会 期:2018年10月23日(火)~25日(木)
会 場:タワーホール船堀
問い合わせ:公益社団法人日本化学会 企画部
Mail festa@chemistry.or.jp / Tel 03-3292-6163
主催:公益社団法人日本化学会
後援:
文部科学省,
経済産業省,
国立科学博物館,
科学技術振興機構,
日本化学工業協会,
新化学技術推進協会,
産業技術総合研究所,
理化学研究所,
量子科学技術研究開発機構,
物質・材料研究機構,
江戸川区
2018/10/30 学生ポスター 発表中止 P1-097、P8-078、P9-062
2018/10/17 バイオベンチャー 講師変更 高橋宏之 氏 → 篠澤裕介 氏(株式会社リバネス 創業開発事業部・部長)
2018/10/16 学生ポスター 発表中止 P1-004
2018/10/09 錯体化学会特別企画:いま学界に何をもとめるか。基礎研究か応用研究か? プログラム公開
2018/10/09 学生ポスター 発表中止 P3-058
2018/10/05 ノーベル賞解説講演会 プログラム公開
2018/09/05 学生ポスター 発表中止 P4-022、P7-058
2018/08/29 学生ポスター 演題変更 P2-089
2018/08/24 産学官R&D紹介企画 セッション&ランチョンプログラム公開
2018/08/01 プログラム公開
パイ電子共役系をもつ分子は通常、平面構造になっています。また、自然に成長した結晶の表面は平面です。しかし、それらを無理やりにねじったり、曲げたりすることにより、様々な特性が発現することがわかってきました。また、外部刺激で曲がる結晶にも興味が持たれています。本セッションでは分子や結晶をねじったり曲げたりして生まれる新しい機能性物質の世界を取り上げます。曲った分子の機能、ねじれた分子の物性、ねじれた分子を作る不斉合成、光を当てると曲る不思議な結晶についての講演を行います。
報告書やプレゼンテーションで周りに差をつけられていませんか?自分の研究や仕事の成果が論文審査員や上司に評価してもらえずに悩んでいませんか?成果を正しく評価してもらうためには,高度な内容でもわかりやすく,より注目されるように世界に向けて発信することが重要です。そこで本セッションでは,プレゼンテーションを魅力的にする様々な方法を紹介する講演を通して,科学者・技術者のアピール力向上に大いに役立つコツを伝授します。
タンパク質や細胞などの生体成分が材料表面と接触し接着すると、さまざまな反応が起こります。このため、生体成分が接着しにくい、あるいは、接着しても異物反応を起こさない材料表面の作り方を模索することが重要です。本セッションでは、材料を生体内に入れることを究極的な目標とした、有機高分子材料、また、セラミクス材料に関する考え方をお示します。
生活環境に電子機器が溶け込んだ社会を実現する「アンビエントエレクトロニクス」が、ウェアラブルデバイス、フレキシブルディスプレイ、デジタルサイネージや車載ディスプレイなどを可能にするコンセプトとして注目されています。これらの実現には新素材の設計とデバイス化が鍵となります。本セッションでは、アンビエントエレクトロニクスが拓く社会から、現在進んでいる新素材の開発と将来展望まで、産官学界の視点から広く講演していただきます。
日本のエネルギー安全保障の観点・地球温暖化防止の観点から省エネ推進が求められています。省エネを推進する上で材料技術の貢献は大きいと考えられます。本セッションでは、新たな材料設計指針、或いは先端計測・計算化学・MI等の新しい研究手法、革新的プロセス技術を取り込み、材料の視点から省エネを考えていきます。講演者の方々からは、省エネ技術に関する最先端の研究及び今後の取り組みについてご講演頂きます。
化学の中でも「有機合成化学」は古くから日本のお家芸の1つです。今、この瞬間にも世界中で「欲しいものを欲しいだけ作れる」化学反応が続々と発見され、私たちの暮らしを豊かにする分子が生み出されています。今、「有機合成化学」は一体どんな進化を遂げているのでしょうか?本セッションでは、なんでも作れる反応開発から暮らしに役立つ材料やお薬の候補の合成まで、産官学の講師陣による「有機合成化学」の最先端に迫ります。
新規技術は既存事業とはパートナーや価値観が異なることから、起業することで大きな成功へとつながる可能性が高いと思われます。既にIT分野では、若手はアカデミアや既存企業に就職することでなく、創業することも選択肢となっています。バイオ分野においても、若手の研究者のベンチャー創業が始まっています。生物・化学系の立ち上げたばかりの若手と彼らに対するインキュベーターを集め、今後の方向性を考える機会を提供します。
【私たち会社を創りました】
【スタートアップを支援します】
従来の組織生体検査に代わり、低侵襲の匂いによる生体検査への期待が高まっています。生体が発する匂いは情報の宝庫です。本セッションでは、人が匂いを感じるメカニズム、匂い分子の種類と化学構造の関係、匂いの単位や評価方法など、わかるようでわからない匂いの本質を化学の視点から紹介します。また、匂い分子の健康マーカーとしての可能性や、匂いに着目した次世代超早期診断技術と健康管理への応用について議論します。
「混ざるって何?」を最先端化学と一緒に学びます。物質や材料の性能・性質を引き上げるために、異なるモノを混ぜて使う場合があります。何がどうなると混ざったと言えるのか?そのときの構造状態は?混ざったらどんな凄い材料に生まれ変わるのか?本セッションでは「混ぜる・混ざる」に焦点を当てた化学の基礎を学び,超ハイブリッド材料と呼ばれる最先端材料の開発を紹介します。
本セッションでは、様々な機関で働いている若手からベテランの女性講師をお招きして、ライフイベント、仕事でのターニングポイントを経て、どのようにキャリアを積んでこられたのかをお話し頂き、女子学生・大学院生に将来をイメージできるようなアドバイスや励ましを贈ります。将来の働き方を模索している多くの女子学生・大学院生の参加をお待ちします。セッション後半では、講師の先生方に質問・相談できる時間を設けます。将来の不安や心配事などを講師の先生方と直接お話してみませんか? 前半(講師によるプレゼンテーション)・後半(講師との懇談)のいずれかのみの参加も歓迎します。
This session focuses on how to enjoy chemistry in Japan. The organizing committee welcomes international researchers, postdocs, and students to interact with each other at this CSJ Chemistry Festa. International academic and industrial researchers in Japan will give special talks about their motivations, research histories, and struggles in their research activity. After the leading talks, we will have a round-table meeting with lecturers to expand your relationship and future careers in Japan.
分子集合材料の応用を見据えたとき、その構造や機能の制御は重要な研究課題となります。こうした課題の解決には、多種多様な組み合わせの網羅的検討に加え、緻密な設計と戦略が不可欠となります。本セッションでは、革新的な取り組みにより、分子集合材料の構造を制御した研究から、それらの運動と機能の制御を実現した研究まで、分子集合材料の応用への道筋を示す講演をしていただきます。
EVや蓄電用途としてリチウムイオン電池が注目されていますが、安全性、エネルギー密度、充放電特性の観点から全固体電池の実現が期待されています。全固体電池の実用化に向けてはイオン伝導性が高く、界面抵抗が少ないなど固体電解質の開発が鍵であり、世界でも競争の激しい分野の一つです。本セッションでは、新素材の立場から無機系および有機系の固体電解質の話を分かりやすく解説していただくとともに、実用化に向けての素材の観点から固体電解質と正極材料の開発状況を紹介していただきます。
まだ先と思われていた全固体(リチウムイオン二次)電池の実用化がすでに始まっております。いくつもの企業が量産化を発表し、量産を開始した企業もあり、展示会への本格的な展示も始まっている状況です。この実用化は自動車のEV化を加速する要因となることは明らかであり、開発の動きからは目が離せません。一方、自動車のEV化は温室効果ガス削減に大きく寄与する可能性があり、本セッションでは、環境面からも着目し、夢の電池が現実になる今を捉えます。
我が国のものづくり技術は、その精度やスピード等の面で他国に比して極めて高度な水準を実現しています。このことが日本の製造業における国際競争力の重要な源となっています。とくに、液中に微粒子・ナノ粒子、液滴、気泡が分散した系は、近年、塗布成型・印刷技術分野で多用され、精度向上等の高度化が強く求められています。そこで、本セッションでは、その基盤となる評価技術を実用・シミュレーションの両面から迫り、議論の場を提供します。
本セッションでは、産官学問わず、様々な機関において第一線で活躍されている中堅~ベテランの研究者・技術者をお招きし、これまでのキャリアを振り返った講演をいただきます。講演を通じて、未来の日本を担う学生や若手研究者・技術者が、「自分が活躍する将来像」を具体的にイメージできるようなアドバイスを贈ります。講師の方々の経験や裏話を聞いて、自身の将来のキャリアアップへ活かしてみませんか?
日本近海は世界有数のメタンハイドレート埋蔵量を誇ります。そのため、エネルギー自給率が低いわが国にとって、メタンハイドレートは貴重な国産エネルギー資源となる可能性を秘めていることから大きな期待がかかっています。本セッションでは、メタンハイドレート採掘技術ならびに活用技術に関して、産・官・学から講師をお招きし、詳しく解説頂きます。
最近、バイオエコノミーという言葉を良く耳にしますが、これがどういったもので、化学産業とどのような関りがあるのかをきちんと理解している人は少ないように感じます。本セッションでは、バイオエコノミーは環境保全のための切り札になりえるのか?当該分野の第一線で活躍されている方に正しい内容と国内外の動きを説明して頂くと共に、大学及び産業界におけるバイオエコノミーに繋がる研究・開発の具体例を紹介して頂くことで、化学産業との関わりについて参加者全員で考えることを目的とします。
カーボンナノチューブ、グラフェン、フラーレンはナノカーボン材料と呼ばれ、その普及と応用は急速に拡大しています。本セッションではナノカーボンの歴史を振り返ることで、如何に死の谷を克服しようとしており、どのように展開されようとしているかを、産・官・学の講師より、具体的な応用例とその強み、技術的な課題、学術研究のトレンドを交えてご講演頂きます。
毛髪には、色・艶などの美しさやつるつる、さらさらなどの触感などが求められます。ダメージや薄毛の問題がある一方、体毛に対しては脱毛が求められるなど様々なニーズが存在します。本セッションでは、これらの“毛”に関する現象やメカニズムを化学の力で解明する研究・技術を紹介するとともに、毛髪を美しく自在に染色する製品技術、脱毛、毛髪再生する技術とその可能性を議論します。
英語でのコミュニケーションが必要になり困っていませんか?最近では学会でも英語での発表が求められ、企業でもグローバル化がますます進み海外へ出て行く機会も多いと思います。また、日本に来た留学生は文化の違いにコミュニケーションがとれず戸惑っているかもしれません。そこで本セッションでは、日本人にありがちなミスをしないための英語発表に関する講演や日本人英語からの脱却に関する講演、外国人から見た日本の文化に関する講演を通して、科学者・技術者がグローバルに活躍するために大いに役立つコツを伝授します。
水はあらゆる生命活動を担っている重要な分子であり、物質を溶かす溶媒として最も安全です。一方で、水の性質を他の液体と比較すると、その性質は極めて特殊であり、その原因として水分子が水素結合によって他の分子や自身と相互作用することが挙げられます。また、水が存在する材料において、水は界面で重要な働きを担い、材料特性に大きく影響します。本セッションでは、様々な分野で水を扱い、研究する6名の講師が水分子の役割、影響、さらにその材料への活用を解説します。
水素エネルギーの実用化と普及は2014年に策定された震災後初めてのエネルギー基本計画によって国策として進められています。2015年のパリ協定により、水素エネルギーの役割はより重要性が高まっており、昨年末には水素基本戦略が政府から発表されています。本セッションでは、水素社会構築への挑戦と題して、各分野の技術開発と社会実装の動向を各分野の一線の先生方からご紹介いただきます。
エネルギー資源の大部分を輸入に頼っている日本において、無限に降り注ぐ太陽光のエネルギーを有効活用することは非常に重要です。これまでも多くの光エネルギー関連の研究開発が進められてきましたが、まだまだ光のエネルギーには更なる活用の可能性が眠っています。本セッションでは次世代型の太陽電池をはじめ、太陽光利用水素製造や光利用材料など、光エネルギー活用の先端技術についてご講演いただきます。
従来の化学技術の開発は過去の実験データを基に研究者の経験と勘によって行われて来たと言っても過言ではありません。しかしながら、今やコンピュータの急速な性能向上によって膨大な化学知識がデータベース化されつつあり、これと人工知能(AI)を活用することで研究に要する時間と費用を大幅に削減することが期待されています。本セッションではAIとは何か?について、その具体例としてDeep Learningの可能性や、AIを用いた材料開発、創薬、身近な生活に関わる最新トピックスを紹介します。
インフォマティクスは化学領域と情報工学領域の融合した学際領域であり、未知の分子構造の組み合わせとその性能の予測を計算で行うことにより、実験などの従来手法より効率的に高機能な新素材を創出できる可能性を秘めています。本セッションでは、期待の高まるケモインフォマティクスの現状と将来性について、分かり易く説明いただきます。
材料を扱う技術者が往々にして出くわす悩みは材料界面の強度です。ある時は滑らせたく、また、ある時はしっかりと接着したい。そんな、悩みを抱えている技術者・研究者に化学フェスタが解決のヒントを与えます。本セッションではいつもは交わらないトライボロジーと接着の専門家が集まり材料設計の考え方と実例を解説し、更に最新の技術を紹介します。
ケイ素原子が3個の酸素と結合する構造をもつシルセスキオキサンは、無機高分子としての特徴を有する一方で種々の有機官能基を導入できることから無機と有機を繋ぐ材料として産業上も古くから注目されて来ましたが、構造の多様性と複雑性により利用は限定されていました。近年の分析及び合成技術の進歩により多様な構造を制御できる技術が開発されことにより、いまや機能性材料として新しい可能性が広がっています。本セッションではシルセスキオキサンの構造制御と機能化に焦点を当てたケイ素化学の最新研究を紹介します。
産学官R&D 紹介企画では,「R&D 展示」,「R&D 講演」および「ランチョンセミナー」への参加を募集します。企画の趣旨は以下のとおりです。
(1) 企業や国研が学生に向けて「事業や研究開発の概要」,「研究成果・技術・製品」,「キャリアパス」等々の情報を紹介し,学生が進路を考える契機となる場を提供する。
(2) 企業(試薬,機器,受託等),国研,大学が来場者に「技術や製品のPR」,「研究成果の発表」,「共同研究の提案」等々を行い,様々な連携や交流深耕の契機となる場を提供する。
本企画は回を重ねるごとに来場者も増え,年々注目度が増しています。今回は「ランチョンセミナー」の回数を増やし,来場者にPR できるチャンスが増えました。多くの学生と産学官の研究者が全国から集るこの機を逃さず,是非これらの企画にご参加下さい。なお,①における企業と学生の交流に際しては,日本経済団体連合会の「採用選考に関する企業の倫理憲章」を遵守します。また,②で企業が実施する展示や講演においては,営業活動にならないようご留意いただきます。
出展社/機関名 | 10/23 | 10/24 | 10/25 | 出展内容 |
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旭化成グループ | ■ | ■ | 私たち旭化成グループは、世界の人びとの“いのち”と“くらし”に貢献します。「健康で快適な生活」と「環境との共生」の実現を通して、社会に新たな価値を提供していきます。 | |
味の素株式会社 | ■ | ■ | 味の素グループは、「Eat Well, Live Well」の理念に基づく食品事業とアミノサイエンス事業を展開し、食生活、ヘルスケア、ライフサポートへ貢献しています。今回は、当社のアミノサイエンス事業におけるR&Dテーマの例を取り上げ、味の素グループの持つファインケミカルな側面をご紹介します。 | |
株式会社ADEKA | ■ | ADEKAでは、”先端技術で明日の価値を創造し、豊かなくらしに貢献するグローバル企業”の実現を目指しております。今回の展示ブースでは、ADEKAの幅広い研究開発活動の中から先端研究・製品の一部をご紹介します。 | ||
出光興産株式会社 | ■ | ■ | 出光グループでは、「持続可能な社会の実現」に貢献すべく、エネルギー、高機能材に関わる研究開発を行っています。企業紹介ブースでは、潤滑油・電子材料・機能材料・アグリバイオの高機能材分野の製品・技術の一端及び研究開発のトピックスをご紹介します。是非お立ち寄りください。 | |
宇部興産株式会社 | ■ | ■ | 宇部興産は化学事業を中核に独創的な技術で時代の求めるモノづくりに携わってきました。ブース展示では多岐にわたるサイエンスをベースとしたR&D活動から生まれた特色ある製品や技術をご紹介します。 | |
AGC株式会社 | ■ | AGC(株)は、本年7月に旭硝子(株)から社名を変更いたしました。従来からのコアテクノロジーである”ガラスと化学”を生かしつつより広い分野に向けて製品を展開して参ります。ブース展示では様々な体験型のサンプルを準備しております。是非ご体験下さい。 | ||
花王株式会社 | ■ | ■ | ■ | 花王は、心をこめた“よきモノづくり”を通じて、世界の人々の豊かな生活文化の実現と社会のサステナビリティへの貢献を目指しています。展示では、化学に関連した研究事例の紹介を行います。是非お立ち寄り下さい。 |
株式会社カネカ | ■ | カネカは、専門化学会社として特定市場を選択し高いスペシャリティを備えた製品群を創出することを目標としています。高分子と発酵を基幹技術として、多様な要素技術とのシナジーにより様々な製品群を生み出しています。 | ||
京都大学 | ■ | ■ | 京都大学は、学術研究から生まれた卓越した智に基づき、社会課題の解決に取り組んでいます。世界トップレベルにある本学の化学分野の研究成果をご紹介するとともに、産学連携のご相談にもお応えいたします。 | |
株式会社クラレ | ■ | クラレは合成技術を駆使しC4原料(イソブチレン、ブタジエン)から特徴のある様々な製品を展開しています。今回は、新規環状エーテル溶剤MTHPについて物性、反応例と共にその有用性についてご紹介いたします。 | ||
神戸天然物化学株式会社 | ■ | ■ | 当社は医薬から電子材料・バイオ関連まで幅広い領域で、ユーザー様の開発・生産支援を行う有機化合物のスペシャリスト企業です。当日のブースでは、当社のR&Dに関する内容をご紹介します。 | |
株式会社ジー・サーチ | ■ | ■ | ■ | 日本最大級の科学技術文献情報データベース「JDreamⅢ」の展示及び、課題解決に最適研究者を探索する新サービス”研究者マッチングサービス”の展示を行う予定です。 |
JSR株式会社 | ■ | JSRは昨年で創立60周年を迎えた化学メーカです。ブースではJSRの事業内容と製品群、及び研究開発の取組とビジョンについて紹介します。 | ||
JXTGエネルギー株式会社 | ■ | JXTGエネルギー(株)は、エネルギー・資源・素材における創造と革新を通じて、社会の発展と活力ある未来づくりに貢献します。展示ブースでは、研究開発の事例や製品などの一例を紹介します。 | ||
JNC株式会社 | ■ | ■ | 「優れた技術で社会の進歩に貢献する先端化学企業へ」 資源枯渇、地球温暖化、高度情報化等、地球環境や社会が変化するなか当社は先端化学技術を通して、食糧、エネルギー・環境およびICT分野で社会に貢献してまいります。 | |
昭和電工株式会社 | ■ | ■ | 「個性派化学」メーカーとして、有機・無機・金属と幅広い素材製品開発を行ってきた中での融合技術の一例をご紹介します。 | |
信越化学工業株式会社 | ■ | ■ | 信越グループは、「素材と技術を通じて暮らしや産業、そして社会に貢献すること」を企業理念として、世界を舞台に事業を展開しています。今回は、R&D分野の中からシリコーンを適用した新規デバイスとその特性についてご説明しますので、是非お立ち寄り下さい。 | |
住友化学株式会社 | ■ | 住友化学の研究開発の一端を紹介します。高分子有機EL照明と有機薄膜太陽電池を予定しております。 | ||
住友ベークライト株式会社 | ■ | ■ | ■ | 日本で初めてプラスチックを製造した歴史あるメーカーであり、常にパイオニアでありつづける住友ベークライト。伝統に培われた高度な技術力で数々の技術革新を成し遂げ、プラスチックの活躍のフィールドを拡げてきました。近年は、情報通信関連や医療バイオ関連など最先端分野にも積極的に取り組み、半導体・電子部品関連材料、自動車の金属代替プラスチック、医療機器など広範な分野に、SDGsに即した開発、ものづくりによる製品を提供しています。 |
積水化学工業株式会社 | ■ | 積水化学グループは、際立つ技術と品質により、「住・社会のインフラ創造」と 「ケミカルソリューション」のフロンティアを開拓し続け、世界のひとびとのくらしと地球環境の向上に貢献することを目指しています。本展示では、積水化学グループの研究開発活動の一端を事例を交えてご紹介します。 | ||
国立研究開発法人 産業技術総合研究所(AIST) 先端素材高速開発技術研究組合(ADMAT) |
■ | ■ | ■ | 先端素材高速開発技術研究組合(ADMAT)では、素材メーカ等が協働し、三つの手法(計算科学/プロセス技術/計測技術)を組み合わせた新たな研究開発手法を導入し、有機機能性材料の試作回数・開発期間を大幅に短縮する新技術の創出に取り組んでいます。ADMATと産業技術総合研究所が共同で進めるNEDO「超先端材料超高速開発基盤技術プロジェクト」の成果をご紹介します。 |
大鵬薬品工業株式会社 | ■ | 大鵬薬品は、経口抗がん剤のパイオニアとして、新薬を待つ人びとのために未知なる可能性に挑戦しています。ブースでは、抗がん剤の研究開発をケミストリーの側面からご紹介します。若手研究員による講演会も同時に開催致しますので、合わせてお立ち寄り下さい。 | ||
太陽ホールディングス株式会社 | ■ | ■ | ■ | ◇◆世界No.1メーカー◆◇あらゆる電子機器に使用されているソルダーレジストという電子材料でトップシェアのメーカーです。ブースではこれからの成長を担う研究開発体制や新規事業についてご紹介いたします。また、R&Dセッション講演も行いますので是非お越しください! |
DIC株式会社 | ■ | ■ | DICは経営ビジョン“Color & Comfort by Chemistry”(化学で彩りと快適を提案する)のもと、デジタル印刷、エレクトロニクス、自動車、エネルギー、生活環境、インフラ建設、コーティング、パッケージなどの市場に向け、新製品開発に取り組んでいます。ブースでは「当社のコア技術と市場展開」「将来開発の具体例」などをご紹介致します。 | |
帝人株式会社 | ■ | ■ | テイジンは、ブランドステートメント”Human Chemistry、 Human Solutions”のもと、「高機能素材」「ヘルスケア」「IT」という3つの異なる領域においてグローバルに事業を展開しています。ブースでは、研究テーマ(ポスター)や主要な製品(素材とそれを使用した最終製品の実物および模型、ポスター)をご紹介します。是非お越し下さい。 | |
デンカ株式会社 | ■ | ■ | ■ | デンカ株式会社は、セラミックス、セメント、合成樹脂、合成ゴムなどの素材から、電子材料、住宅建材、食品包装材料、医薬品など、社会の基盤を支える様々な製品を生産している化学メーカーです。当社の概要や主な製品、研究開発体制をご紹介します。 |
地方独立行政法人東京都立産業技術研究センター | ■ | 都産技研は、産業技術に関する試験、研究、普及および技術支援等を行うことにより都内中小企業の振興を図り、都民生活の向上に寄与することを目的としています。本ブースでは、化学分野の研究成果の一部をご紹介します。 | ||
東ソー株式会社 | ■ | 東ソーは、『化学の革新を通して、幸せを実現し、社会に貢献する』という企業理念のもと、「ライフサイエンス」「環境・エネルギー」「電子材料」を中心とした研究開発に取り組んでいます。展示ブースでは、東ソーの研究開発体制、最新の研究についてご紹介します。ぜひお立ち寄り下さい。 | ||
株式会社TOGA | ■ | ■ | 本社は茨城県つくば市。企業理念は、研究者の安全/有害物質の外部放出防止、エネルギー削減/事故予防と管理の為IOT技術の活用。フィルター方式によるダクトレス製品として薬品保管庫/有害ガス除去装置等の製造、販売を手掛ける。今回CSJフェスタに初出展。1人でも多くの研究者/学生の皆様に当社製品の特性を認知頂きたいです。 | |
ニチアス株式会社 | ■ | ニチアスは、断熱分野のパイオニアとして創業120年以上の歴史をもつ会社です。省エネやCO2の排出量削減を支える「断熱」技術や、環境汚染防止に役立つ「シール」技術をはじめ、産業界に欠かせない製品を提供しています。ブース展示では事業概要や「断つ・保つ」の製品郡をご紹介します。 | ||
日揮ユニバーサル株式会社 | ■ | ■ | 日揮ユニバーサル株式会社は、米国UOP社と日揮株式会社との合弁会社として50年以上の歴史を誇ります。ここでは、触媒の委託製造・工業化の活動、ならびに環境浄化用触媒に関わる事業をご紹介します。 | |
日産化学(株) | ■ | ■ | 化学の可能性をもっと拡げる会社へ。日産化学は「独自の革新的な技術で社会の要請に応える未来創造企業」を目指し、機能性材料分野とライフサイエンス分野で新しい価値の創造に取組んでいます。 | |
株式会社日本触媒 | ■ | 日本触媒の事業内容と研究開発活動について説明します。合成・触媒・プロセス技術をベースとして、電子情報材料、新エネルギー、半導体、健康・医療など各分野に展開した研究開発のトピックスについてご紹介します。 | ||
日本ゼオン株式会社 | ■ | ■ | ■ | 日本ゼオンは、技術を中心にすえた経営理念のもと、『ニッチでも、日本ゼオンらしい得意分野で、ひとのまねをしない、ひとのまねのできない、地球に優しい、革新的独創的技術にもとづく、世界一製品・事業を継続的に創出し、社会に貢献する』を研究開発の基本理念としています。ブースでは、当社の事業展開についてご紹介します。 |
日本軽金属株式会社 | ■ | 日本軽金属グループは、創業以来アルミニウムの原料から加工製品に至るまで、幅広い製品を扱ってきたアルミニウム総合メーカーです。私達は「チーム日軽金として異次元の素材メーカーへ」というスローガンの元、「様々な特長を持つ」アルミに関する豊富な知見 を活かして、全社一丸となってお客様に新しいソリューションを提供しています。当日は、アルミニウムの原料となる化学品分野や、アルミ材料分野の製品をご紹介いたします。 | ||
日本原子力研究開発機構 物質科学研究センター 放射光エネルギー材料研究ディビジョン |
■ | 私たちはSPring-8の高輝度放射光を活用し、原子力材料研究や福島復興研究を推進しています。展示ブースでは、最新の研究成果や技術シーズの他、RIが利用できる特徴を活かした将来計画についても紹介します。 | ||
パナソニック株式会社 | ■ | パナソニックは、世界中のお客様一人ひとりにとっての「よい良いくらし、より良い世界の実現」を目指しています。展示では、幅広い事業分野を持つ当社ならではの、化学系出身の技術者による研究・開発事例や、多種多様なチャレンジの場・活躍のフィールドをご紹介します。 | ||
三井化学株式会社 | ■ | 三井化学は、ヘルスケア、モビリティ、フード&パッケージングの3領域に研究テーマを重点化しています。新たな顧客価値を創造する三井化学のR&D方針・戦略を、いくつかの製品とともにご紹介します。 | ||
三菱ガス化学株式会社 | ■ | 三菱ガス化学は、4つのカンパニーを柱に、基礎化学品からファインケミカル、機能材料まで幅広い製品をユニークな独自技術で開発してきました。展示会では最新の研究例をご紹介しますので、是非お立ち寄りください。 | ||
三菱ケミカル株式会社 | ■ | 三菱ケミカルグループは「KAITEKI実現」というビジョンのもと、人・社会・地球が直面する諸課題を解決することで、自らも持続的に成長していきます。本展示ではその基盤となる研究開発活動の一端をご紹介します。 | ||
ライオン株式会社 | ■ | ■ | ■ | ライオンの事業分野は、家庭用日用品、医薬品、工業用化学品など多岐にわたります。 研究開発は「健康・快適・環境」をキーワードとして進めており、これら各分野の研究概要、および技術の一例をご紹介します。 |
国立研究開発法人理化学研究所 | ■ | 理研では若手研究者・学生が活躍できる場を提供するためのプログラムを用意しています。皆さんが理研で研究し、世界で活躍するためのサポートをいたします。ぜひ展示をご覧にお越しください。 | ||
国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構 | ■ | 高崎量子応用研究所は、量子ビームの優れた機能を総合的に活用して、医・理・農・工の幅広い分野において世界を先導する研究を推進しています。展示ブースでは、最新の研究成果や技術シーズを紹介します。 |
参加機関の全体像やR&Dアクティビティ、技術トピックスや製品開発事例、PRしたい研究成果、人材育成やキャリアパス、連携事例や グローバル展開など、バラエティに富んだ様々な講演で参加機関の特徴を紹介します。講演者は、研究開発の最前線に立つ研究者・技術者から管理部署のマネージャまで、参加機関により様々です。失敗・挫折・苦労のエピソードや、「これがうちの面白いところ」、「この技術は世界でうちが一番」といったユニークな話や自慢話など、日頃聴くことの少ない、企業や研究機関での研究開発や生産活動などを知る絶好の機会です。奮ってご参加下さい。
10月23日(火) | 10時30分-11時30分 | R&Dセッション(講演) |
11時40分-12時00分 | ランチョンセミナー(入場、弁当配布) | |
14時00分-15時00分 | R&Dセッション(講演) |
10月23日(火)
【F会場】
座長 山田鈴弥(デンカ株式会社)
座長 松原哲明(日本ゼオン株式会社)
「ランチョンセミナー」は、昼食付の講演です。参加機関の全体像やR&D アクティビティ,PR したい研究成果や製品開発事例,人材育成やキャリアパス,連携事例やグローバル展開など,参加機関が工夫を凝らした種々のプログラム内容で,かつ,アットホームな雰囲気で質疑応答が行われます。奮ってご参加下さい。
10月23日(火) 大鵬薬品工業株式会社 |
10月24日(水) 一般社団法人日本分析機器工業会 |
10月25日(木) デンカ株式会社 |
大鵬薬品は経口抗がん剤のパイオニアとして、新薬を待つ人びとのために未知なる可能性に挑戦しています。本講演では、医薬品の研究開発をケミストリーの側面からご紹介すると共に、新規抗がん剤TAS-116の創製を例に、製薬企業における化学系研究員の取り組みについてご紹介します。
座長 大久保 満(大鵬薬品工業株式会社)
JASIS WebExpoはインターネット上で開催される分析機器・科学機器展示会です。化学研究に必要な分析機器・科学機器に関するセミナー・機器展示が行われており、これらの内容について紹介します。また当工業会が中高生・大学・社会人向けに実施している分析技術に関する教育事業内容についても報告します。
座長 奥野 崇(宇部興産株式会社)
デンカ(株)は、セラミックス、合成樹脂、合成ゴムなどの素材から、電子材料、住宅建材、食品包装材料、医薬品など、社会の基盤を支える様々な製品を生産する化学会社です。当社の概要や製品群、研究開発体制をご紹介するとともに、デンカイノベーションセンターにて新規技術・製品の開発を担当する若手研究員の活動内容についてお話しします。
座長 山田鈴弥(デンカ株式会社)
学生と産学官の先端研究者が議論し交流することを目的として,学生ポスターセッションを実施します。審査を希望する発表については,「発表者の研究への寄与」,「質疑応答」,「研究の独自性と発展可能性」などを基準に産業界とアカデミアの審査員が審査し,優秀な発表に対して「優秀ポスター発表賞」が授与されます。中でも最も優れた発表に贈られる「最優秀ポスター発表賞(CSJ 化学フェスタ賞)」には副賞を贈呈するとともに,「化学と工業」誌(2019 年1 月号)へ受賞者コメントを掲載します。 (参考:前年度の受賞者コメント)また,会場では同時に産学官R&D 紹介企画の「R&D展示ブース」が開催され,学生と企業研究者の交流がより一層促進される場を提供します。
分野 | 10/23 | 10/24 | 10/25 | ||||||
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P1 | P2 | P3 | P4 | P5 | P6 | P7 | P8 | P9 | |
1. 物理化学 | ■ | ■ | ■ | ■ | ■ | ||||
2. 無機化学・分析化学 | ■ | ■ | ■ | ■ | ■ | ||||
3. 有機化学 | ■ | ■ | ■ | ■ | ■ | ■ | ■ | ■ | ■ |
4. 錯体・有機金属化学 | ■ | ■ | ■ | ■ | ■ | ■ | ■ | ■ | ■ |
5. 天然物化学・生体機能関連化学・バイオテクノロジー | ■ | ■ | ■ | ■ | ■ | ■ | ■ | ■ | ■ |
6. 高分子化学 | ■ | ■ | ■ | ■ | ■ | ■ | ■ | ■ | ■ |
7. 触媒化学 | ■ | ■ | ■ | ■ | |||||
8. 材料化学 | ■ | ■ | ■ | ■ | ■ | ■ | ■ | ■ | ■ |
本年度のノーベル賞の内容を、分かり易く解説する講演会を実施いたします。
今から遡ること40億年前、過酷な地球環境に生まれた原始生命体は、徐々にその生息域を広げ、 今ではそれがいない場所を見つけるのが困難なほど地球上に満ち溢れている。 この驚くべき生物の多様性は、たった一つの「原理」により生み出されてきた。それは「進化」である。 古代より人類は、「進化」を作物の品種改良や、 動物の家畜化など、生活の一部として役立ててきた。今回ノーベル化学賞を受賞した3名は、「進化」をペプチドやタンパク質などの 機能改良に応用した。「経験と勘」と決別し、「システマティックな試行錯誤」のもと改良分子を 生み出すテクノロジー、それが「進化分子工学」である。本講演では、演者がFrances Arnold研究室で 過ごした3年間(1997-2000年)の間に垣間見た「進化」が「工学」へと昇華する瞬間の数々を振り返る。
本講座は、大学生・高校生が、将来化学者となって社会に貢献することを応援する企画です。前半の、大学生・高校生のための「講演会」では、大学・企業・専門機関でご活躍の方から、化学を志したきっかけ、自分らしい研究が始まった転機、研究の面白さについて、経験談を交えてお話し頂きます。後半の、高校生を対象とする「ポスター発表会」では、CSJ化学フェスタの実際のポスター発表会場で、高校生の皆さんに研究発表をして頂きます。大学教授や企業研究者と意見交換を行い、化学を通した社会との繋がりを実感して、自身が化学に進む将来のイメージを掴んでもらいます。
健康を気遣う皆さんへ話題提供です。麹、納豆、味噌、チーズ、ヨーグルトなど身近な発酵食品の機能や製法、その役割を化学的な視点でとらえて健康作りに役立てていただきます。化学とバイオの技術進歩により、伝統的な食品も大きく進化しています。発酵食品の分野において、今・何が起きているのか?ホットな話題を、様々な切り口でエキスパートの先生方からわかりやすくお話ししていただきます。発酵食品に興味を持つ一般の方から化学者まで、多くの方のご参加をお待ちしています。
三井化学は「地球環境との調和の中で、材料・物質の変革と創出を通して広く社会に貢献する」ことを目指しており、ものづくりの基盤技術である触媒科学の発展に向けて触媒科学フォーラムを開催いたします。触媒科学の第一線でご活躍の先生方による招待講演ならびに2018年三井化学触媒科学賞受賞者より最先端の触媒技術をご紹介頂きます。触媒科学の発展に向けた議論の場になることを願っております。
世界中の研究者と研究成果を共有をすることは、研究者にとって大変重要なことであり、研究論文は最もポピュラーな媒体の一つであります。また論文を国際的に認知されているジャーナルに掲載するためには自分の研究の重要性・インパクトを査読者にアピールしなければなりません。その為には、研究の重要性が読み手や査読者にとってつかみ易い、伝わりやすい論文の作成が望まれます。本企画では,Royal Society of Chemistry,論文校正会社の編集者が原稿作成や論文執筆に関するアドバイスやノウハウを紹介します。論文作成に関する情報に加え、投稿から出版までの査読プロセスや査読者としてのベストプラクティスなどについてもお話いたします。本企画を通し学生、研究者の方々がより一層論文執筆、出版プロセスや出版業界に関心とご理解を深めていただければ嬉しく思います。
産学連携の大きな目標は、「イノベーションを起こす」ことにあると考えています。様々な分野の社会課題に対してソリューションを与えるような技術シーズを育て、社会実装することによりイノベーションに繋がる可能性があります。イノベーションを起こすためには、「学」の教員と「産」の様々な階層の人たちと、主要な話題について十分なコミュニケーションが必要と考えますが、現状は不十分と言わざるを得ないのではないでしょうか。このような課題の解決のため、「産」と「学」が話し合う場を提供することを目指して本企画を開催することとしました。今回は、イノベーションの担い手である、それぞれの研究者・技術者の育成、すなわち「人材育成」に焦点を当て、それぞれの方針や要望等を率直にぶつけ合う場としたいと思います。
生体内で起こる複数の酵素による有機分子の活性化や複雑な化合物の一挙合成を、フラスコ内で行おうとしても極めて困難です。本領域では、独立した機能を持つ複数の触媒の働きを重奏的に活かしたハイブリッド触媒系を創製することにより、従来は不可能であった反応を可能にし、入手容易な原料から付加価値の高い有機分子を、要求に応じて迅速に組み上げる分子合成オンデマンドの実現を目指しています。本企画では、本領域の最新の研究成果を報告します。
産業技術総合研究所の材料・化学領域は、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成に貢献するため、有害物質を使わず、資源・エネルギーの無駄を”ゼロ”にするCERO Technologyを提案します。このCERO Technologyとは、SDGs達成のために必要なC:Carbon cycle(炭素循環)、E:Energy(エネルギー)、R:Resource / Recycle(資源・リサイクル)、O:Organic life-friendly(安全・安心)の4大技術課題を意味しています。これらにフォーカスした当領域の取り組みについて、化学品の創製、部材化技術、評価技術から産業への橋渡しに至るまでを紹介します。
CERO 『C: 炭素循環』
CERO 『E: エネルギー』
CERO 『R: 資源・リサイクル』』
CERO 『O: 自然を活用・模倣する技術』
メカノバイオロジーとは、細胞や組織の物理的な力や物理的性質の変化が、発達、細胞分化、生理学、および疾患にどのように寄与するかに焦点を当てた、生物学と工学のインターフェースにおける新しい科学分野です。本企画では、メカノバイオロジー、分子応力プローブ、光による生体操作という三つの観点から総合的に議論し、将来的な研究開発の方向性を探ります。
出口指向が強まる中で、産業界は出口指向を学界に求めているのでしょうか?1を10や100にする応用研究や実用化研究のみならず、0を1にする基礎研究も重要では無いのでしょうか?対極をなす問題発掘型研究と課題解決型研究がありますが、学界は何処でバランスを取るべきなのでしょうか?産業界と学界のリーダーで議論します。
π電子系物質は、物質科学から生命科学に至る広範な領域で中核を担う物質群として位置づけられています。新学術領域「π造形科学」では、π電子に固有な電子・光物性に加え、運動性や機械的特性といった分子・分子集合体のダイナミズムを含めた新たな視点からπ電子機能を捉えることで、π電子系物質の新しい科学の開拓を目指しています。本企画では、エキゾチックな性質をもつπ電子系物質の創製や、π電子系物質だからこそ可能な機能の操作や展開など、本領域で見出してきた「新物質・新機能・新現象」を紹介します。また、本領域の「語り部」であるサイエンスライター佐藤健太郎氏に独自の視点からπ電子系物質のドラマを語って頂きます。
「分子技術」とは、分子の特性を活かして目的とする機能を発現させ、社会に貢献する材料・デバイス等の創製に供するための一連の技術で、物理学・化学・数学・生物学等の上に成り立つ新しい体系の確立を目指しています。2012年度から文部科学省の戦略目標のもと、科学技術振興機構(JST)のCREST・さきがけで目的基礎研究が進められています。本企画では、2017年度に期間終了したCREST【分子技術】研究者の成果発表を中心に、「分子技術」のSDGs貢献へのポテンシャルを紹介し、期待される将来の姿を参加する方々と議論致します。
新化学技術推進協会の人材育成部会は大学生・大学院生が企業でエンジニアとして更に成長できるよう応援をしています。 今回はCSJ化学フェスタに集う化学系の大学生・大学院生に向けて、企業で活躍するイノベーション人材(イノベーションに貢献できる人材)になるための気づきの場を提供します。企業で活躍している先輩社員やイノベーションを成し遂げた方のインタビューを通して、「学生時代を有意義に過ごすには?」、「発想の豊かさはどこからくるのか?」など、多くのヒントが得られるはずです。 先輩社員のパネルディスカッションでは会場のみなさんの積極参加もお待ちしています。 化学系企業ってどのような働き方をしているの?どんな人が活躍しているの?など普段から疑問に思っていること、思い切ってこの場で意見交換してみませんか。