西長 明(阪工大工):金属錯体を用いる高選択的な酵素類似触媒反応の開発
〔無機工業・工業分析化学部門〕
今坂 藤太郎(九大工):二色誘導ラマン効果の基礎並びに応用に関する研究
〔材料化学部門〕
南
努(阪府大工):固体イオニクス用ニューガラスの開発研究
〔広領域部門〕
増原 宏(阪大工):マイクロ化学の方法論開発と新現象の探索
松永
是(東農工大工):微生物ミネラリゼーションの機構解明とその利用
第12回受賞者(平成6年度)
〔物理化学部門〕
三上 直彦(東北大理):超音速ジェット分光法による分子クラスター構造の研究
〔有機化学部門〕
竹内 賢一(京大工):新規多環式化合物を用いる炭素陽イオン反応の機構論的研究
〔無機・分析化学部門〕
北島
信正(東工大資源研):錯体モデルを用いる金属タンパク質の構造と機能の無機化学
柴原 隆志(岡山理大理):硫黄架橋金属クラスター錯体の研究
〔工業物理化学部門〕
岩本 正和(北大触媒化研センター):炭化水素による窒素酸化物の選択的接触還元法の開発
〔有機工業化学部門〕
尾崎庄一郎(愛媛大工):生理活性物質−抗ガン剤および細胞内情報伝達物質の合成
〔材料化学部門〕
中西
八郎(東北大反応研):分子配列制御による有機・高分子単結晶の合成と高性能材料への応用
〔広領域部門〕
小林
孝嘉(東大院理):新しい非線形分光法の開発と超高速非線形光学過程の研究
第13回受賞者(平成7年度)
〔物理化学系部門〕
宇田川 康夫(東北大科学計測研):X線分光の新手法の開発とその応用
鷲田 伸明(国立環境研):気相におけるフリーラジカルの反応速度と機構に関する研究
〔無機化学・分析化学系部門〕
磯辺
清(阪市大理):有機金属酸化物および硫化物クラスターの合成と化学的性質
工藤 博司(東北大大院理):超リチウム化分子の発見と分子構造および結合状態の解明
谷口 功(熊本大工):金属タンパク質の直接電子移動制御のための機能電極デザイン
〔有機化学系部門〕
太田
博道(慶大理工):酵素反応場の特徴を生かした新反応の開発とその機構に関する研究
北爪
智哉(東工大生命):フッ素化学における特異な反応性と認識を利用した光学活性物質の合成と応用
野島 正朋(阪大大院工):有機過酸化物の新規合成反応の開発
宮浦 憲夫(北大工):遷移金属触媒を用いる有機ホウ素化合物の付加・カップリング反応
〔材料化学・高分子化学系部門〕
川副
博司(東工大工材研):ワイドギャップ酸化物の電子構造制御による高機能化
山中 昭司(広島大工):ミクロ多孔質構造の創製と特性
〔天然物化学・生体関連化学系部門〕
宮下 正昭(北大大院理):天然物合成を志向する高選択的合成手法の開発とその応用
第14回受賞者(平成8年度)
古賀 俊勝(室蘭工大工):新しい電子密度理論の展開と高精度原子波動関数の開発
小林 速男(分子研):分子性金属・超伝導体の分子設計と開拓
鈴木 孝治(慶応大理工):高選択性イオノフォア分子の創製と高性能イオンセンサーの開発
関口 章(筑波大化):特異な分子構造をもつケイ素およびゲルマニウム化合物の開拓
戸嶋 直樹(山口東理大基礎工):金属クラスターと有機物よりなる新規機能性ハイブリッド・ナノ組織体の創製
中村 英士(北大大院理):海洋微小藻の生物現象と微量活性物質に関する有機化学的研究
西 信之(九大理・分子研):液滴の直接断熱膨張法の開発による液相内分子クラスターの会合特性の研究
増田 俊夫(京大大院工):新規高分子機能材料としての置換ポリアセチレンの設計と合成
山瀬 利博(東工大資源研):ポリ酸の合成と光化学物性に関する研究
第15回受賞者(平成9年度)
阿竹 徹(東工大応セラ研):材料物性熱力学の確立と新機能材料の構造―物性相関の研究
阿部 良弘(名工大):ガラスの高速プロトン伝導の基礎研究と超プロトン伝導ガラスの創製
小松 紘一(京大化研):新規σ-π共役および三次元π共役系化合物の創製と物性開発
近藤 忠雄(名大化測機セ):花色素の超分子構造と発色機構
沢井 宏明(群馬大工):特異な結合を持つ核酸の合成及びその性質と分析に関する研究
高橋 保(北大触媒研):前周期遷移金属を用いる炭素―炭素結合活性化と新規合成手法の開発
谷本 能文(広島大理):化学反応の強磁場による制御の研究
富岡 秀雄(三重大工):カルベンの構造と反応性の相関に関する研究
藤本 博(京大院工):軌道相互作用理論の開拓と反応経路の解析
宮崎 哲郎(名大工):原子トンネル反応の素過程の解明とその展開
第16回受賞者(平成10年度)
大野 公一(東北大院理):原子衝突を利用する分光法の開発と分子表面特性の研究
金子
克美(千葉大理):ナノ制約空間における特異な分子集団構造形成とその反応性
喜多村 (ノボル)(北大院理):微小空間を対象とした分析化学の開拓と展開
斎藤 清機(岡山大工):新規選択的有機合成反応の開拓
澤本 光男(京大院工):遷移金属錯体によるリビングラジカル重合の開発
田中 晃二(分子研):金属錯体上で活性化された二酸化炭素の反応性に関する研究
辻
孝(北大院理):高度に変形したベンゼン環をもつシクロファンの合成とその性質
辻井 薫(海洋科技センター):メゾスコピック構造制御による機能性材料の創製
西村紳一郎(北大院理):効率的糖鎖構築法の創製と複合糖質の機能解明への応用
第17回受賞者(平成11年度)
赤木 和夫(筑波大物質):液晶を用いた新規共役系高分子の合成と機能制御に関する研究
石井 康敬(関西大工):触媒的炭素ラジカル生成法の創出と合成反応への利用
川合 知二(阪大産研):高次機能調和材料の創成
栗原 和枝(東北大反応研):表面力測定の展開と分子組織体の相互作用の研究
z合 憲三(東理大理):不斉自己触媒の開拓とアルキル化反応における不斉自己増殖
平尾 一之(京大院工):光機能を有する無機非晶質材料に関する研究
藤田 誠(名大院工):自己集合現象を活用した分子性錯体の精密構築と機能発現
若槻 康雄(理研):遷移金属と不飽和基質の基礎的相互作用と新変換反応
渡辺 芳人(分子研):ヘム酵素における高原子価酸化活性種生成の分子機構解明
渡會 仁(阪大院理):液液界面反応の新規計測法の開発と界面錯形成機構の解明
第18回受賞者(平成12年度)
赤阪 健(筑波大先端領域):特異な分子構造と物性を持つフラーレンの開拓
市川 恒樹(北大院工):パルス電子スピン共鳴分光法の開発と物理化学研究への応用
月向 邦彦(広島大院理):蛋白質の構造・揺らぎ・機能相関に関する研究
佐藤 次雄(東北大反応研):層状化合物/半導体ナノ複合体の合成と光化学特性
下村 政嗣(北大電子研):自己組織化を用いた分子集合体の階層的構造化
鈴木 正昭(岐阜大工):ヒト脳研究を視野に入れた高機能PGプローブの創製
野澤 庸則(東北大院工):光合成系の構造と機能に関する分光学的研究
平田 文男(分子研):分子溶液の化学」の基礎理論体系の確立とその応用−拡張RISM理論の新展開−
吉田 潤一(京大院工):軌道相互作用に基づく有機反応の分子内高度制御に関する研究
第19回受賞者(平成13年度)
阿尻 雅文(東北大院工):超臨界水中での水熱合成による金属酸化物微粒子の合成
上山 憲一(阪大院理)
:配位原子への水素結合による金属錯体の機能制御
太田 信廣(北大電子研):光誘起ダイナミクスへの電場・磁場効果に関する研究
北川 進(京大院工):集積型金属錯体の合理的合成と機能化学に関する研究
小林 一清(名大院工):人工複合糖質高分子の創製と材料生命工学への展開
相馬 芳枝(産総研)
:カチオン型金属カルボニル触媒の創製と応用
辰巳砂昌弘(阪府大院工):ガラスマトリックス中への超イオン伝導相α−AgIの常温凍結
中條 善樹(京大院工):ヘテロ元素の特性を活かした新しい共役系高分子の創出
辻 康之(北大触媒セ)
:14族元素化合物の新規遷移金属錯体触媒反応の開発
早川 芳宏(名大院人間):力量ある核酸関連化合物合成法の開発
第20回受賞者(平成14年度)
安保 正一(阪府大院工):吸着種の光反応と高効率な光触媒反応系の構築に関する研究
伊藤紳三郎(京大院工):ナノ構造をもつ機能性超薄膜の創製とその2次元高分子科学への展開
大坪 徹夫(広島大院工):複素五員環を基本骨格とする分子性機能物質の開発
笠井 俊夫(阪大院理):配向分子ビーム法による反応ダイナミクス研究―気相反応における 立体(分子配向)効果の発見とその表面反応への展開
寺嶋 正秀(京大院理):時間分解熱力学量および時間分解輸送現象測定手法の開発と化学反応への展開
時任 宣博(京大化研):速度論的安定化を利用した含高周期14族元素芳香族化学種の創製
西原 寛(東大院理):新しいπ共役錯体系の創製と多重物性・機能に関する研究
山内 清語(東北大多元研):新しい電子スピン共鳴法による電子励起状態研究の新展開
第21回受賞者(平成15年度)
稲辺 保(北大院理):分子間相互作用の制御による分子結晶の機能化
及川 英秋(北大院理):Diels-Alderaseの発見と立体構造に基づく酵素反応機構の解明
河野 裕彦(東北大院理):電子・核波束量子動力学法による強レーザー場誘起分子ダイナミクスの理論的研究
袖岡 幹子(東北大多元研):パラジウムエノラートを鍵とする不斉触媒反応の開発
武田 猛(東京農工大工):チタンカルベン錯体を活用する新しい有機合成反応
丹羽 修 (日本電信電話(株)) :マイクロ電気化学分析の研究開発と高感度生体分子センシングへの展開
藤田 照典(三井化学(株)):ポストメタロセン触媒の開発と新ポリマーへの展開
細野 秀雄(東工大応用セラミックス研):ナノ構造を活用した透明酸化物の機能開拓
第22回受賞者(平成16年度)
石原 達己(九大院工):新規高酸素イオン伝導体の開発と低温作動型固体酸化物燃料電池への材料学的展開
稲垣 伸二((株)豊田中央研究所):有機無機ハイブリッド骨格を有する規則構造型メソポーラス物質の合成
大澤 雅俊(北大触媒研):表面増強赤外分光法の確立と電極表面反応ダイナミクスへの展開
京谷 隆(東北大多元研):鋳型法によるカーボンナノ材料の合成と応用
楠見 武徳(徳島大院ヘルスバイオ研):キラル有機化合物のNMRによる絶対配置決定法開発
柴山 充弘 (東大物性研):ゲルの構造不均一性とゲル化機構に関する研究
杉山 弘(京大院理):DNAの化学反応性に関する生物化学的研究
田中 秀樹(岡山大理):水、氷、包接水和物の構造とダイナミクスに関する理論的研究
村上 正浩(京大院工):炭素−炭素単結合の切断に基づく新しい有機合成手法の開拓
山下 正廣(東北大院理):強相関電子系ナノワイヤー金属錯体の創製と物性に関する研究
柳 日馨(阪府大院理):ラジカル種の特性に依拠した新規カルボニル化法の開発
第23回(平成17年度)
今堀 博(京大院工):フラーレンを用いた人工光合成系の構築
大塩 寛紀(筑波大数理物質):基底高スピン多核金属錯体の合成と展開
北森 武彦(東大院工):熱レンズ顕微鏡の開発とマイクロ化学チップの展開
笹井 宏明(阪大産研):新規スピロ型不斉配位子SPRIXsの開発と、二重活性化概念に基づく新しいエナンチオ選択的触媒に関する研究
佐々木 誠(東北大院生命科学):新規ポリエーテル骨格合成法の開発と天然物全合成への展開
関 隆広(名大院工):二次元系スマート光応答高分子システムの開発
寺前 紀夫(東北大院理):光機能性分子認識試薬の開発と規制反応場特異的分子認識
浜地 格(京大院工):蛋白質機能制御のための化学生物学的新手法の開発
福村 裕史(東北大院理):パルスレーザーによって誘起される凝縮系新現象の開拓
松本 吉泰(自然科学研究機構):表面光化学における超高速ダイナミックス
元島 栖二(岐阜大工):カーボンマイクロコイル(CMC)の合成と特性評価
第24回(平成18年度)
猪股 勝彦(金沢大院自然科学):有機合成化学を基盤とする光受容色素蛋白質フィトクロムの構造と機能の解明
岩澤 伸治(東工大院理工):アルキン類の求電子的活性化に基づく触媒的炭素骨格構築:0価6族金属カルボニル錯体の活用
魚住 泰広(分子研):シナジスティック機能を発現する遷移金属触媒の開発
君塚 信夫(九大院工):新しいナノ分子組織系の設計と特性に関する研究
侯 召民(理研):新しい構造をもつ有機希土類錯体の合成と新規物質変換触媒への展開
小林 長夫(東北大院理):巨大芳香族化合物の分子構造と電子吸収、CD、MCDと電気化学の相関の解明
齋藤 正男(東北大多元研):ヘムオキシゲナーゼによるヘム代謝の分子機構解明
塩谷 光彦(東大院理):精密分子設計による金属錯体型超分子の構築と機能化
清水 敏美(産総研): ナノチューブ状一次元構造体への分子組織化と機能開拓
三澤 弘明(北大電子研):超高密度フォトン束による固体の光反応制御
村田 道雄(阪大院理):生物活性天然有機化合物と分子複合体の構造解析
第25回(平成19年度)
江幡 孝之(広島大院理):レーザー二重共鳴振動分光による機能性分子や分子クラスターの構造の研究
垣花 眞人(東北大多元研):水溶性金属錯体を活用したナノフォトセラミックスの水溶液からの合成
川ア 雅司(東北大金材研):コンビナトリアル格子工学による金属酸化物の電子機能開拓
古賀 伸明(名大院情報科学):有機遷移金属錯体の構造および反応機構と触媒作用に関する理論的研究
杉本 直己(甲南大理工):核酸の安定性及び新しい機能に関する定量的研究
高橋 正彦(東北大多元研):電子線コンプトン散乱を利用した分子軌道イメージング法の開発
中谷 和彦(阪大産研):DNAの特異構造を認識する小分子の創成に関する研究
馬場 嘉信(名大院工):ナノバイオデバイスの創製と生体分子分析への展開
山元 公寿(慶應大理工):メタロデンドリマーの創製と機能材料への展開
第26回(平成20年度)
大塚 浩二(京大院工):ミクロスケール電気泳動の高性能化に関する研究
河野 正規(東大院工):結晶空間設計に基づく反応過程や不安定種のX線直接観察
近藤 輝幸(京大院工):遷移金属錯体の環境調和型有機合成用触媒としての利用と分子プローブへの応用
田中健一郎(広島大院理):化学結合切断の制御に向けた軟X線光化学の研究
寺田 眞浩(東北大院理):水素結合を鍵相互作用として有する有機分子触媒の創製
中嶋 敦(慶應大理工):複合クラスターを用いたナノスケール物質群の創成とその電子物性の解明
鍋島 達弥(筑波大院数理物質):分子機能変換のための協同的・応答的超分子システムの構築
前田 瑞夫(理研):DNAナノ材料の開発と精密バイオセンシングへの展開
真島 和志(阪大院基礎工):多核遷移金属錯体の示す特異な結合と反応性の解明
第27回(平成21年度)
秋山 隆彦 (学習院大理):キラルブレンステッド酸触媒を用いた不斉合成反応
今中 信人 (阪大院工):多価イオンを伝導する新規固体電解質の創成に関する研究
及川 英俊 (東北大多元研):有機ナノ結晶のハイブリッド化とその光材料への展開
北川 宏 (京大院理、九大院理):多彩な電子・水素相の創出と固体プロトニクス材料への展開
佃 達哉 (北大触媒セ):金クラスターの精密合成とサイズ特異的機能
林 高史 (阪大院工):非天然補欠分子の合成を基盤とする機能性ヘムタンパク質の創製
村越 敬 (北大院理):固液界面における少数原子・分子系の構造制御と機能化
山子 茂 (京大化研):ヘテロ元素の特性を利用する精密ラジカル反応の開発
第28回(平成22年度)
加藤 礼三 (理研):金属-ジチオレン錯体を用いたパイ電子物性開発
グン チェンピン (北大院先端生命):高弾性・高靭性ダブルネットワークゲルの創成とその分子機構の解明
立間 徹 (東大生産研):金属ナノ粒子の光誘起酸化還元反応に基づく機能材料
友岡 克彦 (九大先導研):非天然型キラル分子の設計,合成と反応
林 雄二郎 (東理大工):実用的不斉有機触媒反応の開発および独創的天然有機化合物合成
深瀬 浩一 (阪大院理):精密有機合成と生体イメージングを基盤とする生物活性複合糖質の機能解明
末永 智一 (東北大原子分子材料研):マイクロ/ナノ電極を用いたバイオセンシングデバイス・システムの開発
吉澤 一成 (九大先導研):大規模量子化学計算による金属酵素の構造と反応に関する研究
第29回(平成23年度)
阿波賀邦夫 (名大物質科学セ):
強相関有機ラジカルの新奇物性開拓と有機エレクトロニクスへの展開
伊與田正彦 (首都大東京理工): 新しい環状および放射状有機パイ電子系の創製と機能に関する研究
岡本 裕巳 (分子研): ナノ光学の手法による貴金属ナノ構造の物理化学的特性の研究
菊地 和也 (阪大院工): 化学スイッチ機能を有した分子イメージプローブの合成と生物学への応用
佐々木高義 (物質・材料研): 2次元無機ナノシートの創製と機能開拓
澤村 正也 (北大院理): 配位平衡と反応空間の高度制御に基づく遷移金属錯体触媒の設計
島川 祐一 (京大化研): 新規機能性酸化物の創製と構造・物性評価に関する研究
田原 太平 (理研): 超短パルス光を用いた先端分光計測による凝縮相分子の静的・動的挙動の観測と解明
森田 明弘 (東北大院理): 界面和周波発生分光の理論の開発と液体界面への応用
第2回受賞者(昭和27年度)
大木 道則(東都大):発情化合物の合成研究
藤原 鎮男(電通大):類縁元素の分離分析反応に関する研究
第3回受賞者(昭和28年度)
藤森 栄二(東大):有機ケイ光および感光物質に関する研究
鈴木 重成(東亜合成化学工業(株)):アクリル酸エステルに関する研究
第4回受賞者(昭和29年度)
平井 西夫(岡大):ゲル弾性
桜井 洸(阪大):米糠油に関する研究
第5回受賞者(昭和30年度)
中西 香爾(名大):ロゼオスライシン構成成分およびその他の天然物の構造決定
佐藤
太一(東京工業試験所):アルミン酸ソーダ溶液の加水分解に関する研究
第6回受賞者(昭和31年度)
向山 光昭(学習院大):置換尿素とウレタン類の熱解離反応の研究
林 泉(阪大):レブリン酸誘導体に関する研究
第7回受賞者(昭和32年度)
坪井 正道(東大):赤外線吸収によるペプチド, 核酸, セルロースの分子構造の研究
吉田
善一(京大):螢光染料に関する研究
第8回受賞者(昭和33年度)
田中 郁三(東工大):共役系化合物の光化学ならびに光イオン化の研究
山口
勝(九大):ベンゼン環をもつ新カロチノイドの発見とその構造決定
安藤 淳平(中央大):溶成リン肥および焼成リン肥の工業化学的研究
山下
雄也(名大):芳香族クロルメチル化合物の合成とその応用
第9回受賞者(昭和34年度)
成田 耕造(阪大):タンパク質の化学構造に関する研究
宮沢
辰雄(阪大):赤外線吸収によるポリペプチドと関連化合物の分子構造の研究
住友 宏(阪大):アクリル系重合体に関する研究
田中
誠之(東大):赤外線吸収スペクトルの有機工業分析への応用に関する研究
第10回受賞者(昭和35年度)
篠田 耕三(横国大):界面活性剤溶液および溶解性に関する研究
和田 昭允(お茶大):溶液におけるα−helix
の構造とその変形に関する研究
大津 隆行(阪市大):高分子合成に関する研究
山田 恵彦(東海電極製造(株)):改良ピッチの炭化および黒鉛化に関する研究
第11回受賞者(昭和36年度)
朽津 耕三(東大):気体電子線回折法による分子構造の研究
栗田雄喜生(名大):γ線照射単結晶の電子スピン共鳴の研究
神谷 佳男(東大):石炭の酸素酸化による芳香族カルボン酸の生成とその応用に関する研究
田畑
米穂(東大):立体異性高分子の構造ならびに放射性高分子化学に関する研究
第12回受賞者(昭和37年度)
岩村 秀(東大):水酸基とπ- 電子の分子内相互作用の研究
柿沢 寛(東教育大):グラヤノトキシンの化学構造
妹尾 学(東大):イオン交換体の物性と応用に関する基礎的研究
籏野 昌弘(東工大):新高分子材料に関する研究
第13回受賞者(昭和38年度)
宇田 尚(東北大):アウクビンの化学構造
大西 俊一(京大):電子スピン共鳴吸収法による高分子反応の研究
田仲 二朗(東大):分子性結晶の電子構造と電子スペクトルに関する研究
宇佐美昭次(早大):クエン酸発酵に関する研究
竹本
喜一(阪市大):高分子の生成とその反応に関する研究
松田 治和(阪大):有機スズ化合物に関する研究
第14回受賞者(昭和39年度)
秋山
修三(阪大):2個のアントラセン核を含む環状アセチレンの合成ならびに1,1−ジアントリルポリアセチレンの電子スペクトル
一国
雅巳(東都大):硫化鉱床の2次的変化に関する地球化学的研究
園田 昇(阪大):過酸化水素酸化に関する研究
田伏
岩夫(京大):種々の合成化学反応の基礎ならびに応用に関する研究
畑 辻明(東工大):リン酸化の研究
広田
栄治(東大):気体電子線回折およびマイクロ波分光による分子内回転,回転異性の研究
第15回受賞者(昭和40年度)
大橋 守(東教育大):天然有機化合物の構造研究
木村
克美(阪大):電子回折および電子スペクトルによる分子構造の研究
清水 剛夫(京大):オレフィンの重合反応に関する研究
広田 穣(横国大):カルボキシル基の構造に関する研究
村上 幸人(九大):金属錯体の基礎的ならびに触媒化学的研究
梁 孟宝(阪大):一酸化炭素の合成面への利用研究
第16回受賞者(昭和41年度)
井上 祥平(東大):有機金属化合物を触媒とする重合反応に関する研究
飯島
孝夫(北大):気体電子回折法による分子構造の研究−とくに分子振動および化学結合による電子雲のひずみについて
岸 義人(名大):ウミホタルルフェリンなどの構造研究
酒井 鎮美(名大):環状エーテルの開環反応および重合に関する研究
清水 博(千大):分子の不規則運動と分子間相互作用の分光学的解析
広川吉之助(東北大):ケイ光X線分析法の基礎的研究とその金属分析への応用に関する研究
第17回受賞者(昭和42年度)
安積 徹(東大):分子の励起3重項状態の分光学的研究
稲垣 道夫(名大):炭素の黒鉛化に関する研究
中村 大雄(名大):核四極共鳴による錯塩の研究
町 末男(原研):エチレンの放射線重合反応に関する研究
松尾
拓(九大):極性有機化合物と有機溶媒の分子間相互作用に関するスペクトル的研究
山田 静之(キヨユキ)(名大):シキミ有毒成分の構造と反応
第18回受賞者(昭和43年度)
岩本 振武(東大):金属錯体をホストとする包接化合物の研究
大野
新一(原研):光化学反応による水和電子の生成とその反応性に関する研究
木下 雅悦(阪市大):ラジカル重合反応の基礎的研究
谷 忠昭(富士写真フィルム(株)):写真の分光増感作用の研究
村橋 俊一(阪大):カルベンおよびその類似中間体の構造と反応性に関する研究
山科 俊郎(北大):金属および金属酸化物表面の触媒活性ならびに化学反応性に関する研究
第19回受賞者(昭和44年度)
伊藤 嘉彦(京大):イソニトリルおよび関連する化合物の新反応に関する研究
荻野
博(東北大):アミノポリカルボン酸錯体の置換反応および電子移動反応
川崎 吉包(阪大):有機金属錯体の合成および分光学的研究
京極
好正(東大):生物学的特異性を有する相互作用(分子間)の分光学的研究
志田 忠正(理研):放射線化学の基礎過程の研究
柳田
博明(東大):アルミナの水熱反応機構に関する研究
第20回受賞者(昭和45年度)
市川 勝(相模中研):電荷移動錯体の触媒作用
斉藤
太郎(東大):第8族遷移金属錯体の合成と触媒作用に関する研究
野依 良治(名大):活性分子種の有機反応
藤山 常毅(東大):光学常数の精密測定と分子構造
藤原
祐三(阪大):パラジウム塩を用いるオレフィンの芳香族置換反応
古市隆三郎(北大):含水酸化鉄の化学反応性に関する研究
第21回受賞者(昭和46年度)
荒井 弘通(東大工):固体触媒の活性種に関する研究
井上 元道(名大理):金属錯体におけるスピン相互作用の研究
伊藤 浩一(名大工):共重合体のミクロ構造に関する研究
鶴田 治樹(東北大理):C7 H8 ,C8 H8 ,およびC9
H10,炭化水素を主とする環状不飽和化合物の研究
中井 武(東工大資源化研):ヘテロ原子に囲まれた安定カルボニウムイオンに関する研究
諸岡
良彦(東工大資源化研):金属酸化物触媒による炭化水素の酸化反応に関する研究
第22回受賞者(昭和47年度)
上原 博通(相模中研):気相の電子常磁性共鳴法によるフリーラジカルの研究
斉藤
烈(京大工):一重項酸素分子の反応性と生物化学的意義に関する研究
野沢 庸則(東北大非水溶液化研):高分子金属錯体の構造とその触媒作用に関する研究
干鯛
真信(東大工):遷移金属錯体の合成とそれを用いた脂肪族化合物の接触反応
古崎 昭雄(北大理):天然有機化合物の結晶解析
八嶋
建明(東工大工):炭化水素系単量体および中間体の接触的合成に関する研究
第23回受賞者(昭和48年度)
小中 重弘(北大理):気体電子回折法による無機化合物の構造および電子散乱強度に関する研究
佐藤
祐一(東京芝浦電気(株)):電気化学的に生成する不安定種に関する物理化学的研究
高谷 秀正(名大理):遷移金属錯体を用いる炭素環状化合物の新合成反応に関する研究
辻
孝(北大理):スピロ三員環化合物を中間体とする有機合成反応に関する研究
宮野壮太郎(九大生産科研):亜鉛−メチレン錯体の合成と反応に関する研究
持田
勲(九大生産科研):不均一系触媒反応における自由エネルギー直線関係に関する研究
第24回受賞者(昭和49年度)
伊藤 健児(名大工):有機金属化合物の付加反応と付加−脱離反応に関する研究
小田
雅司(相模中研):新しい非ベンゼン系芳香族化合物の合成と反応に関する研究
小倉 克之(東北大理):硫黄の特性を活用した有機合成反応の開発
藤元
薫(東大工):担持パラジウム触媒によるオレフィンの酸化反応
前田 益伸(東工大工):平衡論ならびにX線回折法による溶存錯体の組成と構造に関する研究
森島
績(京大工):常磁性分子を含む系の核磁気共鳴とその構造論的応用
第25回受賞者(昭和50年度)
尾島 巖(相模中研):有機ケイ素化合物−遷移金属錯体系による高選択的合成反応の研究
小林
四郎(京大工):カチオン開環重合における新触媒の開拓と重合反応性の定量化に関する研究
林 久治(理研):励起三重項状態と不安定中間体の電子状態の研究
藤嶋
昭(東大工):半導体電極の光電気化学反応に関する研究
山本 嘉則(阪大基礎工):高度な選択性をもった有機合成反応の開発に関する研究
若宮
建昭(阪大理):ペプチド抗生物質ツベラクチノマイシンの研究
第26回受賞者(昭和51年度)
上村 大輔(名大理):トウダイグサ科植物の有毒成分
黒沢
英夫(阪大工):反応中間体としての有機金属化合物の合成, 結合性および反応性
玉尾 皓平(京大工):ニッケル錯体の関与する新しい高選択性触媒反応
中戸
義禮(阪大基礎工):溶液中および固液界面における光電子移動反応の研究
細見 彰(東北大理):有機ケイ素化合物の構造と反応性および有機合成への応用に関する研究
山本
尚(京大工):天然物合成に役立つ新反応の開発
第27回受賞者(昭和52年度)
伊与田正彦(阪大理):芳香環の縮環したデヒドロアヌレンの研究
吉良
満夫(東北大理):有機ケイ素化合物のシグマ−パイ共役の構造化学的研究
高須 芳雄(山口大工):金属, 合金およびその酸化物表面層の構造と反応性に関する研究
早川
芳宏(名大理):新規炭素環形成法による生理活性有機化合物の合成
藤平 正道(東北大薬):化学修飾による機能性電極に関する研究
山内
清(阪市大工):核酸,ペプチドの類似化合物および核酸希少成分の合成に関する研究
第28回受賞者(昭和53年度)
井上 祥雄(東北大工):遷移金属錯体触媒による二酸化炭素の新固定化反応
岩沢
康裕(横国大工):新しい固体触媒の開発とその作用機構の研究
川合 知二(分子研):電子分光法による固体表面反応の研究と光エネルギー変換への応用
新海
征治(長大工):酵素関連反応の生物有機化学的研究
田丸 良直(京大工):ヘテロ原子の特性を活用した新しい有機合成反応
奈良坂紘一(東大理):マクロリド類とテルペン類の新合成法に関する研究
第29回受賞者(昭和54年度)
猪股 勝彦(金沢大理):天然フラン化合物の合成をめざした有用な新活性種の開発に関する研究
上野
昭彦(東北大薬):分子機能の光制御
近藤 清(阪大工):セレンの特性を活用した有機合成反応の開発
西沢 麦夫(名大理):生理活性を有するテルペン類とプロスタグランジンの全合成
檜山爲次郎(京大工):高選択的有機合成のための有機金属反応剤の開発
三吉 克彦(広大理):溶液中における金属錯体の立体選択的相互作用の研究
第30回受賞者(昭和55年度)
小林 進(東大薬):昆虫幼若ホルモン・抗生物質類の高選択的合成反応の研究
佐藤
俊夫(三重大工):ファインケミカルズを指向する高選択的有機合成の研究
鈴木 正昭(名大理):デンドロビンおよびプロスタグランジン類の高選択的合成
土肥
義治(東工大工):プロピレンの触媒重合における立体規制
中島 信昭(分子研):ナノ・ピコ秒分光法による電荷移動錯体およびベンゼンの励起状態の研究
山中
昭司(広大工):インターカレーションを利用する無機有機複合体の合成と特性評価
第31回受賞者(昭和56年度)
大船 泰史(サントリー生物有機化研):ムギネ酸類, ドウモイ酸, 抗腫瘍性セスキテルペン類の全合成
岡畑
恵雄(九大工):多官能性高分子ならびに二分子膜の触媒作用に関する研究
海藤 彰(通産省工業技術院):有機環状化合物の磁気円偏光二色性および円偏光二色性に関する研究
小宮山
真(東大工):シクロデキストリン分子錯体を用いる高選択的合成
関根 光雄(東工大総合理工):リン酸エステルの合成法の開拓と核酸合成への応用
藤田
芳司((株)クラレ中央研):転位反応を用いる新規テルペノイド合成法の開発
第32回受賞者(昭和57年度)
井上 佳久(姫路工大応用化学):炭素−炭素多重結合の真空紫外域光化学とその有機合成への応用
板谷
謹悟(東北大工):電子移動過程の新しい電気化学的研究とその応用
岩本 正和(長大工):固体触媒上の酸素の吸着状態と反応性に関する研究
梅本
照雄(相模中研):ぺルフルオロアルキル化試剤の開発に関する研究
辻 正治(九大生産化研):励起原子・イオン・電子衝撃法による不安定化学種の分光学的研究
成田
吉徳(京大理):生理活性キノノイドの合成に関する研究
第33回受賞者(昭和58年度)
遠藤 泰樹(分子研):高感度マイクロ波分光技術の開発と不安定分子の構造研究への応用
中村
栄一(東工大理):新しい反応性中間体を活用する高選択的有機合成反応に関する研究
西山 久雄(豊橋技科大工):ケイ素の特性を生かした新反応に関する研究
今坂藤太郎(九大工):レーザー励起超微量光分析法の開発
奥原 敏夫(東大工):固体触媒の活性点構造,反応場と触媒作用
平尾
俊一(阪大工):有機合成化学における高度な選択性をもつ官能基導入法の開発に関する研究
第34回受賞者(昭和59年度)
浅見 真年(横国大教):光学活性ジアミンを活用する新しい高選択的不斉合成反応
石渡
孝(東工大理):段階的多光子励起状態の研究
佐藤 直樹(熊大理):有機固体の光電子分光法による物性化学
戸部 義人(阪大工):骨格変換を用いる新規多環状化合物の合成
渕上 高正(相模中研):炭素−炭素結合形成のための高選択的遷移金属触媒反応の開発
萬代
忠勝(岡山理科大理):イオウおよび均一系パラジウム触媒の特性を生かした有機合成反応に関する研究
第35回受賞者(昭和60年度)
佐野 充(名大教養):EXAFS法等の新手法による金属錯体の構造と電子状態の研究
清水
功雄(早大理工):高活性π−アリルパラジウム中間体の創製とその触媒的有機合成への展開
正田晋一郎(東大理):グリコシル化合物の高選択的合成法の開発
中嶋
直敏(九大工):合成二分子膜の組織化に関する研究
丸岡 啓二(名大工):有機アルミニウム反応剤の特性を活かした新合成プロセスの開発
大和
武彦(九大生産化研):メタシクロファン系化合物の合成と反応に関する研究
第36回受賞者(昭和61年度)
鈴木 啓介(慶應大理工):高立体選択的有機合成反応の開発、および糖類、マクロリド類の全合成に関する研究
築部 浩(岡山大教養):ホストゲスト化学を基盤とする機能性分子の設計と応用
三上 幸一(東工大工):[2,3 ]シグマトロピー転位を基盤とする不斉転写法と不斉合成法の開発
三木 邦夫(阪大工):蛋白質工学の基礎としてのX線結晶解析
山口 雅彦(九工大工):新しい求核的反応種の創出を基盤とする有機合成反応の開発
横山
茂之(東大理):核磁気共鳴による転移リボ核酸の動的構造およびコドン認識機構の研究
第37回受賞者(昭和62年度)
相田 卓三(東大工):金属ポルフィリン錯体を触媒とする高分子合成および関連反応の制御
江川千佳司(東大理):活性化された表面状態とその反応性に関する研究
大須賀篤弘(京大理):空間規制配列ポルフィリンの光励起電子移動反応−合成とその物性
神戸
宣明(阪大工):テルルおよびセレンの反応特性の解明と有機合成への利用
小林
雄一(東工大工):シリル基を規制因子とする高立体選択的反応の開発と光学活性な生物活性物質の合成
飛田
博実(東北大理):興味ある構造を有する新規な有機ケイ素化合物の合成、反応およびその遷移金属錯体化学への応用
第38回受賞者(昭和63年度)
岩澤 伸治(東大理):高選択的炭素骨格形成の新手法開発とその触媒化に関する研究
菅野
了次(三重大工):高イオン導電体の設計と合成および固体電池の開発
北村 雅人(名大理):化学的不斉増殖法の開発と有用生理活性物質の合成
高井
和彦(京大工)有機チタンおよびクロム反応剤による高選択的有機合成反応の開拓
民谷 栄一(東大先端研):バイオセンサーの高性能化に関する研究
山本
陽介(広島大理):超原子価をもつ新規な有機硫黄および有機アンチモン化合物に関する研究
第39回受賞者(平成元年度)
江口 浩一(九大総合理工):複合酸化物を用いた高性能酸化触媒及びイオン伝導体の開発
小鹿
一(名大理):細胞毒性天然有機化合物の構造と反応性
加藤 礼三(東邦大理):分子性超伝導体および分子性金属の開発
坂倉
俊康(化技研):均一系触媒によるC−H結合の選択的官能基化
辰巳砂昌弘(阪府大工):超急冷法による機能性ガラスの合成とその構造に関する研究
村上
正浩(京大理):イソシアニドを用いる新しい炭素−炭素結合生成反応の研究
第40回受賞者(平成2年度)
伊藤 芳雄(九大理):高選択的反応の開発と有用物質合成への応用
小林
修(東理大理):新しい触媒系によるカルボニル化合物の高選択的・高効率的反応の開拓
茶谷
直人(阪大工):典型金属−遷移金属結合種を触媒活性種とする新反応系の創出
久枝 良雄(九大工):金属酵素機能のシュミレーションによる新規触媒系の開発
水野 哲孝(北大触媒セ):構造の規定された複合金属酸化物の触媒特性解明とその応用
山内
薫(東大教養):高励起分子および分子錯体の構造とダイナミックス
第41回受賞者(平成3年度)
直田 健(阪大基礎工):低原子価ルテニウム錯体の特性を活かした新規触媒反応の開発
藤井
正明(東北大理):二波長分光法による多原子分子の高励起電子状態およびイオン状態の研究
松岡
秀樹(京大工):イオン性高分子系での密度不均一性に関する散乱法による研究
森 健彦(分子研):有機超伝導体の開発とその理論的研究
山崎
孝(東工大生命理工):含フッ素化合物の立体選択的製法の開発
山田
順一(姫路工大理):有機金属化合物の“複合化”による反応性および選択性の制御に関する研究
第42回受賞者(平成4年度)
小倉 尚志(分子研):チトクロム酸化酵素による酸素活性化機構の解明
木越
英夫(名大理):生物活性セスキテルペン類および脂肪酸関連化合物の合成と反応性
楠本 哲生(相模中研):有機機能材料の合成に関する研究
佐藤
智典(東工大生命理工):多糖被覆リポソームのキャラクタリゼーションとその応用
柳澤 章(名大工):有機金属反応剤を用いる高選択的アリル化反応の開拓
山田 徹(三井石化):金属錯体触媒による効率的なオレフィン類の酸素酸化反応
第43回受賞者(平成5年度)
阿波賀 邦夫(東大教養):強磁性的分子間相互作用の機構解明に関する研究
加藤
隆史(東大生研):水素結合の形成による新規液晶系の構築
相樂 隆正(長崎大工):超薄膜の電極反応過程を解析するための分光電気化学測定新手法の開発と応用
芝田 育也(阪大工):高配位有機スズ化合物を用いる高選択的反応の開発
鈴木 俊法(分子研):状態選択光励起および検出による反応ダイナミクスの研究
深瀬 浩一(阪大理):生物活性ランチオニンペプチドと複合糖質の構造および合成研究
第44回受賞者(平成6年度)
石原 達己(大分大工):ペロブスカイト型酸化物を用いた新しい機能性材料の開発
井上
将彦(阪府大工):生体に重要な化学種に対する多機能型人工レセプターの開発
大江
浩一(京大院工):ヘテロトリメチレンメタン遷移金属錯体の関与する新規触媒反応の開発
戸嶋
一敦(慶大理工):糖質およびマクロリド類の合成と人工制限酵素の創製に関する研究
豊田 耕三(東北大理):かさ高い置換基で安定化した低配位リン化合物の研究
中嶋 敦(慶大理工):金属および半導体元素を含む2成分クラスターの生成,構造,反応性の研究
第45回受賞者(平成7年度)
石原 一彰(名大工):ブレンステッド酸−ルイス酸複合反応剤を用いる有機反応の高次立体制御法の開拓
澤村 正也(東大大院理):光学活性金属錯体触媒の合理設計とその応用
鈴木
孝紀(北大大院理):複素環を組み込んだ新規な有機酸化還元系の構築とその機能
松本 隆司(慶大理工):糖質関連化合物の新しい合成手法の開発に関する研究
百瀬 孝昌(京大大院理):固体パラ水素分子をマトリックスとする新しいマトリックス分離分子分光法の開発
山元
公寿(早大理工):酸素4電子過程の構築とその新しい高分子合成への応用
第46回受賞者(平成8年度)
浅尾 直樹(北大大院理):機能性ルイス酸を活用する精密有機合成手法の開拓
宇山 浩(東北大大院工):酵素触媒を用いる新しい高分子合成反応の開拓
小林 健二(筑波大化):結晶性分子集合体の構築と有機ゼオライトへの応用
椎名 勇(東理大総研):抗腫瘍活性化合物タキソールの不斉全合成技術
松原 一郎(大工研):ビスマス系銅酸化物ウィスカーの結晶成長と超伝導特性
山田 英俊(徳島文理大薬):甘味配糖体の化学合成
第47回受賞者(平成9年度)
門田 功(東北大反応研):ポリ環状エーテル合成の新手法開拓とその応用
佐藤 治(神奈川科技アカデミー):分子性機能材料の開発と評価に関する研究
田部勢津久(京大総合人間):希土類レーザーガラスの光機能設計と配位子場解析
中野 雅由(阪大院理):非線形光学効果の非摂動的計算法および超分極率密度解析法の開発と新物質系への展開
野崎 京子(京大院工):オレフィン類の触媒的不斉カルボニル化反応に関する研究
藤井 朱鳥(東北大院理):多波長レーザー分光法による分子及び分子クラスターの構造及び動力学
第48回受賞者(平成10年度)
大井 貴史(北大院理) :精密分子認識を指向した二点配位型ルイス酸の創製と応用
生越
専介(阪大院工) :新しい共役炭化水素配位子錯体の構造と反応性との相関
木村 佳文(京大院理):超臨界流体中における化学反応と分子ダイナミクス
杉野目道紀(京大院工):有機ケイ素化合物の触媒的活性化に基づいた新規立体選択的合成反応の開発
中村 浩之(東北大院理)
:中性子捕捉治療への有機化学的アプローチ
真船 文隆(豊田工大) :液体分子線法の開発とそれを用いる溶液表面分子の構造と化学反応の研究
第49回受賞者(平成11年度)
上田 実(慶応大理工):植物の感覚と運動に関与する天然有機化合物の生物有機化学的研究
大越 慎一(東大先端研):集積型金属錯体を舞台にした新規強磁性現象の創造とその実現
韓 立彪(物質研) :遷移金属錯体を用いるリン及びカルコゲン元素化合物の活性化と新規触媒反応の開発
西沢 精一(東北大院理):水素結合性アニオン認識試薬の開発とその展開
西澤 松彦(東北大院工):In situ
マイクロコンダクトメトリー法の開発と電子・イオン機能性材料への展開
廣田 俊(名大院理):金属タンパク質の分子認識と活性部位構造・機能への新しいアプローチ
第50回受賞者(平成12年度)
入江 亮(九大院理):光学活性なサレン錯体を用いる触媒的不斉酸化反応の開発
河内 敦(京大化研):窒素、酸素、硫黄官能基を有するケイ素アニオン種の化学の開拓
斎藤 進(名大院工):超分子認識に基づくエノラート・イオンの生成と反応制御
中村 正治(東大院理):有機金属会合種の構造制御に基づく不斉反応の開発
西林 仁昭(京大院工):錯体化学的アプローチによる温和な条件下でのアンモニア合成法の開発
引地 史郎(東工大資源研):遷移金属−活性酸素錯体の合成と分子化学的研究
第51回受賞者(平成13年度)
網井 秀樹(岡山大工):新しいC−F結合の活性化とそのフッ素化合物合成への応用
一戸 雅聡(筑波大化学)
:ケイ素及びゲルマニウム不飽和環状化合物の合成、構造に関する研究
小柳津研一(早大理工)
:μ−オキソ不均化錯体系の多電子過程を利用した新機能物質合成法の確立
笠井 均(東北大多元研):有機ナノ結晶の作製とその物性及び反応性評価に関する研究
佐藤 啓文(分子研):量子化学と拡張RISM/3D−RISMの融合に基づく溶液内化学反応理論とその応用
山口 茂弘(京大化研)
:13、14、15族元素を含む機能性π電子系の創製
第52回受賞者(平成14年度)
大場 正昭(九大院理):分子性透明磁性体の合成と磁気および磁気光学特性の研究
大森 建(東工大院理工):新規立体制御法に基づく酸素官能性天然有機化合物の全合成
小畠 誠也(九大院工):ジアリールエテン単結晶のフォトクロミズム
末永 聖武(静岡県立大薬):抗腫瘍性・摂食誘引等の生物活性を有する海洋天然物の生物有機化学的研究
樋口 昌芳(慶大理工):精密金属集積能を有するπ共役新ナノ構造体の創製
芳坂 貴弘(岡山大工):遺伝暗号の拡張による非天然アミノ酸のタンパク質への導入
松尾 司(分子研):ケイ素基の特性を活用した四員環及び五員環を機軸とするpi電子系アニオン種に関する研究
山中 秀介(阪大院理):分子磁性の理論-J値の非経験的計算法の開発と多核および集積型金属錯体への展開-
第53回受賞者(平成15年度)
磯部 寛之(東大院理):両親媒性フラーレンの分子設計とその集合体機能
岩本 武明(東北大院理):新規なケイ素π電子化合物及び関連分子系の創出
太田 薫(神戸大院自然):3-パルスフォトンエコー法による溶質―溶媒相互作用の動的揺らぎの研究
小澤 岳昌(東大院理):プロテインスプライシングを利用した生細胞内タンパク質の動態解析法
河野 淳也((株)コンポン研究所) :多光子励起溶液反応と機構の解明
忍久保 洋(京大院理):水の特徴を活用した新規反応系の開発
藤原 秀紀(阪府大先端研):反強磁性有機超伝導体の開発
松田 建児(九大院工):ジアリールエテンを用いた磁性光スイッチングシステムの構築
宮坂 等(都立大院理):金属錯体集積によるナノワイヤー分子量子磁石の開発と展開
村田靖次郎(京大化研):フラーレンC60の構造変換―水素内包分子の合成と固体反応の利用に関する研究―
第54回受賞者(平成16年度)
石谷 暖郎(東工大資源研):イミン類の触媒的活性化を基盤とする高立体選択的反応の開発
伊丹健一郎(京大院工):プラットホーム型多置換オレフィン合成法の開発と機能性拡張pi電子系構築への応用
井上 将行(東北大院理):神経細胞に特異的に作用する複雑な天然有機化合物の全合成
栄長 泰明(慶應大理工):新規光制御型磁性材料の創製と評価
岡本 晃充(京大院工):有機化学的手法による高機能核酸の創製とDNAテクノロジーへの展開
金谷 有剛(海洋研究開発機構):大気中におけるOH,HO2ラジカル測定による対流圏化学反応過程の解明
寺尾 潤(阪大院工):アニオン性遷移金属錯体の特性を活用した新規触媒反応の開発
吉本惣一郎(東北大院工):ポルフィリン・フタロシアニンを用いた金単結晶表面の機能化とその特性評価
第55回(平成17年度)
大栗 博毅(北大院理):設計分子の迅速合成を基盤とする多環性天然物の生物有機化学研究
木口 学(北大院理):金属表面上に作製したナノ構造に発現する表面・界面物性の解明
北村 充(九工大工):sp2混成原子上での置換反応に基づく有機合成手法の開発と高次構造生理活性天然物の合成
庄司 満(東理大工):生合成経路を模倣した血管新生阻害活性を有する天然有機化合物の効率的全合成
林 克郎(東工大フロンティア):活性陰イオンを利用したナノポーラス結晶12CaO・7Al2O3の機能化に関する研究
藤田 晃司(京大院工):酸化物の原子配列と形態の不規則性を活用した光機能創出
松尾 豊(科学技術振興機構):多核金属フラーレン錯体の合成と機能
三井 正明(慶應大理工):巨大な分子クラスターの生成法の開発とその電子構造の解明
第56回(平成18年度)
井村 考平(分子研):近接場分光イメージングの新手法の開拓とナノ物質の局所励起と波動関数の研究
大久保 敬(阪大院工・科学技術振興機構):長寿命の光電荷分離状態を有するドナー・アクセプター連結系分子の開発と応用
佐藤 守俊(東大院理):細胞内の分子過程を可視化する遺伝子コード型蛍光プローブ
田代健太郎(東大院工):フラーレンを操るパイ電子空間の分子設計
羽村 季之(東工大院理工):シクロブテンを中心とする歪み化合物の合成、反応と構造化学に関する研究
松永 茂樹(東大院薬):新規複核金属錯体の近接効果制御能を活用した高原子効率不斉触媒反応
村橋 哲郎(阪大院工):一次元および二次元サンドイッチ型多核金属錯体の創製
山田 真実(東農工大工):有機シェル−無機コア構造を有した新規複合ナノ粒子材料の合成と特異物性の解明
吉沢 道人(東大院工):精密疎水空間の自己組織化構築と水中での特異反応・物性の創出
第57回(平成19年度)
阿部 竜(北大触媒研):可視光水分解のための新規光触媒反応系の開発に関する研究
加納 英明(東大院理・JSTさきがけ):白色レーザーを用いた分子分光イメージング法の開発と生細胞のin vivo分子レベル追跡
河合 英敏(北大院理):特異な結合性や集合特性を有する新奇芳香族化合物に関する研究
鈴木 秀士(北大触媒研):元素分析走査プローブ顕微鏡の開発
唯 美津木(東大院理):選択触媒機能創出を目指した表面を媒体とする高活性金属錯体の構築と反応機構の解明
津田 明彦(東大院工):新機能の創成を目指したポルフィリンナノクラスターの設計
根岸 雄一(分子研):有機配位子保護金属クラスターの精密合成法の開発と構造・物性の解明
森崎 泰弘(京大院工):芳香環積層に基づく新しい共役系高分子の創出
吉田 拡人(広島大院工):ベンゼン系反応性中間体を用いた多置換芳香族化合物の効率合成反応の開発
第58回(平成20年度)
石内 俊一(東工大資源研):反応追跡のためのレーザー多重共鳴分光法の開発と新規クラスター内反応の研究
Ajayan Vinu(物質・材料研究機構):炭素および窒化物からなるメソポア多孔体の開発と構造評価
大木 靖弘(名大院理):ニトロゲナーゼおよびヒドロゲナーゼ活性部位の人工構築
山東 信介(京大院工):生体分析を目指した機能性核酸システムの創製
重田 育照(兵庫県立大院生命):量子ゆらぎと熱ゆらぎの動的分子論
前田 大光(立命館大総合理工):ピロール環を基盤とした新規π共役系の創出
山口 和也(東大院工):金属水酸化物を基盤とした高機能固体触媒の開発
山下 誠(東大院工) :求核的ボリルアニオン類の創製とその特性
依光 英樹(京大院工):ホモアリルアルコールのレトロアリル化を利用した選択的有機合成反応
若宮 淳志(名大物質科学研):ホウ素の特性を活かした機能性π電子系の創製
第59回(平成21年度)
植村 卓史 (京大院工):金属錯体ナノ空間内での高分子合成
加納 太一 (京大院理):デザイン型アミン有機触媒を用いた高選択的合成手法の開発
川ア 常臣 (東理大総合):炭素同位体キラル化合物による不斉誘導現象の発見と超高感度不斉認識
笹森 貴裕 (京大化研):新規な機能・物性発現を指向した高周期典型元素π電子系化合物の創製
鳶巣 守 (阪大院工):炭素−酸素、炭素またはケイ素結合の切断を経る触媒的置換反応の開発
中西 尚志 (物質・材料研究機構他):フラーレンへのアルキル基導入による超分子ソフトマテリアルの創出
不破 春彦 (東北大院生命):複雑な構造を有する海洋天然有機化合物の効率的全合成
山本 洋平 (科学技術振興機構):自己組織化による電子活性ナノ材料の創成
第60回(平成22年度)
荒谷 直樹 (京大院理):巨大ポルフィリンアレイの有機合成と機能開拓
上野 貢生 (北大電子研):制御された金属ナノ構造による光増強場の創製と化学反応への応用
浦口 大輔 (名大院工):アニオン認識型キラルオニウム塩の創製と触媒的不斉合成への応用
國信洋一郎 (岡山大院自然):7族遷移金属触媒による高効率かつ新規な炭素−炭素結合構築反応の開発
高石 慎也 (東北大院理):電荷双安定性に由来する擬一次元ハロゲン架橋金属錯体の動的挙動創出と可視化
所 裕子 (東大院理):特殊な双安定性を示す相転移物質の創製と光誘起相崩壊の発見
中尾 佳亮 (京大院工):不飽和化合物のカルボシアノ化反応の研究
松崎 典弥 (阪大院工):ナノ構造高分子材料による細胞操作と生体組織モデルの構築
矢貝 史樹 (千葉大院工):水素結合を基盤とした超分子モジュール化による機能性色素集合体の構築
藪 浩 (東北大多元研):相分離構造を持つ高分子微粒子の作製と有機-無機ハイブリッドへの展開
第61回(平成23年度)
池田 将 (京大院工): バイオインスパイアード超分子材料
生越 友樹 (金沢大理工): 新規環状ホスト分子Pillar[5]areneを基にした超分子材料の創成
北 将樹 (筑波大数理物質): 有毒哺乳動物および海洋無脊椎動物由来の生物活性鍵物質に関する化学的研究
倉橋 拓也 (京大院工): 低原子価ニッケル錯体とカルボニル化合物による活性中間体の創製と触媒的有機合成反応への展開
新谷 亮 (京大院理): 遷移金属触媒による環状有機化合物の高選択的合成法の開発
田原 一邦 (阪大院基礎工): アルキル鎖間の相互作用を利用した固体表面上における多孔性二次元分子配列の構築と制御
松尾 光一 (広島大放射研): 放射光真空紫外円二色性分散計の開発と生体分子構造解析への応用
松田亮太郎 (科学技術振興機構): 高選択的分子吸着能を有する多孔性金属錯体の設計と合成
第2回受賞者(昭和52年度)
朝比奈貞一(元東京科学博物館):博物館活動を通じての青少年を対象とする化学教育への多年の貢献
植村 琢(東工大名誉):化学史を含む著作活動を通じての化学教育への多年の寄与
第3回受賞者(昭和53年度)
奥野 久輝(立教大名誉):私学における化学教育への貢献と化学教育・化学史の著作,編集
竹林
保次(元東教育大付属高):理科教育における多年にわたる指導と研究活動,とくに現場における実践を通しての中等化学教育への寄与
第4回受賞者(昭和54年度)
樫本 竹治(元金沢大):旧制高等学校等における化学教育への寄与・化学教科書の著述等の先駆的業績
竹林 松二(阪大名誉):一般教育としての化学教育に対する貢献
第5回受賞者(昭和55年度)
西川 友成(元府立大和川高):高等学校化学教育における新しい実験の開発と実践
蟇目清一郎(元北大):大学教養課程における化学教育への貢献と高等学校化学教育との連携への寄与
第6回受賞者(昭和56年度)
大木 道則(東大理):わが国化学教育研究の組織化と国際化への貢献
松浦
多聞(元広島大):化学教育とくに中学校・高等学校化学教育の振興への多年の寄与
第7回受賞者(昭和57年度)
島村 修(東大名誉):高校化学の現代化と化学教育部会創立への貢献
中西
啓二(四条畷学園女短大):中学校及び高等学校の化学教育における実験指導の発展に貢献
第8回受賞者(昭和58年度)
加藤 俊二(阪大教養):一般教育としての化学教育への貢献
第9回受賞者(昭和59年度)
榊 友彦(名大名誉):多方面にわたる積年の化学教育推進への貢献
第10回受賞者(昭和60年度)
山名 修吉(近大理):化学教育の基礎的並びに実践的研究とその成果の国際化
第11回受賞者(昭和61年度)
林 良重(富山大教育):視覚障害者教育を中心とした化学教育の先駆的・実践的研究
第12回受賞者(昭和62年度)
阪上 正信(金沢大名誉):化学史でたどる化学実験の普及等による化学教育への貢献
第13回受賞者(昭和63年度)
小出 力(大阪教育大):独特の視野に立った化学教育への寄与
第14回受賞者(平成元年度)
該当者なし(候補者の推薦がなかったため)
第15回受賞者(平成2年度)
下沢 隆(埼玉大理):化学教育の国際化に対する貢献
第16回受賞者(平成3年度)
多賀 光彦(北大理):一般教育を中心として多方面にわたる化学教育への貢献
第17回受賞者(平成4年度)
中島 路可(鳥取大工):独創的な観点からの化学教育の啓蒙と振興への貢献
第18回受賞者(平成5年度)
綿抜 邦彦(立正大経済):実験を背景とした幅広い層への化学教育に対する貢献
第19回受賞者(平成6年度)
山口 勝三(東北学院大教養):化学教育の活性化および化学普及への貢献
第20回受賞者(平成7年度)
藤谷 健(広島県立大):教育内容の体系的研究をとおした化学教育振興への貢献
第21回受賞者(平成8年度)
花屋 馨(宮城教育大教育):教材開発、教師研修および調査 活動による化学教育振興への貢献
第22回受賞者(平成9年度)
荻野 和子(東北大医療短大):国内および国際的活動による 化学教育への貢献
第23回受賞者(平成10年度)
竹内 敬人(神奈川大学理学部):化学の普及・発展への国内および国際的活動による貢献
第24回受賞者(平成11年度)
守口 良毅 (福岡教育大教育学部):新規教材による総合化学実験カリキュラムの開発
第25回受賞者(平成12年度)
丸山 雅雄(宮城教育大名誉):実験体験型の啓蒙・普及活動による化学教育への貢献
第26回受賞者(平成13年度)
片岡 正光(小樽商科大):大学・学会・地域社会における化学教育活動への貢献
川泉 文男(名大院工):大学新時代の化学教育、科学(化学)英語教育、化学普及への貢献
増井 幸夫(元関西女短大)
:実践的研究による初等・中等化学教育の啓発・普及への貢献
第27回受賞者(平成14年度)
田中 春彦(広島大院教育):教育内容の開発研究による化学教育振興への貢献
第28回受賞者(平成15年度)
伊藤 卓(横国大院工):初等、中等ならびに高等化学教育改善への貢献
隈 弘夫(阪大院理):初・中等および高等教育における化学教育振興へのリーダーシップ
第29回受賞者(平成16年度)
黒河 伸二(佐賀大文化教育):化学教材の開発・普及による化学教育への貢献
中尾 安男(岡山大教育):小・中・高・大学を連携する化学教育ネットワーク構築
第30回(平成17年度)
曽我部國久(島根大教育):多年にわたる出前実験による化学好きの子どもの育成
細矢 治夫(お茶大名誉):数理・論理に根ざした化学教育の改革への貢献
第31回(平成18年度)
市村禎二郎(東工大院理工):初等、中等ならびに高等化学教育の普及・振興への貢献
甲 國信(東北大院理):東北地区の化学教育活動に対する貢献
吉村忠与志(福井工業高専):コンピュータを活用した化学教育振興への貢献
第32回(平成19年度)
有賀 正裕(阪教育大教育):小学校から大学までの校種を越えた化学教育ネットワークへの貢献
島 正子(国立科学博物館名誉):化学普及活動及び隕石研究にもとづいた化学教育への貢献
下井 守(東大院総合文化):大学教育への連結を意識した高等学校化学教育への貢献
第33回(平成20年度)
伊佐 公男(福井大教育):質量分析、物理化学から科学教育実践への貢献
渡辺 正(東京生産研):高校化学教育および化学の普及に対する貢献
第34回(平成21年度)
江口 太郎 (阪大総合学術博物館):広範な世代への化学的思考の伝達手法の設計と啓発の実践
松原 静郎 (桐蔭横浜大スポーツ健康政策):化学教育の向上と振興に対する教育方法研究専門家としての継続的な貢献
第35回(平成22年度)
池本 勲 (都立大名誉):化学演示実験による化学の振興と普及への長年の貢献
伊藤 眞人 (創価大工):インターネットを活用した化学教育への国際的貢献
第36回(平成23年度)
蟻川 芳子 (日本女子大): 化学教育振興事業ならびに女子の化学教育への貢献
長谷川 正 (東京学芸大): 化学教育の後継者育成と新規教材開発による化学の振興と普及への貢献
第2回受賞者(昭和59年度)
大槻 勇(宮城県立鶯沢工業高):化学教育における新しい教材の開発
鬼島 正雄(千葉敬愛短期大学):千葉県における高校理科教育の振興
野田 四郎(北海道札幌市立平岸高):高校化学教育における指導理念の確立と実験法の開発
松尾 博之(広島県立五日市高):広島県における小・中・高等学校化学教育の振興
矢後
一夫(元富山県立富山工業高):富山県・北信越地区の化学教育の振興
第3回受賞者(昭和60年度)
大石 博(北海道美幌高):北海道における小・中・高等学校化学教育への貢献
杉山
巍(津山工業高専):中・高等学校および高等専門学校における化学教育の振興
保坂 純三(岩手県立釜石北高):自作開発教材による新しい化学教育法の研究
村田
豊(愛知県立岡崎高):独創的な生徒実験の案出と幅広い化学教育実践活動
米田昭二郎(金沢市立此花町小):現場に根ざした化学教育の多面的実践
第4回受賞者(昭和61年度)
井狩 俊久(北海道留萌高):北海道過疎地域における高等学校化学教育への貢献
佐藤
早苗(静岡県立焼津中央高):高校化学クラブ活動指導における顕著な業績ならびに優れた児童向き科学書の著作
鈴木 啓夫(愛知県立豊橋西高):高校化学教育への新しい化学の潮流の導入に果たした業績
福沢 掌(前新潟県立新潟西高):新潟県における小・中・高等学校化学教育への貢献
松本 昭(大阪府科学教育センター):大阪府における小・中・高等学校化学教育への貢献
第5回受賞者(昭和62年度)
井津 定光(京都理化学協会):京都府高等学校化学教育向上と指導者の育成
岩下紀久雄(四日市四郷高):東海地区における高校化学教育への貢献
佐野 俊介(坂出高):香川県における高校化学教育の改善への貢献
酒井
堂兆(青森農大):化学実験指導法の研究と東北地区における化学教育振興への貢献
前川
陽一(江別高):北海道地区高等学校化学教育研究グループの育成、組織化への貢献
第6回受賞者(昭和63年度)
川村 静夫(苫小牧高専):新しい理科教育装置の工夫と北海道における地域化学教育活動への貢献
菅野 幸雄(福島女子高):高校化学クラブの指導を通しての高校化学教育向上への貢献
春田
徳洋(糸島高):福岡地区における高校化学教育の活性化とマイコンを利用した化学教育ソフトの開発
馬淵克太郎(岐阜北高):研究団体育成による岐阜県高校化学教育向上への貢献
第7回受賞者(平成元年度)
緒方 淳子(大手前高):大阪府高等学校化学教育の推進
木村
之信(大津高):有機化学製造実験等の改善による高等学校化学教育への貢献
佐藤 悦郎(六郷高):教材開発による化学教育の推進と指導者の育成
第8回受賞者(平成2年度)
會澤 敏雄(八戸東高):実験指導法および教材の研究による東北地区化学教育への貢献
大田
稔(元石川高専):北陸地区における高校化学教育向上への貢献
中西 幹雄(愛泉高・泉尾二工高):高校化学クラブの指導を通しての高校化学教育向上への貢献
西平 輝子(城南高):高校化学教育における現代化の推進と安全教育への貢献
宮下
正恪(北海道理科教育セ):北海道における小・中・高等学校化学教育への貢献
第9回受賞者(平成3年度)
木村 道夫(元金沢市立少将町中):地域に根ざした初等中等化学教育の改善と振興への貢献
作原
逸郎(道立理科教育センター):小学校理科を基盤にした化学教育への貢献
須賀
昭一(埼玉栄東高):新しい教育方法の開発による化学教育への貢献と化学教育研究グループの育成
千葉
信行(青森県立岩木高):実験指導法等の改善による高等学校化学教育への貢献
仲 信一(大阪桐蔭高):教材の工夫と開発による大阪府高等学校化学教育への貢献
第10回受賞者(平成4年度)
阿部 忠(元北海道枝幸高):高校化学教育の向上と地域住民の化学的関心普及への貢献
児玉
順彦(初芝橋本高):教材の工夫と開発による近畿地区化学教育への貢献
榊原 正気(元三重県立四日市商業高):東海地区における高校化学教育への貢献
佐々木克巳(岡山県立金川高):新しい実験方法の開発と教育研究組織の育成による化学教育への貢献
東海林恵子(宮城県仙台南高):優れた教材開発による化学教育への貢献
第11回受賞者(平成5年度)
赤羽根 充男(大阪府立桜塚高):高校化学教育の向上と環境化学の普及への貢献
武田
一美(東理大理):実践的研究にもとづく初等中等化学教育への貢献
日吉 芳朗(石川県立輪島高):郷土の素材と化学史上の実験による創造的教育実践
平田 卓郎(富山県立大):北陸地区の高等学校化学教育現代化への貢献
松井
坦(広島大附属高):学習指導法の研究と高等学校教員養成を通しての化学教育への貢献
第12回受賞者(平成6年度)
軽部 昭夫(秋田工業高専):実践的化学教育に基づく高専および高校化学教育への貢献
黒杭
清治(日本大第三高):実践研究と推進活動による初等理科および中等化学教育への貢献
林 主計(福井県立羽水高):北信越地方における化学教育への貢献
宮田 光男(桐朋学園大短大):教材の開発と環境化学の普及による化学教育への貢献
第13回受賞者(平成7年度)
東 俊一郎(岡山県立岡山朝日高):岡山県内高等学校化学教育の研究体制の強化および指導法の研究
田中 典男(愛知県立瀬戸北高):東海地区における化学教育グループの組織化への貢献
谷口
博士(鳥取県立鳥取西高):個を活かした化学教育の実践と地域の教育研究会の育成
本田 政武(熊本市立高):熊本県および九州地区における化学教育への貢献
村上 忠幸(兵庫県立姫路東高):クラブ活動および教材開発を通じての化学教育への貢献
第14回受賞者(平成8年度)
井野口弘治(大阪教育大教育附属高):中学・高校化学教育改善寄与への貢献
北井崎 昇(岩手県立盛岡工高):環境を考える教材の開発による化学教育への貢献
久保 正(広島県立呉三津田高):興味・関心を持たせる実験法の開発を通しての化学教育への貢献
獅々堀 彊(香川医大):分子グラフィックスを用いたパソコンソフトウェアの研究開発による化学教育への貢献
丹伊田 敏(東京学芸大附属高):わが国の高等学校化学教育の国際交流に対する貢献
第15回受賞者(平成9年度)
野村 正幸(秋田県立大館鳳鳴高):地域資源の化学教材への利用
盛口 襄(渋谷教育学園幕張高):化学教育におけるHow to から What to へ」の実践的研究への貢献
藤田 英夫(京大総合人間):温故知新の実践と基礎実験化学を通じての化学教育への貢献
石塚 庸三(鳥取県立米子工高):未利用資源を教材にした化学教育の実践と地域の環境研究会の育成
福永 勝則(熊本県立済々黌高):高等学校化学部指導および教材開発による化学教育への貢献
第16回受賞者(平成10年度)
柿原 聖治(三重大学教育学部):Y型電解装置・気体発生装置などの教材開発
國井
恵子(仙台市科学館):中学生向きの教材開発研究と化学普及活動による化学教育への貢献
田村 強(前岡山県立高松農高校):高校生を活性化させる環境教育と化学教育への貢献
水関 秀雄(愛媛県立松山西高校):教材と教育方法の開発及び化学教育研究グループの育成による化学教育への貢献
山口 和美(苫小牧高専):教育用パソコンソフトウェアの開発による化学教育改善への貢献
第17回受賞者(平成11年度)
伊藤 広美(秋田県立本荘高校):高校化学クラブ指導と地域化学教育活動への貢献
岸田 功(都立戸山高校) :本質をついた実践研究による化学教育への貢献
武市 壽雄(高知県立大栃高校):高校化学教育における教材開発および地域における化学啓蒙活動への貢献
中村 隆信(北海道立理科教育センター):教材開発と研究グループ育成による化学教育への貢献
渡部 智博(立教高校):実践的研究とその活動による化学教育への貢献
第18回受賞者(平成12年度)
佐々木和也(創価学園中・高):クラブ活動を通じた化学教育への寄与
佐藤 五郎(米沢中央高):化学クラブの指導を通しての化学教育と環境学習への貢献
鳥井 昭美(久留米高専名誉) :産学交流を通した化学教育の推進
華井 章裕(岐阜県体験センター):化学に興味を持たせる教材開発と地域化学啓蒙活動の実践
結城 春雄(千葉県立柏南高) :化学教育における実験および実験教材開発への貢献
第19回受賞者(平成13年度)
阿部 一(宮城県仙台二高)
:高校化学における基礎的概念教授法の改善と実験教材開発
井上 正之(広島学院中・高)
:実験教材の開発と化学クラブの指導による化学教育への貢献
小笠原健二(長野県屋代南高)
:身近な素材の教材化とわかり易い授業の実践を通した化学教育の振興
片江 安巳(東京都立竹早高):教育実践とその研究および普及・啓蒙活動による化学教育への貢献
北川 英基(兵庫県立御影高)
:化学教師の研究組織作りと地域活動の育成
第20回受賞者(平成14年度)
佐川 演司(福島県立福島西高):教材開発や化学部指導による化学教育への貢献
山王 憲雄(広島県立広島井口高):地域の研究会活動を通じた化学教育への貢献
西出 雅成(北海道立理科教育セ):天然素材の教材化と高校化学の授業プランの開発
山本 勝博(大阪府教育セ):実験教材の開発による理科教育への貢献
第21回受賞者(平成15年度)
香月 義弘(福岡県立直方高):実験教材の開発と化学教育活動への貢献
金綱 秀典(国立鶴岡工業高専):実践的実験開発と啓発・普及による化学教育への貢献
園部 利彦(岐阜県立岐阜高):歴史的・世界的視野よりの高校化学教育の刷新と化学普及への貢献
馬場 隆信(元滋賀県立野洲高):実験教材の開発と地域化学教育への貢献
胸組 虎胤(小山工業高専):高等専門学校における化学教育法の開発
第22回受賞者(平成16年度)
加茂 光一(大阪府立四條畷高):実験化学の実践による普及・啓発および地域の化学教育活動への貢献
柄山 正樹(東京女学館中・高):身近な事柄から展開する化学教育の研究と実践
佐々木和枝(お茶女子大附属中):総合的な学習の先駆的な実践研究と化学教育活動への貢献
佐藤 琢夫(岩手県立盛岡北高):化学実験教材の開発研究
谷川 貴信(多摩大学目黒中・高):中高一貫校における化学教育指導理念の研究と実践
第23回(平成17年度)
小西 弘子(関西創価中・高):理科クラブ活動を通しての化学教育への貢献
齊藤 幸一(開成学園中・高):実験を基盤にした化学の普及活動に関わる貢献
笹村 泰昭(苫小牧工業高専):化学教育用教材の開発と普及
杉山 剛英(札幌旭丘高):化学教育のための新教材の開発・普及とその実践のための研究グループの育成
妻木 貴雄(筑波大附属高):化学教育の実践・普及に関わる多様な貢献
第24回(平成18年度)
歌川 晶子(多摩大附属聖ヶ丘高):化学教育の発展を目指したネットワークの構築と実践
佐藤 成哉(愛知淑徳大):化学教育の活性化と新教材開発への貢献
四ヶ浦 弘(金沢高):身近な物質や現象を活用した独創的化学教育の展開
守本 昭彦(都立武蔵野北高):化学的な視野を広げる実験教材の開発と普及
第25回(平成19年度)
岩藤 英司(東京学芸大附属高):化学に関するIT教材の開発をはじめとする多くの化学普及活動への貢献
梶山 正明(筑波大附属 駒場中・高):実社会との関係を重視した化学の教材開発と教育の普及
栗岡 誠司(尼崎小田高):化学教育研究組織創設と市民の科学的関心高揚へのリーダーシップ的貢献
永沼 孝敏(仙台市立南光台東中):優れた教材の開発と化学普及活動による化学教育への貢献
山崎 健一(北大院地球環境):小学生を対象とした化学実験を通しての理科教育法の開発と実践
第26回(平成20年度)
足利 裕人(鳥取工業高):体験型教材の開発と地域における化学教育活動への貢献
杉山 正明(愛知県立稲沢高):東海地区における実験に主眼をおいた化学教育推進への貢献
鈴木 哲(苫小牧西高):化学教育の普及に関わる貢献
高梨 賢英(慶応義塾幼稚舎):好奇心を伸張させる理科教育の実践と普及
山本 孝二(千葉県立実籾高):化学の教材開発と普及活動
第27回(平成21年度)
岩田 久道 (埼玉県立大宮武蔵野高):創造性をはぐくむ化学の研究指導と教材開発
高橋 匡之 (岩手県立水沢高):生徒の興味関心を高める化学の授業実践
田中 芳和 (阪府立高津高):化学教育の普及と教員の育成
福田 俊彦 (愛知県立松蔭高):実験、英語の発想および社会貢献活動を融合させた新しい化学教育
藤岡 和男 (杉並学院中・高):独創的な着眼点に基づく化学実験の開発と教育実践への貢献
第28回(平成22年度)
勝部 秀子 (島根県立出雲高):環境調査に関する高校化学クラブ活動の指導と地域の化学教育活性への貢献
工藤 博幸 (奈良学園中・高):青少年への化学の啓発及び普及活動による化学教育への貢献
佐藤 友久 (東京農工大大学教育セ):化学実験の開発とすぐれた理科教員の育成
仁宮 章夫 (吉備国際大社会福祉):顕微鏡を活用したマイクロスケール化学実験の開発
第29回(平成23年度)
高松 正勝 (埼玉県立桶川高校): 青少年への化学の普及活動
田中 義靖 (都立戸山高校): 汎用性の高い教材の開発と教員間ネットワークの構築
橋爪 清成 (福島県立福島高校): 環境に配慮した化学教育とサイエンスコミュニケーション活動の実践
藤川 卓志 (宮城県名取高校): 実験教材の開発と地域化学教育への貢献
八島 弘典 (室蘭工大院工): 教材開発と研究グループ育成を通じた化学教育への貢献
第2回受賞者(昭和27年度)
長岡正男(日本光学):光学ガラス製造技術の確立
宗像英二(旭化成):ベンベルグ人絹製造法の改良
第3回受賞者(昭和28年度)
江副孫右衛門(東洋陶器)・鈴木巳代三(日本碍子):特高圧碍子,化学工業用耐酸磁器
第4回受賞者(昭和29年度)
大野碩十郎・堀 信一・小川鉄雄(味の素):味の素製造法の改良並びに近代工業化
片山知又・井戸川春三・長尾静雄(東北パルプ)・奥野信治(奥野パルプ):濶葉樹人絹パルプの工業化と改良
(昭和30年度)
受賞者なし
第5回受賞者(昭和31年度)
細田 豊・安田三郎(三井化学):スレン染料の工業化とその改良
大竹伊八・高木竹男・山内
晃(東邦レ)・隅田武彦・堀尾正雄(京大工):捲縮スフの工業的製造技術の確立
第6回受賞者(昭和32年度)
渡辺 博・木下祝郎・鎌田英男・丸田芳樹(協和醗酵):醗酵法によるl-グルタミン酸製造法の確立
第7回受賞者(昭和33年度)
松田義朗・加藤尚助(大日本セル)・北島弘蔵(富士天然色)・西村竜介(小西六):三酢酸セルロースを原料とする不燃性写真フイルムの完成
八谷泰造(日本触媒):ナフタリン, ベンゾール, アントラセンの気相酸化技術の確立と工業化
第8回受賞者(昭和34年度)
山口太郎(小野田セメント):焼成リン肥製造法
三原重俊・稲葉弥之助・三輪一郎・上野喜三郎・木本浩二(東洋高圧):ユリロン(ポリ尿素繊維)の研究とその工業的製造技術の確立
第9回受賞者(昭和35年度)
野上隆雄・浅治袈裟男・標葉二郎・橋本啓三(帝人):テビロン(ポリ塩化ビニル繊維)の研究と工業的製造技術の確立
長沢不二男・寺尾文夫(三菱化成):オキソ法による2−エチルヘキサノール製造法の研究とその工業的製造技術の確立
第10回受賞者(昭和36年度)
和田完治(丸善石油)・馬場有政(資源技試):パラキシレン製造法の工業化立
春日袈裟治・富田由郎・藤田利恒・郷田美久・佐野和夫(日東紡)・影山尚義・館野守久(パラマウント硝子):ガラス繊維の製造と加工処理方法
第11回受賞者(昭和37年度)
大塚重遠・真弓莞爾・岩前 博・岡野一郎・渡辺弘道・五味真平・貝瀬康哉・六川忠一郎(呉羽化学):ポ
リ塩化ビニリデン系合成樹脂の製造とその加工技術の確立
栗田寅雄・萩原康雄(東京瓦斯)・山本研一・森田義郎(早大理工)・山口悟郎(東大工)・長崎 勧
(九州耐火煉瓦):東京瓦斯式(TG式)接触分解油ガス装置の完成
第12回受賞者(昭和38年度)
鈴木六郎・大枝春臣・小川鉄雄・元崎信一・岡野一良・吉田統一・加藤二郎・藤井常雄・岩永良治・大野光・大野 明(味の素)l-グルタミン
酸ナトリウム合成法の工業化
藤崎誼達・小林秀彦・高橋静夫(旭化成):カシミロン(ポリアクリロニトリル系合成繊維)の研究とその工業 的製造技術の確立
第13回受賞者(昭和39年度)
中島英彦・鈴木重季・山口陽二・伊藤昌寿(東レ):光ニトロソ化法(PNC法)によるε−カプロラクタムの製造
松井正直(東大農)・西条茂弥(住友化学):ビタミンAの合成研究とその工業化
第14回受賞者(昭和40年度)
松平信孝・大西 章(ブリヂストン)・植田賢一(日本合成ゴム):ニッケル触媒によるシス−1,4
−ポリブ タジエンの製造
平塚喜造・和田益雄・松村司郎・米光英一・石井 博(三菱江戸川化学):自動酸化法による過酸化水素製造技術
第15回受賞者(昭和41年度)
須之内誠一・竹内靖弘・稲葉恵一・中島義弘(日本油脂)・浅原照三(東大生産研):有機ペルオキシドの工業化
菅原勇次郎・山田武敏・熨斗義文・中沢忠久・土田 弘(水沢化学):酸性白土を原料とする化学工業の確立
第16回受賞者(昭和42年度)
元崎信一・角田俊直・竹西忠男・川端 弘・中村
正(味の素):発酵法と合成法の組合せによる5'−ヌクレオチド製造法の工業化
岡村誠三(京大工)・朝倉
宏(東洋化学)・田川知昭(興国人絹パルプ):エマルジョン紡糸法によるコーデラ繊維の製造技術の確立と工業化
第17回受賞者(昭和43年度)
池田悦治・山田仁三朗・大谷信吉・滝沢達児・鳥生敬郎(大日本塗料):テレビジョン用螢光体および放射線写真用螢光増感紙の研究とその工業化
風当正夫・若沢 敏・長谷部信康(東京瓦斯):ナフトキノン誘導体を用いるレドックス系湿式脱硫法の開発
森本佐一・中原龍男・井上克巳・松井敏美・小野
浩(東洋紡績):エスパ(ポリウレタン系弾性繊維)の研究と工業的製造技術の確立
第18回受賞者(昭和44年度)
山本為親・五十嵐之雄・伊藤淑郎・上野 保・中野隆史(日本瓦斯化学工業):フッ化水素, フッ化ホウ素に
よるキシレン分離, 異性化技術の確立と工業化
富山新一・高尾正保・須々木琳之助・森 昭・関口 一(ライオン油脂):新合成洗剤の製造技術開発
井本
稔(大阪市大工)・江口 孝・黄 慶雲(日本瓦斯化学工業)・丹羽正治・辰巳泰一郎(松下電工):キシレン樹脂の製造とその加工技術の確立
第19回受賞者(昭和45年度)
天野保司・福田雅太郎・清水寿夫・渡辺
潤(松下電器)・山本昌平(フイリップス松下電池):高性能二酸化マンガン乾電池の研究と工業化
横田貞郎・大谷精弥・佐藤真佐樹・岩村孝雄:(東レ)トルエン不均化と高純度シクロヘキサン製造技術の確立と工業化
徳久
寛(東北大工)・福田順一(三菱油化)・前田越郎(千代田化工建設):MHC技術(芳香族炭化水素の脱アルキル技術)の開発
第20回受賞者(昭和46年度)
大谷杉郎(群馬大工)・堀田鉄也・河合義雄・荒木 義・山村
宏(呉羽化学):ピッチを原料とする炭素繊維の研究と工業化
高尾 進・桜木健民・帆刈 博(日本ゼオン):DMFを抽出溶剤に用いたC4
留分よりのブタジエン製造技 術の開発および工業化
浅野泰資・金高純一・正宗
仁・桐生静一(三菱油化)・西野晴生(千代田化工建設):テトラヒドロフランおよびガンマブチロラクトンの新製造法
第21回受賞者(昭和47年度)
藤崎誼達・赤松 清・甲斐常敏(旭化成)・角谷 勤(日本エラストマー):感光性樹脂およびその製版シ
ステムの開発と工業化
滝田 清・木村一郎・佐藤弘成(クミアイ化学)・小川
茂(元財相模中央化学研究所)・清水正道(イハラケミカル工業):除草剤サターンの発見とその製造法の確立
中条省吾・福島
修(クラレ):人工皮革製造技術の確立
第22回受賞者(昭和48年度)
清水北雄・彦田豊彦・岡本三宜・伊藤利彦(東レ):スエード調一層構造人工皮革の技術開発
細田喜六郎・椎名直礼(古河電気工業):化学架橋によるポリエチレン発砲体の研究とその工業化
大塚英二・松田藤夫・高橋
達・吉村清孝・浅野志郎(三井東圧化学):直接水和によるアクリルアマイド製造技術の確立と工業化
第23回受賞者(昭和49年度)
世古真臣・読谷山昭・小川晋策・加藤正明・三宅哲也(旭化成工業):電解二量体化法によるアジポニトリルの製造法
長崎 勧・田中俊次・渡辺
明(九州耐火煉瓦)・梅屋 薫(東北大工)・ 高橋良一(呉羽化学工業):電気炉内張用特殊炭素マグネシア複合耐火物の開発
山岸和夫・中田幸一・石
利治・笹木孝章(ダイセル):過酢酸法によるグリセリンの製造
第24回受賞者(昭和50年度)
伊藤 健・蒲田昌和・小寺範生(住友化学工業)・山本信二(日本オキシラン)・銅金巌(住友化学工
業):シメンを原料とするクレゾール合成法の開発と工業化
尾上康治・水谷幸雄・秋山澄男・泉
有亮・井原啓文(徳山曹達):直接水和法によるイソプロピルアルコール製造技術の開発と工業化
北市 敏・森本和久・林 美樹(松下電器産業)・中野
顕(九州松下電器 ):有機電子写真フィルムとその作像装置の開発
第25回受賞者(昭和51年度)
重康素夫(松山石油化学):直接重合用高純度テレフタル酸の新製造法の開発
進藤昭男(阪工試)・石川敏功(日本カーボン)・伊藤昌寿(東レ):ポリアクリロニトリルを原料とする炭素繊維製造技術の確立と工業化
第26回受賞者(昭和52年度)
山野
大・池田宏之助・亀岡弘志・山田育宏・多田欣也(三洋電機):固体電解質を用いる電位記憶素子とその応用装置の開発
角祐一郎・永田
誠・岩見田糺・加藤善三郎(山陽国策パルプ)・中野凖三(東大農):高収率パルプ製造の研究と開発
塚田知道・和田守叶(東芝)・中島純一・秋山啓一(東芝ケミカル):高性能不飽和ポリエステル樹脂成形材料の開発と電気機器への実用化
第27回受賞者(昭和53年度)
世古真臣・山越保道(旭化成工業)・辻 敏夫・永村正夫(旭硝子):イオン交換膜法食塩電解技術の開発
広瀬武司・宍戸忠夫(富士写真フィルム)・藤原光人・佐藤亮助介(小西六写真工業):高感度カラーフィルムの開発と実用化
迫村寿男・藤井咲美・菊池光雄(東洋曹達工業):湿式法による高純度リン酸製造法の開発
第28回受賞者(昭和54年度)
由井
浩・千成睦夫(三菱油化)・水谷邦男(油化シェルエポキシ)・高橋浩(東大生研):高濃度無機フィラー複合ポリプロピレン樹脂の開発
上野隆三(上野製薬)・平尾一郎(九工大):芳香族ヒドロキシカルボン酸の連続式製法の開発
高田利夫・木山雅雄(京大化研)・辻 俊郎・菅野
出(日本電気)・戸田浩次(戸田工業):スピネルフェライトの湿式合成技術の開発とその応用
第29回受賞者(昭和55年度)
吉田 尚(日鉄化学工業)・向井
昭郎(三菱化成工業):コールタール系ニードルコークスの工業的製造技術の確立
縄田伍七・内海晋一郎・米田大助・藤井浩三・西平圭吾(宇部興産):一酸化炭素カップリングによるシュウ酸ジエステル製法の確立と工業化
井植 薫・山野
大・木本 豊・池田宏之助(三洋電機)・田村英雄(阪大工):リチウム二酸化マンガン有機電解液電池の開発研究と商品化
第30回受賞者(昭和56年度)
橋本
勉・佐々木博朗・木戸士瓏・渡辺秀夫・加藤芳男(東洋曹達):高速液体クロマトグラフィー用充てん剤の開発
糸井和男・川口敏雄・西田卓司・田能村昌久(クラレ):イソプレンを原料としたテルペン製造法の確立と工業化
山田秀明(京大農)・渡辺
清・金澤守成・米田耕司(鐘淵化学工業):酵素法によるD−ヒドロキシフェニルグリシン生産技術の開発
第31回受賞者(昭和57年度)
渡辺 明・高橋宏邦・太田福二(九州耐火煉瓦):熱間流し込み耐火材の開発と実用化
西川謙次・澤
夏雄・野本忠夫(四国化成工業):イミダゾール化合物製造法の開発と工業化
石本祐男(帝人医薬)・富部克彦・増保安彦(帝人)・大橋高明・田代
昭(化学及血清療法研):静脈注射用免疫グロブリン製剤の開発
第32回受賞者(昭和58年度)
浮橋 寛・山辺正顕・小島 弦・相原良平・石井恒司(旭硝子):塗料用フッ素樹脂の開発と工業化
田村英雄(阪大工)・柿木克己・久保和彦・高橋 輝・浜田 偉(大阪パッキング):高性能けい酸カルシウム系断熱材の開発と工業化
辻
延雄・藤山正昭・中原弘己(富士フイルム)・端山文忠・渡谷誠治(日立マクセル):高画質家庭ビデオテープの技術開発
第33回受賞者(昭和59年度)
藤崎誼達・片岡金吉・大野邦夫(旭メディカル)・桜田
洋(クラレメディカル)・川井収治(クラレ):中空糸膜を用いた体液浄化器の開発
柏 典夫・豊田昭徳・木岡
護・峯島英雄(三井石油化学工業):高活性高立体規則性触媒を用いる製造技術
山根厳美・豊田貞男・奥村
統(ライオン)・中沢忠久・小川政英(水沢化学工業):無リン洗剤の開発とその工業化技術の確立
第34回受賞者(昭和60年度)
田口尚義・千葉 瑛・五百藏弘典(フィガロ技研):SnO 焼結型半導体ガスセンサの開発と工業化
寺田 擴・中園龍一・田原康照・山本 隆・作永憲一(三菱レイヨン):低損失プラスチック光ファイバーの開発と工業化
勝村龍雄・中田哲也・小松原智光(大阪曹達)・大河原六郎・大寺純蔵(岡山理大理):新しい触媒とプロセスの開発によるエピクロロヒドリンゴム の工業化
第35回受賞者(昭和61年度)
山野 大・木本 豊・永田美之介・桑野
幸徳(三洋電機):アモルファスシリコン太陽電池の開発研究と工業化
銅金
巌・保坂宏和・田中邦彦・太田俊一・谷本賢二(住友化学):ジヒドロペルオキシドを経由するレゾルシノールの連続製造法の開発と工業化
吉岡
明・小室経治・橋本欣郎・久保洋一郎・尾山元文(日本ゼオン):選択水素化反応による水素化ニトリルゴムの開発と工業化
早川 茂・西野 敦(松下電器)・田島
巌(松下電子部品)・関戸 聰(松下技研):電気二重層キャパシタの開発と工業化
横山弘毅・井戸 忠・久保
修(東芝):垂直磁気記録用Baフェライト超微粒子磁性粉の開発キサンによる反応型超薄膜コーティング技術の開発
第36回受賞者(昭和62年度)
石岡領治・永戸伸幸・大木善博・西野 宏(昭和電工):エピクロルヒドリン新製造法プロセスの開発と工業化
吉田和夫・高橋敏郎・小野田武(三菱化成):1,4ブタンジオール/テトラヒドロフラン新製造技術の開発と工業化
佐藤誠吾・植谷慶雄・池端碌郎・岩丸二康・笹間 拓(日立マクセル):超高性能塩化亜鉛電池の開発とその長期保証化
松田臣平(日立製作所)・今成
真(三菱油化)・小林敬古(三菱重工)・久村輝雄(バブコック日立):酸化チタン系触媒を用いる選択的NOx 除去プロセスの開発と工業化
小板橋洸夫(コニカ)・高田俊二(富士写真フイルム)・飯島俊文(コニカ)・平 野積(富士写真フイル
ム):特異構造結晶を用いた超高感度・高画質カラーネガフィルムの開発
第37回受賞者(昭和63年度)
下川洋市・森 与一・山肩健次郎・堀 烈・小林正治(東レ):水なし平板システムの開発
小松
眞・藤山 進・田中 徹・畑谷正憲(三菱瓦斯化学):無水トリメリット酸および無水ピロメリット酸製造プロセスの開発と工業化
加藤正明・青島
淳・山松節男・外村正一郎(旭化成):高濃度ヘテロポリ酸溶液を用いる新規触媒反応の開発
吉岡
明・上田明男・渡辺浩志・永田伸夫・小畠拓士(日本ゼオン):分子末端変性ゴムの開発 ール製造のための新触媒プロセスの開発
松永
孜・喜多敏夫・川越隆博(ブリヂストン)・鎌田伸男・岸 巖(セイコー電子部品):ポリアニリン・リチウム二次電池の開発
第38回受賞者(平成元年度)
新田恒治・山元一正・下間
亘・岸本良雄(松下電器産業)・伊藤博彦(竹本油脂):プラスティックサーミスターの開発
菅沼葉二・後藤文男・柳沢雅広・旗野貞夫(日本電気)・逢坂哲彌(早大理工):無電解めっきによる高密度磁気ディスクの開発と工業化
鈴鴨剛夫・増子藤男・木村和男・深尾正美・狩野 孝(住友化学):固体超強塩基触媒の発明とそれを用いる工業プロセス(5-エチリデン-2-ノルボルネンの製造
浦 康一・坂田五常・牧野健二・橋場 功・猪飼 隆(日産化学):新選択性除草剤キザロホップエチルノ創製と工業化
小川 正・佐藤忠久・高橋
修・長谷部一則・古舘 信生(富士写真フイルム):色再現と画像保存性に優れた新カラーペーバーの開発
第39回受賞者(平成2年度)
祝迫敏之・正本順三・吉田浩一・香川健二・永原 肇(旭化成):アセタール樹脂の新製造技術の開発
平塚尚三郎・松田吉郎・島田恵造・松井亨景・中川泰雄(帝人):高強力・高弾性アラミド繊維の開発
岡本一郎・市田昭人・柴田 徹・森
恭三(ダイセル化学)・岡本佳男(名大工):光学異性体分離用液体 クロマトグラフィーカラムの開発
堀 敬・上田早苗・世良 力(コスモ総合研)・南谷
弘(コスモ石油):潤滑油用高性能清浄添加剤の開発
永橋啓一・池田利光・中沢 享・武藤成昭・堤 真洋(三田工業):電子写真用正帯電単層有機感光帯の開発
第40回受賞者(平成3年度)
真木隆夫・横山壽治・藤井和洋・北井三正(三菱化成):芳香族アルデヒド新製造法の開発
山本
隆・大村 博・森屋泰夫・福士恭輔・押部義宏(日本油脂):ブロックおよびグラフトコポリマーの新しい合成法の開発
早瀬修二・真田信一・大西廉伸・伊藤武男・鈴木脩一(東芝):耐熱エポキシ樹脂用硬化触媒の開発と実用化
田村益彦・吉村典昭・時任康雄・松本光郎・足達公彦(クラレ):貴金属錯体触媒によるn-オクタノールおよびグリコール類の新規製造法
福島正二・山口道広・福井 寛・大津 裕・沓名 裕(資生堂):環状シロキサンによる反応型超薄膜コーティング技術の開発
第41回受賞者(平成4年度)
河野正志・福岡陽平・中川幸治・永原 肇・石田
浩(日本エラストマー・旭化成工業):シクロヘキセンを経由するシクロヘキサノール製造技術の開発
鈴木敏幸・芋川玄爾・川俣
章(花王):合成セラミドを主成分とする生体脂質類似皮膚化粧料の開発
栗原
優・植村忠廣・姫島義夫・上野賢司・梅林寺良一(東レ):架橋芳香族ポリアミド複合逆浸透膜の開発
白井汪芳・小松好人・南出直樹・檜垣誠吾・築城寿長(信州大繊維・ダイワボウクリエイト・大和紡績):酵素機能に学ぶ消臭繊維の開発
植嶋陸男・森本
豊・常木英昭・嶋崎由治・有吉公男(日本触媒):エチレンイミン新規製造法の開発
第42回受賞者(平成5年度)
木本 豊・大平泰央・桑野幸徳・古川修弘・野上光造(三洋電機):密閉型ニッケル・水素蓄電池の工業化
田中鎮也・船木雄司・鈴鴨剛夫・米由幸夫・多田和弘(住友化学):新規光学活性トリアゾール系植物生長調節剤および殺菌剤の発明と工業化
中村剛希・矢吹嘉治・平井博幸・澤田 悟(富士写真フイルム):熱現像カー感光材料を使用したピクトロカラーシステムの開発
上野
務・土合宏明・中村秀樹・石塚朋弘・森 邦広(北海道電力):石炭灰から製造された吸収剤を用いる排煙浄化技術の開発
小野田武・和田啓輔・佐藤啓一・宮沢千尋(三菱化成):イソノニルアルコール製造のための新触媒プロセスの開発
第43回受賞者(平成6年度)
谷口正俊・三澤武志・城井敬史・鳥居
滋・田中秀雄(大塚化学・岡山大工):セファロスポリン系抗生物質合成中間体の製造技術
田中束念・井上大成・桜田誠一・宮崎泰顕・服部辰昭(光洋産業・クラレ):水性高分子−イソシアネート系接着剤の開発
鈴木為之・吉川千石・渡辺
務・分島 哲(神東塗料):電着法による液晶表示用カラーフィルタの開発と工業化
岡田
至・福地俊樹・吉田健二・奥井周子・詫摩勇樹(三菱化学):新規殺ダニ剤テブフェンピラドの創製と工業化
第44回受賞者(平成7年度)
持田 勲・小松 眞・藤山
進・酒井幸男(九大機能研・三菱ガス化学):芳香族炭化水素を原料とするメソフェーズピッチ製造法の開発
松本伸一・渡辺治男・田中俊明・磯谷彰男・笠原光一(トヨタ自動車・豊田中央研究所・キャタラー工業):自動車希薄燃焼エンジン用NOx 吸蔵還元型触媒の開発
森田英夫・若林信久・岸本泰志・高山茂樹・増渕徹夫(日本エラストマー・旭化成):スチレン系飽和型熱可塑性エラストマーの開発
夏梅伊男・小原禎二・大島正義・西嶋 徹・筧 大紀(Nippon Zeon of America, Inc., 日本ゼオン):光学用
開環メタセシス重合体水素化ポリマーの開発
加藤和信・岡村
寿・八木原盛夫・井上伸昭(富士写真フイルム):新規なヒドラジン化合物を利用した印刷製版用感光材料の開発
第45回受賞者(平成8年度)
角五 正弘・丸山 剛・西尾 太一・鈴木 靖朗・眞田 隆(住友化学工業):ポリフェニレンエーテル/ポリアミド系ポリマーアロイのリアクティブプロセッシング技術の開発
雲林 秀徳・佐用 昇・芥川 進・坂口登志昭・鶴田 治樹(高砂香料工業):金属−BINAP錯体触媒を用いた不斉合成技術の開発
小林 弘明・朝倉 敏之・伊藤 伸明・溝内 正規・佃 明光(東レ):パラ系アラミドフィルムの開発
吉田 淑則・花岡 秀行・山田 欣司・阪上 俊規・永田 正樹(日本合成ゴム):ゾル−ゲル法による有機−無機ハイブリッドコート材の開発
喜多 裕一・奥野 武・小西 宜則・岸野 和夫(日本触媒):マレイミド類の新製造プロセスの開発と工業化
第46回受賞者(平成9年度)
森 郁夫・平原 英俊・三浦 学・小向 隆志・名須川利通(岩手大学工学部他):電解重合法によるメンテナンススフリー離型金型の開発
浅野 正之・千葉 泰久・西平 圭吾・大段 恭二・松崎 徳雄(宇部興産):炭酸ジメチルの新規製造法開発
寺本 武郎・川里 浩信・渡部 和弘・藤城 光一(新日鐵化学他):フルオレン骨格を有する高機能耐熱性樹脂の開発とその応用
後藤 泰行・辻 正和・斉藤 秀雄・杉森 滋(チッソ他):TFT-LCD用液晶材料の開発
緒方 隆之・榊 徹・柳 裕之(トクヤマ):クラウンエーテルおよび合成二分子膜の機能を基盤とした高性能イオン電極の開発
第47回受賞者(平成10年度)
吉野 彰・大塚 健司・小山 章・中島 孝之・中條 聡(旭化成工業・エイ・ティーバッテリー) :
リチウムイオン二次電池の開発
池田 俊幸・清水 宏勝・音川 隆一・細川 邦典・松永 守央(ダイソー・九工大):電気亜鉛めっき用高耐久性アノードの開発
本田 史郎・田中 正幸・澤村 泰司・徳永 淳人・萱場 啓司(東レ):表面実装対応ビフェニルエポキシ封止材の研究開発
和田 啓輔・原 善則・宮沢 千尋・高橋 和成(三菱化学):γ−ブチロラクトンの新規製造技術の開発
第48回受賞者(平成11年度)
小原 仁実・奥山 久嗣・澤 誠治・藤井 康宏・檜山圭一郎((株)島津製作所・阪市工研):再生可能資源からの高分子量ポリ- L- 乳酸の工業的製造法開発
福嶋 喜章・岡田 茜・倉内 紀雄・西尾 武純・山口 隆一((株)豊田中研・トヨタ自動車(株)・宇部興産(株)):粘土鉱物/
有機高分子ナノハイブリッド材料の開発
石戸谷昌洋・柴藤 岸夫・中根 喜則・大江 収・遠藤 剛(日本油脂(株)・東工大資源研):熱解離平衡反応を基盤とした新規架橋システムの開発と熱硬化型塗料の工業化
御林 慶司・石丸 信吾・竹内 和彦・小野三千夫・山之内淳一(富士写真フイルム(株)):高品質インスタントフィルムの開発
小野内 徹・西口 昌志・花田真理子・翁長 一夫・岩本 正和(松下精工(株)・エフアイエス(株)・北大触媒研):半導体式二酸化炭素センサの開発
第49回受賞者(平成12年度)
中村 秀・杉山 徳英・江藤 恵男・青崎 耕・遠藤 淳二(旭硝子(株)):先端的電子・光学向け材料としてのパーフルオロ透明樹脂の開発
市野 昌彬・横山 拓志・小田 愼吾・岩井 保範(ダイセル化学工業(株)):新規運転席エアバッグ(自動車)用インフレータ(98パイロ)の開発・工業化
國友哲之輔・寺本 和雄・小路 久敬・谷 徹・花澤 一芳(東レ(株)・東レ・メディカル(株)・滋賀医科大学):敗血症治療用エンドトキシン吸着カラムの研究開発
清水 昌・森川 忠則・新田 一誠・坂本 恵司・和田 浩一(京都大学・富士薬品工業(株)):酸素法による新規なD- パントラクトンの工業生産
第50回受賞者(平成13年度)
日高 恒夫・平山 泰彦・小川 哲朗 (旭光学工業
(株)):生体材料としてのハイドロキシアパタイトセラミックスの開発と実用化
前田 修一・黒瀬 裕・竹島 秀治・今村 悟・鈴木 夕起 (三菱化学(株)):新規なCD-R・DVD-R用金属錯体アゾ色素の開発
雨谷 章一・吉村 祐一・竹内 基晴・紫牟田 正則・新谷 宣弘 (三菱瓦斯化学(株)):高屈折率眼鏡用プラスチックレンズ材料の開発
第51回受賞者(平成14年度)
大原 洋一・田中 研吉・林 隆博・冨田 春生・茂谷 茂 (鐘淵化学工業(株)):ノンフロン発泡剤による高断熱性の押出法ポリスチレンフォームの開発
井口雄一朗・正木 孝樹・信正 均・北村 義之・出口 雄吉 (東レ(株)):感光性ガラスペーストによるPDP隔壁形成技術
筒井 俊之・伊牟田淳一・藤堂 昭・八森 俊己・柏 典夫 (三井化学(株)):メタロセン触媒を用いたLLDPEおよびEL製造技術の開発と機能化ポリオレフィンの創製
第52回受賞者(平成15年度)
小林 稔明・野辺 富夫・野本 春朝・石川 雅英・辻 厚雄(新日本理化(株)):自己組織型核剤の開発と半結晶性ポリプロピレン樹脂の高度透明化
杉浦 正洽・小澤 正邦・須田 明彦・鈴木 正・金沢 孝明((株)豊田中央研究所):セリア−ジルコニア固溶体を用いる大量酸素貯蔵放出型三元触媒の開発と実用化
吉岡 康弘・山根 勝敏・大関 智之・塚田 芳久・岡田 宏一(富士写真フイルム(株)):医療診断用水系塗布型乾式熱現像感光材料の開発
第53回受賞者(平成16年度)
福岡 伸典・府川伊三郎・小宮 強介・松崎 一彦(旭化成(株)・旭化成ケミカルズ(株)):副生CO2を原料とする非ホスゲン法ポリカーボネート製造法の開発と工業化
鈴木榮一郎・石川 弘紀・三原 康博・榛葉 信久・浅野 泰久(味の素(株)・富山県立大工):立体構造情報に基づく工業用トランスフェラ−ゼ類の高機能化技術の開発とその実用ヌクレオチド生産酵素創生への応用
和泉 好高・市橋 宏・嶋津 泰基・北村 勝・佐藤 洋(住友化学(株)・(財)工業所有権協力センター):気相ベックマン転位プロセスの開発と工業化
中野 達也・平井 成尚・岩浜 隆裕・八浪 哲二・石井 康敬(ダイセル化学工業(株)・関西大工):N−ヒドロキシイミド触媒を用いた空気酸化法の工業化技術の開発
第54回(平成17年度)
常木 英昭・桐敷 賢・奥 智治・進藤 久和・森下 史朗(鞄本触媒):ジエタノールアミン製造の形状選択的触媒プロセスの開発と工業化
第55回受賞者(平成18年度)
真鍋 征一・鶴見 隆・中野 博夫・野田 壽昭・佐藤 哲男氏
((梶jシグマリサイクル技術研究所・東京農工大・(梶j細川洋行・旭化成メディカル(梶j):ウイルス除去フィルターの開発と工業化
岡崎 肇・畑中 重人・守田英太郎・壱岐 英・島田 孝司(新日本石油梶j:サルファーフリー自動車燃料製造技術の開発
瀬尾 健男・堅尾 正明・石野 勝・辻 純平・山本 純(住友化学梶j:プロピレンオキサイド新製法の開発と工業化
旭 良司・森川 健志・大脇 健史・青木 恒勇・鈴木 憲一(竃L田中央研究所):可視光応答型光触媒の材料設計と開発
嶋ア 由治・矢野 斉・杉浦 秀人・神戸 英行(鞄本触媒):N−ビニル−2−ピロリドン新規製造法の開発
第56回受賞者(平成19年度)
辻 良太郎・大内 克哉・広瀬 俊文・浅井 洋介(潟Jネカ):ポリシロキサン分解による有用シランモノマーの高効率合成とその利用
辻 勝行・内田 博・中條 哲夫・佐野 健一・西野 宏(昭和電工梶j:固体ヘテロポリ酸を触媒とする新規酢酸エチルおよび酢酸製造法の開発
前田 勝美・岩佐 繁之・中野嘉一郎・長谷川悦雄(日本電気梶j:ArF化学増幅型レジスト材料の分子設計と開発
田中 英彦・荻野 隆夫・和田 宏明・高橋 佳智・遠藤 茂樹
((独)物質・材料研究機構・潟uリヂストン):半導体製造装置向け高純度炭化ケイ素製品の開発
第57回受賞者(平成20年度)
山松 節男・山口 辰男・青島 淳・丁野 昌純・永野 修(旭化成ケミカルズ(株)・元旭化成エポキシ(株)):直接エステル化法によるメタクリル酸メチル製造用触媒技術、及びプロセス開発
海上 暁・井上 一吉・大山 正嗣(出光興産(株)):非晶質透明電極材料(IZO(E))の開発と実用化
新庄 博文・長井 康貴・田辺 稔貴・三宅 慶治・坂神 新吾((株)豊田中央研究所・トヨタ自動車(株)・(株)キャタラー):
担体アンカー効果により貴金属凝集を抑制する自動車ガソリン用三元触媒技術の開発
原田浩一郎・山田 啓司・藤田 弘輝・對尾 良則・高見 明秀(マツダ(株)):高酸素イオン伝導性材料を用いた高性能パティキュレート燃焼触媒の開発と実用化
第58回受賞者(平成21年度)
松木 安生 ・西川 通則 ・河村 繁生 ・山本 圭一 ・六鹿 泰顕 (JSR(株)):ステロイド骨格を有する液晶テレビ用配向膜材料の開発と工業化
氏原 一哉 ・松尾 憲忠 ・森 達哉 ・庄野 美徳 ・岩崎 智則 (住友化学(株)):家庭用殺虫剤メトフルトリンの発明と開発
富川真佐夫 ・弓場 智之 ・吉田 智之 ・諏訪 充史 ・鈴江 茂 (東レ(株)):部分エステル化反応を用いたポジ型ポリイミドの開発と実用化
倉 久稔 ・國本 和彦 ・田辺 潤一 ・大和 真樹 (BASFジャパン(株)):カラーフィルター用樹脂ブラックマトリックス向け高感度光重合開始剤の開発
第59回受賞者(平成22年度)
中村 茂雄 , 林 栄一 , 横田 忠彦 , 竹内 光二 (味の素(株), 味の素ファインテクノ(株)):半導体パッケージ基板用層間絶縁フィルムの開発
齋藤 明良 , 白沢 武 , 奥津 宗尚 , 棚橋真一郎 , 宇野 満 (花王(株)):亜臨界水を用いた界面活性剤製造法の開発と工業化
高田十志和 , 山田 聿男 , 北川 紀樹 , 市野 智之 (東工大, ダイソー(株))省燃費タイヤ用シランカップリング剤の新製造技術開発
遠西 正範 , 瀬尾 明 , 津幡 健治 , 児玉 浩宜 , 阿部 登 (日本農薬(株)):新農薬フルベンジアミドの発明と開発
第60回受賞者(平成23年度)
杉瀬 良二・宮武 孝・土井 隆志・白井 昌志・吉田 佳弘 氏
(宇部興産(株)):マリン系香料の新製法の開発
五十嵐仁一・小宮 健一・八木下和宏 氏 (JX日鉱日石エネルギー(株)):エンジン油用新規添加剤技術の開発と実用化
垣内 博行・武脇 隆彦・谷川 裕一・岩出 美紀・窪川 清一 氏
(三菱樹脂(株), (株)三菱化学科学技術研究センター, 三菱化学(株)):高機能ゼオライト水蒸気吸着材の開発および工業化
第1回受賞者(昭和56年度)
松村善二郎(東北大非水研):理化学実験用ガラス装置の研究と開発
第2回受賞者(昭和57年度)
安達公一・安達充宏(東大工):電子顕微鏡試料の高度作製技術
第3回受賞者(昭和59年度)
紫藤道生(九大理):元素分析による学界への貢献
第4回受賞者(昭和60年度)
早坂啓一(分子研):液体ヘリウムの製造並びに利用技術の開発
第5回受賞者(昭和61年度)
奥宮正和(阪大理):有機微量分析法の改善と推進
第6回受賞者(昭和62年度)
合田純一(阪市大理):有機微量分析技術を通じての化学研究への貢献
三浦茂男(北大応電研):ガラス工作ならびに関連技術による化学研究への貢献
第7回受賞者(昭和63年度)
佐藤和久(日ノ本合成樹脂):多面体構造を基本とする分子模型の創案と開発
高橋芳男(元東北大非水研):高真空および低温実験装置の研究と開発
第8回受賞者(平成元年度)
石川慎一(阪大理):赤外および遠赤外分光分析法における新しい測定技術の開発と利用
中田利男・浦野和夫(北大触研セ):触媒研究に関連したガラス装置の開発改良への貢献
第9回受賞者(平成2年度)
安住和男(東北大理):精密分留装置および光化学実験装置の研究と開発
第10回受賞者(平成3年度)
進藤善雄(元北大応電研):分子分光学における測定技術の開発
田原康照(三菱レイヨン):化学製品の特性評価装置の開発
第11回受賞者(平成4年度)
瀧 正二(九大工):高性能有機分子物性評価装置の開発
成嶋
明(元東北大工):ガラス製高性能化学反応容器の研究と開発
第12回受賞者(平成5年度)
高橋 實(東北大反応研):高性能高圧流体物性測定装置の開発
山田英二(北大工):高温高圧NMRプローブの開発とその化学への応用
和田 勝(三井東圧化学):有用有機中間体新規製法の開発
第13回受賞者(平成6年度)
網田富士嗣(京大理):超高圧下の測定技術と装置の開発
酒井楠雄(分子研):放射光を用いる分子科学研究のための分光器の設計・製作
東海林正一(石巻専修大):高圧液化ガス研究ならびに分光実験用ガラス装置の考案と製作
増井秀行(住友化学):有機化合物の構造解析システムの開発
第14回受賞者(平成7年度)
尾崎
卓美(広島大理):多角形ガラス管の製作における新技術の開発ならびにガラス細工をとおした化学研究および化学教育への貢献
窪津
彰(クラレ):電子顕微鏡観察技術の開発と高分子材料への応用
長谷川慶治・黒田紀夫:分光科学計測のためのガラス・機械工作技術の開発.
第15回受賞者(平成8年度)
加藤 清則(分子研):極低温技術の開発と普及
中本 秀之(サン分析センター):電子顕微鏡による高分子観察技術の開発および微小物分析技術の考察
三島 克巳(阪大工作センター):ガラス製高性能実験装置の開発ならびに実技指導による化学研究への貢献
第16回受賞者(平成9年度)
大西 淳(富士写真フィルム):質量分析法による有機化学反応中間体の構造解析
駒場 武男(幕張理化学硝子):化学実験用ガラス装置の開拓
前中 潤子・宗石 和晃(阪大院工):新しい高精度有機微量分析技術ならびに装置の開発
第17回受賞者(平成10年度)
阿部與志雄(東北大反応研):特殊環境下における物理化学実験用装置の研究と開発
関
俊子(東大理):有機元素分析における新分析技術の開発と改良
西本 史雄(分子研):分子科学研究のためのスーパーコンピュータセンター運用管理技術の構築
野田 敏昭(名大理):化学実験用ガラス装置の開発と改良
第18回受賞者(平成11年度)
寺脇 義男 (阪大):NMRによる精密分析ならびに微量定量分析法の開発
土生 哲三(北大触媒研):触媒化学研究のための精密ガラス器具の開発および改良
松野 信也・久芳 将之・表 和彦(旭化成(株)・理学電機(株))
:高性能斜入射X線解析装置の開発と応用
第19回受賞者(平成12年度)
木谷 武男(北大エネ先端研):電極反応及び触媒化学研究用ガラス装置の考案と製作
村上 昌三(京大化研):延伸下の高分子フィルムの動的X線測定システムの開発
渡部 賢二(北大院農):難イオン化化合物の質量分析法の開発と応用
第20回受賞者(平成13年度)
小泉 光男(光高圧機器(株)):化学研究のための超高圧装置の開発と改良
佐々木和男(東北大院理):NMRによる立体化学決定法の開発
第21回受賞者(平成14年度)
該当者なし(候補者の推薦がなかったため)
第22回受賞者(平成15年度)
松坂 幸彦・小林 勉・市村 晃司(宇宙科学研究所):超薄膜ポリエチレンを用いた高高度気球の開発
山中 孝弥(分子科学研究所):レーザーを用いる先進的分光計測システム及びその管理システムの開発
第23回受賞者(平成16年度)
城 始勇((株)リガク):卓越したX線結晶構造解析技術に基づく基礎化学研究への多大なる貢献
堀米 利夫(分子研):光分子科学のための実験機器の設計及び製作
真島 敏行(京大):京都大学における有機実験廃液処理システムの構築
第24回(平成17年度)
西山 雅祥(阪大工作センター):化学研究・教育の支援を通じた技術改良への貢献
第25回(平成18年度)
井村 立美(名大工):石英ガラス製機器の試作とガラス器具破損事故低減への取り組み
鈴井 光一(分子研):精密機械技術を駆使した革新的実験機器の設計・製作
福原 彊(北大工):無水HFを実験室で使用するための装置および器具の設計と製作
第26回(平成19年度)
土居 幹嗣(阪大院理):高感度固体NMRスペクトル測定を通じた化学研究への貢献
西口 講平・宇谷 啓介(住友精化梶j:プラズマイオン源質量分析装置を用いる気体試料直接分析方法の開発
吉田 久史(分子研):分子科学研究のための先進的計測・制御機器の開発
第27回(平成20年度)
安達 清治(阪大院理):NMRにおける低感度信号の観測手法の考案と安全教育の推進
鈴木 仁志・三浦 和浩・嶺岸 宏治(東北大多元研):独創的化学研究のための精密分光装置の開発
水谷 文保(分子研):計算分子科学研究のための大型計算機運用管理技術と先進的計算機活用技術の開発
第28回(平成21年度)
重実 正博 ((株)シゲミ):磁化率調整ガラスを用いた高分解能NMR測定用ミクロ試料管の開発
第29回(平成22年度)
蜩c 里見 (東北大多元研):化学研究推進のための先進的分光装置の設計と製作
第30回(平成23年度)
青山 正樹 (分子研): 分子科学研究のための先端加工技術による実験機器の製作
後藤 忠彦 (東北大多元研): 気相合成ダイヤモンド薄膜の作製および評価装置の開発
中坪 俊一 (北大低温科学研): 氷の結晶成長宇宙実験装置の設計と製作
第2回受賞者(平成8年度)
桂木 能久・梅田 智重・三井 友毅(花王):苦味抑制剤の開発とその作用機構に関する研究
橋本 幸二・伊藤 桂子(東芝):遺伝子センサの開発
第3回受賞者(平成9年度)
新納 弘之(物質研):紫外レーザー誘起反応による高分子材料の表面機能化技術の開発
第4回受賞者(平成10年度)
白神 浩(味の素):核酸系抗ウイルス薬の工業化製造法
第5回受賞者(平成11年度)
小野 昇子・松岡 修(三井化学(株)):原子間力顕微鏡を用いた工業触媒表面解析技術
加藤 隆志 (富士写真フイルム(株)):写真用近赤外J-バンド増感色素の構造設計に関する研究
第6回受賞者(平成12年度)
名取 至(旭化成(株)):主鎖に六員環を有する新規炭化水素系ポリマーの開発
三谷 誠・斉藤 純治・松居 成和(三井化学(株)):新規な超高活性オレフィン重合触媒の開発
第7回受賞者(平成13年度)
林 貴臣・柴原 敦・清野 真二 (三井化学(株)):新規ホスファゼン触媒の開発
第8回受賞者(平成14年度)
荒木 猛司(超電導工学研究所):化学溶液法による高特性YBa2Cu3O7-x超電導薄膜の開発
中山 康・坂東 秀樹(三井化学(株)):塩化マグネシウム系助触媒を用いる新しいシングルサイトオレフィン重合触媒の開発
第9回受賞者(平成15年度)
福村 考記・林 秀俊(三井化学(株)):新規フッ素化剤2,2-ジフルオロ-1,3-ジメチルイミダゾリジン(DFI)の開発
第10回受賞者(平成16年度)
該当者なし(候補者の推薦がなかったため)
第11回(平成17年度)
薙野 邦久・中村 史夫・瀧井 有樹(東レ梶j:柱状構造を用いた超高感度DNAチップの開発
永田 浩一(フロンティアカーボン梶j:DBUとの選択的錯体化を用いたフラーレンの工業的分離方法の開発
宇都宮 賢・川上 公徳・押木 俊之(三菱化学梶E且O菱化学科学技術研究センター・岡山大学):ルテニウム錯体触媒を用いた1,4-ブタンジオールの脱水素環化反応によるγ-ブチロラクトンの製造技術の開発
第12回(平成18年度)
田中 祥徳・黒田 俊彦・平松 紳吾(東レ梶j:革新的な血液前処理デバイスおよびそれを用いた超高感度タンパク質解析技術の開発
岩間 直・樫本 雅美(日本ポリプロ梶E且O菱化学科学技術研究センター):7員環縮環構造を有するメタロセン錯体を用いたプロピレン重合触媒の開発
第13回(平成19年度)
神田 英輝((財)電力中央研究所):液化DME利用型・超高効率常温脱水プロセスの開発
森重 敬(三井化学梶j:D-乳酸及びグリコール酸の生体触媒による生産系の開発
第14回(平成20年度)
小林 道元・石井健太郎・川上 和美(東レ(株)):ベッドサイドでの迅速・高感度診断を可能にする革新タンパク質解析チップの開発
中塚 史朗・礒川 素朗・中井 一宙(三井化学(株)):ポリエチレンと極性ポリマーの複合による新材料の創製と応用
第15回(平成21年度)
受賞者なし
第16回(平成22年度)
耳塚 孝・澤井 健司・羅 景洙 氏(東レ(株)) :膜利用発酵プロセスによる効率的なD-乳酸連続発酵技術の開発
秀崎 友則 氏(三井化学(株)) :非天然アミノ酸D-セリンの一段製造法の開発
第17回(平成23年度)
辻 秀之・堀内 昭子・辻 幸志氏((株)東芝, 日本下水道事業団):肥料利用を目指したリン酸イオン吸着材料の開発
第1回(平成17年度)
豊田 二郎(阪大総合学術博物館):日本化学会ホームページと年会登録システムの構築における貢献
野村祐次郎(東大名誉):投稿論文の有機化合物命名法校閲に対する多年の貢献
第2回(平成18年度)
上原 陽一(横浜安全工学研究所):環境・安全関係の知識の普及と教育に対する貢献
小川桂一郎(東大院総合文化):論文誌電子化の達成
第3回(平成19年度)
後藤 達乎(ダイセル化学工業梶j:日本化学会産学交流事業に対する多年の貢献
第4回(平成20年度)
富永 健(東大名誉):一般市民への環境化学の普及啓発ならびに国の地球環境保全施策の推進への貢献
第5回(平成21年度)
受賞者なし
第6回(平成22年度)
受賞者なし
第7回(平成23年度)
受賞者なし
(平成20年度)
中島 哲(加古総合研究所):児童書の執筆(ペンネーム:かこ さとし)・刊行を通した科学の教育と普及への比類なき貢献
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