科学者・技術者の倫理と社会的責任を考える(5)−すべての科学者・技術者が備えるべき「倫理」を考える−主催:日本化学会倫理委員会科学者・技術者コミュニティである理工系の学協会は、人類の安全・健康・福祉の増進や環境保全のために重要な役割を果たすことが期待され、それぞれの領域に応じた「行動規範」「科学者・技術者倫理」を確立することが、その学協会が社会から受容されるための必要条件となっている。本シンポジウムでは、産学界において活躍するすべての科学者・技術者が本来身につけていなければならない倫理とは何かを考え、それを定着させるためのスキームについて、国際的な動向も視野に入れて議論を展開し、学会としての今後の取り組み方を考えてみたい。 プログラム:3月27日(金) 13:00-17:10
日本化学会・日本工学アカデミー・科学技術振興機構合同特別公開シンポジウム「資源・エネルギー問題の本質:現実的解決のためのイノベーション」主催:(社)日本化学会・(社)日本工学アカデミー
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参加費・資料代 | 無料 |
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申込方法 | 本会HPよりお申し込み下さい。 |
問合先 | (社)日本化学会 企画部 太田 Tel (03)3292-6163 Fax(03)3292-6318 E-mail: oota@chemistry.or.jp |
科学技術で生き残りを図る日本において、科学技術を推進する原動力、イノベーションの担い手として、学においても産においても高度な知識と研究開発力を持った博士人材が非常に期待されています。一方で、博士課程在学生に企業・社会を実際に学ぶ機会が少なく、産に目を向ける場面が少ないのが実情です。日本化学会では、2007年度より、「博士セミナー」を東京、大阪でそれぞれ開催し、また、第88春季年会では、「拡大博士セミナー」を実施、好評を得ております。第89春季年会におきましては、全国から大学院生が多く集まる春季年会を利用して、「博士セミナー」のコンパクト版(半日コース)として「年会博士セミナー」を開催致します。
13:00-13:30 | 基調講演「産で働く意義と博士人材への期待」(博士セミナー実行委員長、旭化成顧問)府川伊三郎 |
13:30-14:00 | 博士卒企業研究者はどう考えているか(アンケート結果より)(博士セミナー実行委員、三井化学)田中通雄 |
14:10-16:40 | 博士卒企業若手研究者による研究開発事例紹介とパネル討論 パネリスト:桑原広明(帝人)、真崎仁詩(新日本石油)、他1名人選中(富士フイルム) 司会:長瀬公一(博士セミナー実行委員会副委員長、東レ) |
16:40-16:50 | 総括 山近 洋(博士セミナー実行委員会副委員長、住化技術情報センター) |
16:50-17:50 | パネリスト、実行委員との質疑応答・意見交換 |
参加費 | 無料 |
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申込方法 | 当日会場にて申込み可能ですが、@氏名、A所属・役職、B連絡先(〒、住所、電話番号、FAX番号、e-mail)を明記し、事前に下記宛お申込み下さい。 |
申込先 | (社)日本化学会 企画部 松原 〒101-8307 千代田区神田駿河台1-5 電話(03)3292-6163 FAX(03)3292-6318 E-mail: matsubara@chemistry.or.jp |
問合先 | (社)日本化学会 企画部 百武 Tel (03)3292-6163 Fax(03)3292-6318 E-mail: hyakutake@chemistry.or.jp |
大学は研究教育機関として、新規の実験研究が抱えるリスク、環境安全の確保、コンプライアンス等を考慮したうえで、合理的でバランスのとれた安全管理と教育手法の確立が重要かつ喫緊の課題となっている。また、社会へ向けての人材輩出といった役割を考えると、学生の環境安全に対する意識や感性を着実に醸成し、合理的な環境安全配慮姿勢およびリスク削減の考え方を身につけさせるための教育プログラムが必要である。本シンポジウムでは、大学実験室におけるいくつかの具体例をとりあげ、その問題点の抽出と解決策の提案を行うとともに、新しい管理手法や教育プログラムのあり方を考える。
13:30-13:45 | 開会挨拶(環境・安全推進委員会 委員長)山辺正顕 |
13:45-14:15 | 大学における事故事例とその活用(東京大学大学院新領域創成科学研究科)大島義人 |
14:15-14:45 | 局所排気装置の適切な運転と合理的な管理((株)ダルトン)春原伸次 |
14:55-15:25 | 安全講習のあり方と体験的学習の有効性(大阪大学安全管理部)山本 仁 |
15:25-15:55 | 企業が求める大学の安全教育(日立化成工業(株)CSR室)藤井義勝・下田修一郎 |
16:00-17:00 | パネルディスカッション−アンケート結果の解析をもとに(総合司会:事業小委員会 委員長)大島義人 |
参加費 | 無料。講演資料代:1,000円(当日徴収)。 |
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定員 | 100名 |
申込方法 | 「3/29環境・安全シンポジウム出席」と標記し、氏名・所属・連絡先住所・電話番号・FAX番号・e-mailを明記のうえ、e-mail( matsubara@chemistry.or.jp )にてお申込みください。なお、当日は13時から受付を行います。 |
申込先/問合せ先 | (社)日本化学会 企画部 松原・保倉 101-8307 千代田区神田駿河台1-5 Tel (03)3292-6163 Fax(03)3292-6318 E-mail: matsubara@chemistry.or.jp |
ご案内 | 環境・安全シンポジウム併催行事として、「第3回環境・安全問題見学会」を実施いたします。詳細はウェブサイト(http://www.csj.jp/es/)をご覧ください。 |
化学はナノテクノロジーの創出と発展に大きく貢献してきた。また政策課題である環境・エネルギー問題などにおいてもナノテクノロジーがキー技術として期待されており、基盤としての化学的機能・合成・解析などが果たす役割は非常に大きく、特に「ナノ化学空間」から生まれるナノテクノロジーは今後のSustainablity Technology (ST)を保証する革新的技術として重点的な研究推進が図られるべきである。しかし、ナノテクノロジーと化学を真正面から結び付けて両者の関係を検討した例はあまりない。そこで、日本化学連合では「ナノテクノロジーと化学についての検討会」を発足させ、新しいコンセプト:Sustainablity Technology (ST)を保証するイノベイティブ「ナノ化学空間」を作り上げ、「元素戦略」を補完し革新的ナノテク機能を創出・発展させる施策として、我が国の今後の「資源・材料戦略」の大きな柱として、提案書の形にまとめ文部科学省に提出した。その内容は今後の環境・エネルギー・資源問題への対応も含め、化学の原理に基づいて、従来の研究の延長線上でない革新的・挑戦的課題に、ナノテクノロジーとサイエンスから大胆に挑戦していくものである。「ナノ化学空間」は、秩序空間、無機有機複合空間、表面・界面、超分子・巨大分子、集積構造体などを含み、それらの合成、機能化、反応、解析などを通してSustainable Technology (ST)を保証するイノベイティブなナノテクノロジーが想定される。ナノテクノロジーと化学を結びつけた「ナノ化学空間」のコンセプトについて、多くの化学関係者への理解と浸透を目的とするシンポジウムを、日本化学会と科学技術振興機構との三者の共催で、日本化学会の春季年会特別企画シンポジウムとして開催する。
13:00-13:05 | 開催挨拶(日本化学連合会長)御園生 誠 |
13:05-13:15 | 趣旨説明(日本化学会筆頭副会長・東大院理)岩澤康裕 |
13:15-13:40 | 「ナノテクノロジー・材料分野における文部科学省の施策と化学への期待」(文部科学省 ナノテクノロジー・材料開発推進室)山下 洋 |
13:40-14:05 | 「経済産業省の化学分野におけるナノテク関連技術開発について」(経済産業省機能性化学品室長)福田 敦史 |
14:05-14:40 | 「自己組織化空間の創造化学」(東大院工)藤田 誠 |
14:40-15:15 | 「ナノ化学空間を利用した動く高分子ネットワーク」(東大院新領域)伊藤耕三 |
15:25-16:00 | 「次世代型高次機能性ナノ金属錯体:分子性量子磁石から巨大三次非線形光学効果まで」山下正廣(東北大院理) |
16:00-16:35 | 「企業におけるサステイナブル資源・材料戦略」(JST)今成 真 |
16:35-16:40 | 閉会挨拶(日本化学会副会長)澤田 嗣郎 |
参加費 | 無料 |
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申込方法 | 「3/29ナノ化学交間シンポジウム出席」と表記し、氏名・所属・連絡先住所・電話番号・FAX番号・E-mailを明記の上、E-mail(ishida@jucst.org)にてお申し込み下さい。 |
申込先/問合先 | (社)日本化学連合 事務局 石田 〒101-0062 千代田区神田駿河台1-5 電話(03)3292-6010 FAX(03)3292-6319 E-mail: ishida@jucst.org |
我が国における化学に関する貴重な資料・史料の調査と収集、また、そのデータベース化を目指して、平成17年3月、日本化学会内に「化学アーカイブズ小委員会」(現:化学遺産委員会)を立ち上げ活動しています。この事業へのさらなる協力と理解を得るため、我が国の化学史・化学工業史に関する第3回市民公開講座を開催いたします。また、講演内容に関連する歴史的に貴重な史料の展示会を下記により展示いたします。ぜひふるってご参加をお願い申しあげます。
総合司会: (日本化学会化学遺産委員会顧問/(株)トクヤマ相談役)三浦勇一 | |
13:00-13:05 | 開会挨拶 (日本化学会平成21年度会長)中西宏幸 |
13:05-13:20 | 日本化学会化学遺産委員会の活動について(日本化学会化学遺産委員会委員長)植村 榮 |
13:20-14:00 | 基調講演『20世紀の化学技術:21世紀が見えてくる』(化学史学会会長・日本化学会化学遺産委員会委員/名古屋都市産業振興公社産学連携コーディネータ)亀山 哲也 |
14:00-14:50 | 『繊維技術をベースとした技術開発』(東レ椛@維研究所所長)笹本 太 |
15:00-15:50 | 『ハプニングとセレンディピティから生まれた技術革新=ポリオレフィン製造技術』 (三井化学潟Vニアリサーチフェロー)柏 典夫 |
15:50-16:40 | 『化学が支える電気分解技術の進化:水銀法からイオン交換膜法へ』(旭硝子(株)取締役常務執行役員CTO)加藤 勝久 |
16:40-17:30 | 『JSR(株)の事業構造の変革と今後の日本化学産業』(JSR叶齧ア取締役)小柴 満信 |
17:30-17:35 | 閉会挨拶 (日本化学会化学遺産委員会委員)岡崎 廉治 |
史料展示会ご案内 | 日時:3月27日(金)午後〜29日(日) 会場:日大理工学部船橋キャンパス理工スポーツホール 展示候補:講演内容に関する写真・説明用パネル・製品展示ほか |
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参加費 | 無料、講演会資料代1,000円(予価) |
申込方法 | 本会HPよりお申し込み下さい。 |
問合先 | (社)日本化学会 企画部 太田 Tel (03)3292-6163 Fax(03)3292-6318 E-mail: oota@chemistry.or.jp |
石油の高騰によりバイオマス市場が立ち上がりそうな勢いである。20世紀末から環境3Rの掛け声で推進されてきたケミカル製品の開発に、バイオリファイナリーという新たなパラダイムが加わり、原油を原料としてきたケミカル製品のプロセシング革新も行われつつある。本シンポジウムでは、生物に必要な水資源問題解決に利用されるナノテクノロジーから、新たなプロセシングパラダイムであるバイオリファイナリー、製品に展開されている省エネナノテクノロジーという原料から製品に至る流れで持続可能な社会発展に寄与する環境ナノテクノロジーについて議論したい。
10:00-11:00 基調講演「環境ナノテクノロジー(仮題)」(東北大学 多元物質科学研究所 教授)栗原和枝 <水資源問題> 11:00-11:40 ナノテクノロジーによる水再利用とリン回収の技術(北海道大学 環境ナノ・バイオ工学研究センター 教授)渡辺義公 11:40-12:20 世界の水環境問題解決に貢献する日本の膜分離技術(東レ(株)顧問)栗原 優 12:20-13:20 昼食休憩 <環境プロセッシング> 13:20-14:00 植物由来のバイオディーゼル生産(仮題)(大阪大学大学院工学研究科 特任准教授)柴垣奈佳子 14:00-14:40 バイオマスから有用化学品へ−新規生体触媒の開発−(仮題)(三井化学(株)触媒科学研究所生体触媒技術UL)田脇新一郎 14:40-14:50 休憩 <省エネ> 14:50-15:30 ハイブリッド自動車と材料(仮題)(トヨタ自動車(株)HV材料技術部 部長)村松正隆 15:30-16:10 ハイソリッド水性塗料(仮題)(日本ペイント(株) 執行役員R&D本部長)青木 啓 16:10-16:50 太陽電池の開発動向と材料(シャープ(株)ソーラーシステム事業本部副本部長)佐賀達男 司会進行:戸嶋直樹(山口東京理科大)、長瀬公一(東レ)、倉地育夫(コニカミノルタビジネステクノロジーズ)、前田修一(三菱化学科学技術研究センター) |
参加費 | 無料。講演要旨集:希望者に1,000円で領布。 |
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申込方法 | 当日会場にて申込み可能ですが、@氏名、A所属・役職、B連絡先(〒、住所、電話番号、FAX番号、e-mail)を明記し、事前に下記宛お申込み下さい。 |
申込先 | (社)日本化学会 企画部 松原 〒101-8307 千代田区神田駿河台1-5 電話(03)3292-6163 FAX(03)3292-6318 E-mail:matsubara@chemistry.or.jp |
問合先 | (社)日本化学会 企画部 百武 電話(03)3292-6163 FAX(03)3292-6318 E-mail:hyakutake@chemistry.or.jp |
日本化学会化学教育協議会 普及・交流委員会は幅広く様々な活動を行っているが、その活動の詳細については意外に知られていない。そこで今回のフォーラムを通じて広く知らしめ,普及交流の現状と問題点を整理し,多方面の先生方との議論を通して,中・高現場の化学教育を支援する材料を提供する。 また,化学の普及交流活動における指導者の養成法や安全な実験法など情報交換の機会が会場で持てることを期待する。
<09:00-09:15> 1. 開会の挨拶(東京理科大学)井上祥平、(普及・交流委員会委員長:開成中学高等学校)齊藤幸一 <09:15-10:15> 2. なぜナニ化学クイズショー(クイズショーTG主査:早稲田大学)鹿又宣弘 3. 日本化学会の出会いのための実験体験―幼稚園・学童保育への活動を通じて―(実験体験TG主査:桐蔭横浜大学)齋藤 潔 4. 全国の小学生に家庭でできる実験を届ける「わくわく理科タイム」―楽しく実験を通して科学する心を育てる― (わくわく理科タイムTG主査:江東区立亀戸第二中学校)牧野順子 <10:30-11:30> 5. 化学だいすきクラブの活動紹介と展望(化学だいすきクラブ小委員会委員長:首都大学東京)内山一美 6. 全国高校化学グランプリ―現状と今後の展開―(化学グランプリ・オリンピック委員会委員長:武蔵大学)薬袋佳孝 7. NICE―アジアにおける化学教育者ネットワークへのお誘い―(国際関係小委員会委員長:東京学芸大学)鎌田正裕 <11:40-12:30> 8. パネルディスカッション(普及・交流委員会委員長:開成中学高等学校)齊藤幸一 9. 閉会の挨拶(普及・交流委員会委員長:開成中学高等学校)齊藤幸一 <12:30-14:00> 10. 交流会 |
参加費 | 無料 |
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申込方法 | 事前申込不要。 |
申込先/問合先 | (社)日本化学会 企画部 大倉 〒101-8307 千代田区神田駿河台1-5 電話(03)3292-6164 FAX(03)3292-6318 E-mail: ohkura@chemistry.or.jp |
大学等のシーズを産業界の視点で見出すための産学の出合いの場として、標記発表会を第89春季年会にあわせて実施致します。本企画は、ここでの出合いがその後、科学技術振興機構(JST)の研究費支援公募事業(最長1年、800万円程度/課題)への応募等、産学連携に発展することを期待しております。
ご自分の研究のアイデアや成果、技術シーズを産業への応用に発展させること期待される大学等の研究者からのユニークなテーマを募集し、広く産業界の方々にお聞きいただきます。
プログラムの詳細は(独)科学技術振興機構のホームページに掲載いたします(URL:http://deainoba.jp/) |
参加費 | 無料。 |
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申込方法 | (独)科学技術振興機構のホームページ(URL:http://deainoba.jp/)よりお申し込み下さい。 |
問合先 | (独)科学技術振興機構 技術展開部イノベーション創出課 〒102-8666 千代田区四番町5-3 電話(03)5214-7995 FAX(03)5214-8496 E-mail: innovdei@jst.go.jp |